田中珠里、『荒ぶる季節の乙女どもよ。』本郷先輩“再現度”の裏に悔し涙あり

田中珠里、『荒ぶる季節の乙女どもよ。』本郷先輩“再現度”の裏に悔し涙あり

 『別冊少年マガジン』(講談社)にて連載されていた漫画『荒ぶる季節の乙女どもよ。』(原作:岡田麿里、漫画:絵本奈央)の実写ドラマ版がMBS/TBSドラマイズム枠で放送中。色恋沙汰とは縁遠い学生生活を送っていた文芸部に所属する女子高校生5人が、あるきっかけからこれまで目を逸らしてきた自らを取り巻く”性”に向き合い、”性”に振り回される日々を描いた作品だ。“荒ぶる”女子高生を演じるのは、山田杏奈、玉城ティナ、横田真悠、畑芽育、田中珠里の5人。新進気鋭の女優たちが名を連ねる中、“原作の再現度が高い”と話題となっている、文芸部2年・本郷ひと葉役の田中珠里にインタビューした。



【写真】ドラマ『荒ぶる季節の乙女どもよ。』本郷ひと葉のシーン



 文芸部の仲間から「女子高生ながら、謎の作家オーラを醸し出している」と一目置かれる本郷先輩は、自ら執筆した小説を出版社に持ち込んでいるが、「セックスを知らないで文学は語れない」と、エロチャットで出会った「ミロさん」と「チャットじゃなくて。実際にしてみたい」と、思いがけない行動に出る。



 「原作が大好きで、以前から読んでいて、実写化してほしいな、と思っていたので、それが実現すると聞いて、ぜひとも出たい、と思いました。オーディションで本郷ひと葉役を演じた時、(酒井麻衣)監督から『ちょっと違うな』と言われたんです。自分がイメージしていたひと葉が『違う』と言われて悔しくて、審査員の皆さんの前で思わず泣いてしまったんです。ダメだと思っていたけど、結果は合格。本読みまでに、原作を読み直して、アニメも見返して…。監督と再会するまで、ドキドキでした。ひと葉になりきって演じることだけに集中して本読みに臨みました」。



 原作ファンから「イメージと違う」と言われるのと、演出家に「違う」と言われるのは次元の違う話。結果として、第1話放送後、ネット上で「文芸部員ほんとにみんな可愛い!! 何より本郷先輩の再現度高すぎてびっくりした」「本郷先輩とかとくにそのまますぎてすごいよ…声も雰囲気も」「原作から飛び出てきた感じですご」「アニメの喋り方まんまでびっくりしちゃった」などと、原作&アニメファンから称賛の声があがったことで、悔し涙も報われたに違いない。



 「ひと葉は真っ直ぐで、思ったことをはっきり言うんですが、感情は顔や態度にあまり出さない。山岸先生に小説を酷評され、先生に認めてもらおうといろいろ行動していく負けず嫌いなところもあります。山岸先生を見返したいひと葉の気持ちと、オーディションの時の悔しさが重なって、未熟な自分を乗り越えてひと葉を演じるモチベーションになった気がします」



 ヘアメイクで見た目を似せるだけではなく、気持ちを込めて、しっかりとキャラクターを浮かび上がらせることができる力を見せつけた田中。2018年までアイドルグループ「X21」のメンバーとして活動していた経験があり、地下アイドルを題材にしたドラマ『だから私は推しました』(19年、NHK)に出演して注目を浴びた。今年から環境をかえ、「やりたいことを全部やっていこう」という意気込みでいた矢先の緊急事態宣言。



 「家で映画を観たり、ゲームをしたり、漫画を読んだりして過ごす日もあったんですが、オンラインで行うオーディションを受けたりしていました。固定したスマホのカメラに映る範囲内で動くのは難しいな、と思うところもありましたが、カメラテストをしているのと同じ。ひと目を気にせずのびのびできたので、私はオンラインのオーディションも好きでした」



 回を増すごとに“荒ぶっていく”ドラマ『荒ぶる季節の乙女どもよ。』のほかにも、今月11日に公開された映画『妖怪人間ベラ』の前日譚ドラマ『妖怪人間ベラ~Episode 0~』(各種動画配信サービスで視聴可能)に副島かおる役で出演中。「いつどんなチャンスが巡ってきてもいいように、一つひとつ目の前のことを丁寧にやっていきたい」と、話していた。



■『荒ぶる季節の乙女どもよ。』放送・配信情報

MBS:毎週火曜 深0:59~

TBS:毎週火曜 深1:28~ 

TVer、MBS動画イズムにて見逃し配信中

TSUTAYAプレミアムにて独占配信中
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