明日海りお、『ムーラン』声優初挑戦「新しいことを始めるのに、遅すぎるということはない」

明日海りお、『ムーラン』声優初挑戦「新しいことを始めるのに、遅すぎるということはない」

 今月4日よりディズニー公式動画配信サービス「Disney+(ディズニープラス)」で独占配信されている映画『ムーラン』で、主人公ムーラン(リウ・イーフェイ)の声優を務める、元宝塚歌劇団花組トップスター・明日海りおに、吹替声優初挑戦の感想や今後の抱負を聞いた。



【写真】ディズニー映画『ムーラン』場面写真



――宝塚退団後、最初の仕事がこの『ムーラン』日本版声優だったそうですね。



【明日海】もともとディズニー映画が好きで、やってみたいと思っていたので、オーディションのお話をいただいた時は、鳥肌が立ちました。洋画の吹替はもちろん、映像作品で芝居をした経験もなかったので、何にこだわるべきかもわからない状態でした。収録では、とにかく必死に、監督のアドバイスを100%信じてついていった、という感じでした。一方で、アクションシーンでの力強いかけ声や息づかいなど、宝塚歌劇団で男役として活動してきた経験を生かせるものもありました。



――吹替初挑戦と宝塚の男役の経験がハイブリッドした、明日海さんにしか表現できない日本版ムーランが誕生しました。完成した映画をご覧になっていかがでしたか?



【明日海】アクション、美しい映像、壮大な音楽との相乗効果であっという間! 自分の吹替が気になりつつも、見入ってしまいました。そして、見終わったあとに、心がジーンと温かくなる感じ…、やっぱりディズニーだなと思いました。すべてのものが効果的に組み合わさって作品ができ上がる、奇跡を見たような気分にもなりましたし、ムーランのように自分らしい人生を一生懸命生きている人にハピネスは宿るんだな、という勇気ももらいました。アニメーション版の『ムーラン』も観ていましたが、今、このタイミングでムーランに巡り会えて感謝しています。



――ムーランのほかに気になるキャラクターはいましたか?



【明日海】ミステリアスな魔女シェンニャン(コン・リー)ですね。敵対してはいるけれど、戦いの世界で女性として生きるという共通点がある。シェンニャンと向き合って話すシーンにはひきつけられ、包容力や安心感、不思議な魅力を感じていました。それと、シーンとしては少ないのですが、ムーランと妹のシウ(ザナ・タン)のシーンも好きです。私は一人っ子なので、姉妹のやりとりが微笑ましくもあり、シウのお姉ちゃんを演じられて純粋にうれしかったです。格好良さでいうと、タン司令官(ドニー・イェン)の役をやりたいな、って思いました(笑)。



――明日海さんが演じるタン司令官、見てみたいですね(笑)。女優として新たな一歩を踏み出した心境と抱負を改めてうかがってもいいですか?



【明日海】シェンニャンの日本版声優を務めた小池栄子さんから、「いままで宝塚で長年積み上げてきたキャリアを捨てて、新たな世界に飛び込むなんて、すごく勇気あることだと思う」というお言葉をいただいたんですが、確かに、いままで育てていただいた宝塚の世界から、何もかもが違う世界に飛び込んだような状況で、またイチから出直しです。それでもめげずに、新しいことを始めるのに、遅すぎるということはない、と信じて、果敢に挑んでいきたい。舞台でも、映像でも、写真でも、求められる場所で、その場にあった自分らしい表現を発揮できる、それが理想。自分でぶつかってみて、肌で感じて、いろいろ吸収して、根気よく、進化し続けていくぞ、という意気込みを持ち続けていたいと思います。



■映画『ムーラン』



 ディズニー・アニメーションの傑作『ムーラン』の主人公として愛されてきた少女ムーランの物語を実写映画化した、空前のファンタジー・アドベンチャー。愛する父の身代わりとなり、男性と偽って兵士となったムーランは、家の守り神である“不死鳥”に見守られながら、厳しい訓練と努力を重ね、驚くべき戦闘能力を開花させていく。闘いの日々の果てに、彼女を待ち受ける運命とは? そして、“本当の自分”と“偽りの自分”の間で葛藤する彼女が最後に下す決断とは…?  ディズニープラス会員、プレミアアクセスで独占配信中(※追加支払いが必要。詳しくはdisneyplus.jp へ)
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