【麒麟がくる】将軍・義輝役の向井理、長谷川博己の「リアクションに助けられた」

【麒麟がくる】将軍・義輝役の向井理、長谷川博己の「リアクションに助けられた」

 先月30日よりNHKで放送が再開された、大河ドラマ『麒麟がくる』(毎週日曜 後8:00 総合ほか)。6日放送の第23回「義輝、夏の終わりに」は、サブタイトルに名前が入っている将軍・足利義輝(向井理)と主人公・明智光秀(長谷川博己)の関係がどう描かれていくのかが見どころ。義輝を演じる向井も「第23回の十兵衛(光秀)とのシーンは、将軍とは言え一人の人間の危うさのようなものがあり、印象的でした」と、語っている。



【写真】信長の家臣となった藤吉郎(佐々木蔵之介)にも注目



 第23回では、義輝の文を手に織田信長(染谷将太)のもとに向かった光秀。しかし肝心の信長は美濃攻めに苦戦しており、話どころではなかった。代りに取り次ぎを任された藤吉郎(佐々木蔵之介)から、京で三好長慶の子らによる義輝暗殺計画の噂があると聞く。しかも裏で糸を引いているのが松永久秀(吉田鋼太郎)であると知り、衝撃を受ける。すぐに大和の松永のもとを訪ね、その真意を問いただすも、松永は「義輝はもはや将軍の器ではない、このままでは世が治らないので、殺しはしないが追放するつもりである」と告げる。



 義輝について、向井は「長く続く足利の時代にあって、その終焉の始まりにあたる人物だと思います。重んじてきた伝統と、時代と共に押し寄せる新たな勢力の狭間で揺れる難しい情勢の中で懸命に生きていたのだと想像します」。



 演じる上では「没落してゆく将軍家を感じながら、武家の棟梁であるプライドも持ち併せているところ」を大切にし、「13代目まで続いてきた重みと、いずれ滅びる儚(はかな)さを両立させることは意識してきました」。



 本作において、義輝にとっての光秀は「将軍という立場上、周りに意見されるとこともあまり無く、神輿に担がれている状態だったと思います。その中で将軍の権威失墜も感じつつとても息苦しさを感じていたところ、自分でも感じていた将軍とはかくあるべきということをスパッと言われた。その誠実さと勇敢さに心打たれたと思います」と理解。



 光秀を演じる長谷川とは今作が初共演となり、「役柄の立場はありますが、こちらがいろいろと吸収できればと思っていました。長谷川さんとのシーンは私が話すことが多く、長谷川さんはそれに対してリアクションする事が多かったです。リアクションはとても難しく、一つのリアクションでシーンが左右されます。それをとても丁寧に演じておられて、とても助かりました」と、振り返る。



 史実では、三好長慶が病死した後、将軍権力の回復に執念を燃やす義輝を看過できない三好氏の一族・重臣である“三好三人衆”などに襲撃され、戦死する。一説では、この時、義輝は縦横に刀を振るい、奮戦したという。『麒麟がくる』では、どのような最期を迎えるのか。向井には「武家の頭領らしく、勇ましく散ることができたら」との思いがあったようだが、果たして…。
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