大坂なおみ、全米OPテニス 2年ぶり2度目の優勝 「たとえ小さなメッセージでも発信したいと思った」

大坂なおみ、全米OPテニス 2年ぶり2度目の優勝 「たとえ小さなメッセージでも発信したいと思った」

 新型コロナウイルス感染防止のため、無観客、メディア規制などさまざまな対策が行われている中、8月31日に開幕した全米オープンテニス。日本時間13日、女子シングルス決勝が行われ、大坂なおみ選手が、ビクトリア・アザレンカ選手(ベラルーシ)と対戦し、1-6、6-3、6-3で勝利した。大坂選手は2018年の初優勝以来、2度目の優勝。決勝後の大坂なおみ選手のWOWOW独占インタビュー&WOWOWテニスアンバサダーの伊達公子氏のコメントが公開された。



【写真】優勝トロフィーにキスをする大坂なおみ選手



 大会中、大坂選手は、米国で警察官の過度な制圧によって黒人男性が死亡した事件をきっかけに起きたBLM(Black Lives Matter/黒人の生命も大切だ)運動として、黒人に対する人種差別や警察による暴力の犠牲者の名前が入ったマスクをして登場したことも話題になった。



 WOWOWでは、大坂選手の2年ぶりの全米優勝を記念して、優勝記念特番『全米2度目の制覇! 世界が称賛する大坂なおみ 絶対女王への道のり』と、全米での大坂選手の戦いを全試合一挙リピート放送することが決定。



 18年の全米初優勝から、グランドスラム3度目の優勝となる今回の全米優勝。優勝記念特番では、今回の全米での激闘を、大坂選手本人や陣営のインタビューを織り交ぜ、WOWOWテニスアンバサダーの伊達公子氏らとともに振り返る。さらに、大坂選手が今後女子テニス界の“絶対女王”になるための道のりを探っていく。



 なお、新型コロナウイルスの影響で開催時期が変更となった全仏オープンテニスは、今月27日に開幕。今年最後のグランドスラムもWOWOWで連日生中継する。



■大坂なおみ選手の決勝後インタビュー(WOWOW独占)



――今の気持ちは?



【大坂】とてもハッピー。まだ現実とは思えないし、何が起こったか分からない状態だけど、トロフィーが膝に乗っているので優勝したんでしょうね。



――試合に関して。あなたは1セット目、普段通りではなかったように見えました。やはりすごく緊張しましたか?



【大坂】とても緊張していて足が動かなかった。試合が進むにつれてやっと慣れていきました。



――1セット目を取られて、自分に何と言い聞かせましたか?



【大坂】もっと自分を追い込み、ポジティブな姿勢で行こうと言い聞かせました。

彼女があのレベルを維持するなら彼女が勝っても仕方ない、と思いました。



――コロナの自粛時間、黒人差別のデモ参加、前哨戦のボイコット、太ももの怪我…いろんなことを経ての優勝でした。このジャーニーを振り返ってどんな思いですか?



【大坂】毎日が新しい挑戦でした。ものすごい出来事だったと思う。1週間くらい経てば振り返っていろいろ話せると思うけど、今は終わった決勝のことしか考えられません。



――今回、テニスファンだけでなく、世界中の多くの人の心に感動を与えたと思います。あなたの優勝は世の中にどんなインパクトを与えたと思いますか?



【大坂】コートに立てばテニス選手として戦うだけですが、自分の置かれた立場を利用できるなら、たとえ小さなメッセージでも発信したいと思いました。



■伊達公子氏のコメント



――2セット目序盤までのアザレンカ選手優勢の流れから、大坂選手が逆転できた要因は?



【伊達】試合が終わって、勝ったからこそ「耐え続けられたこと」、「メンタルの強さ」が勝因と言えるのですが、第2セット0-2の第3ゲームを取ることができたのが1つのキーになったと思います。2セット目序盤までは、アザレンカ選手の調子が良すぎて、大坂選手が良いボールを打てていてもあまり効かず、何をして良いのかわからなくなった部分もあると思います。そのなかで、あのゲームでは(ラリー中)無理に行かず、ペースを落としたのが良かったのではないでしょうか。ギリギリの状況で切り替えられたのは、やはり勝ちたいという執念ではないかと思いますね。作戦的に変えたというよりは、とにかく何か道を作るために、しがみついたメンタルの強さが大きな要因ではないでしょうか。



――試合解説中、今までの2度のグランドスラム優勝と今回の優勝は意味合いが違うとおっしゃっていましたが、どのような違いがありますか?



【伊達】1回目の優勝の時は、グランドスラムに勝つという目標は持ちつつも、あまり現実味のない中で、勢いもあり勝ってしまったという感じでした。2回目も、その勢いがあっての優勝に見えました。しかしその後は、チャンピオンとしての重圧もあってなかなか勝てない時期もあり、苦しんだ時間もあったと思います。それを経て、今回は少しプレッシャーからも解放された中で、人間的な成長やチームの変更も加わって、静かな闘志を持ってもぎ取った優勝でした。大会期間中、計画的ではあるのですが、それを見せすぎず、右肩上がりに調子を上げて勝ち切ったというところが今までと全く違う優勝に見えました。



――すぐにクレーコートシーズンが始まりますが。



【伊達】ハードコートでできたことが、クレーコートでできるかといえば、まだまだ課題は山積みだと思います。クレーコートでは、勢いで勝ち進めるほど甘くはないと思います。特に今回は短期間ですので、克服できるようなことがあればもちろんすごいことではありますが。チームや、彼女自身もそれをよくわかっていると思いますので、(今回の全米優勝で得た)良いところは自信に変えつつ、いったんリセットして臨むことが大切なのではないかと思います。



■WOWOW番組情報

『大坂なおみ、2度目の全米制覇! 1回戦~決勝全7試合一挙リピート』

全てWOWOWライブでの放送



9月14日(月)深1:30~ 1回戦 vs 土居美咲

9月14日(月)深3:25~ 2回戦 vs カミラ・ジョルジ

9月15日(火)前4:55~ 3回戦 vs マルタ・コスチュク

9月15日(火)前7:45~ 4回戦 vs アネット・コンタベイト

9月15日(火)前9:10~ 準々決勝 vs シェルビー・ロジャーズ

9月15日(火)前10:35~ 準決勝 vs ジェニファー・ブレイディ

9月15日(火)後1:00~ 決勝 vs ビクトリア・アザレンカ



優勝記念特番『全米2度目の制覇! 世界が称賛する大坂なおみ 絶対女王への道のり』

WOWOWライブ:9月21日(月・祝)後0:30~



■WOWOWテニスオフィシャルサイト https://www.wowow.co.jp/sports/tennis/
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