“かわいいの追求”と“コンプレックス解消” 「整形」で得た自信でアイドルになった女性たちのその後

“かわいいの追求”と“コンプレックス解消” 「整形」で得た自信でアイドルになった女性たちのその後

 近年、今まではタブーとされていた、整形を公表して活動をするアイドルが増加してきている。そんな中、ある2人のアイドルがTwitter上で整形を告白して話題に。1人目は、32歳で上京し、年齢非公開で原宿系アイドルになったMiRichanさん。美を追求していく中で美容整形を決意し、その後、実年齢が38歳だと公表した整形本を出版して驚きの声が上がった。現在はアイドルユニット・美DOLLを結成して活動中である彼女が、取材当時に語った人生観とは?



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■「満足して生きていくためのひとつ」 30歳を過ぎてからの整形にも迷いはナシ



 最初は整形手術は遠いものだと思っていたが、知り合いの術後を見て整形することを決めたというMiRichanさん。30歳を過ぎてからの整形にも迷いはなかった。



 「病院に行くまでは、『したいけど…でもやっぱいいや』っていうのはありました。でも、行ってしまえばもう迷いはなくて、『この先生の言う通りにしたら、今より可愛くなるんだ』って」



 一般的には「整形手術をしたい人=自己評価が低い人」というイメージがあるかもしれないが、MiRichanさんは真逆のマインド。整形をする前も「『可愛い』を仕事にできていたので、自分の『可愛い』には自信があった」と著書で述べている。



 「もちろんコンプレックスもありましたし、自分に自信はあるけど『私なんて需要がない』って思ったりもするし…。でも、誰でもそうだと思うんです。私は人前に立つことが子どもの頃からの夢だったので、ずっとそこを目指してやってきた感じです」

 「女の子って『可愛い、可愛い』言われて育てられるじゃないですか(笑)。可愛くいなきゃとかそういうのが多分人より強くあったのかな。『可愛い』への執着が人よりもあったから今でも諦めずに『可愛い』を目指してきたんだと思います」



 暗くいるよりも気分良く楽しくいれば、環境はどんどん引き寄せていける。結局は、「満足して生きていくためのひとつとして整形をした」と語るMiRichanさん。ただ、900万円をかけた整形でも人生観は特に変わっていないという。



 「もっと自分に自信が持てたので、変わってなくはないのですが…むしろ、今までの自信は何だったんだって(笑)。整形前も可愛いと思ったんですけど、『なんでその顔で可愛いと思っていたんだろう?』とか(笑)。でも、今は普通に鏡を見るのも楽しいし、私生活で遊ぶのも楽しいですね。整形をしたことが人生のプラスになりました」



■母からの手紙で心境に変化 “プチ整形の沼”から抜け出せた理由



 2人目は、小学校教諭だったがアイドルの夢を諦めきれず、生まれつきコンプレックスだった顎の手術後にアイドルデビューを果たしたあさみさん。その後「整形、親にバレてた」というコメントと共に母親からの手紙を載せた投稿には、12万件ものいいねがついた。



 中学生の頃から、目のクマがコンプレックスだったあさみさん。社会人になり皮膚科に行った際に、「クマじゃなくてたるみ(脂肪)で、手術をすれば治るよ」と言われ、“目の下のたるみ取り”を行ったのが初めての整形だった。そのとき、貯まったポイントを使って鼻筋と顎にヒアルロン酸も入れ、自分的に可愛くなれた気がした。そこからはボーナスが入る度に、プチ整形をするようになっていった。



 そして、一大決心となったのは顎の手術。顎変形症で子どもの頃から顎が左右非対称だったが、口腔外科や歯科では、治すには骨を切るしかないとの診断が。恐怖心や費用の問題などから、「もう一生付き合っていこう」と思っていたという。ところが、あることが原因でその考えが一変。



 「匿名掲示板でのひと言がきっかけでした。大学時代にコンセプトカフェで働いていたのですが『顎が歪んでてかわいくない』と私の名前が書いてあったんです。当時は知らず、先生をやっている時にたまたま発見したのですが、今まで我慢していたものが一気に崩れてしまって。そこから顎変形症の専門医を探して、医療ローンを組んで、手術することに決めました」

 「本当にやってよかったです。かなり消極的な性格だったのが、積極的に前に出られるようになり、行動力が上がりました。写真を撮られるのも苦手でしたが、カメラの前で緊張しないようになりましたし、笑顔も増えました」



 そんな手術後のある日、自撮り写真をアイドル活動用のTwitterに載せたところ、「ごめん、言いづらいんだけど整形した?」と母親からLINEのメッセージが。そのときは「してないよ」と返信をしたが、その後送られてきた仕送りの野菜のダンボールの中に、娘への愛情と心配の思いが綴られた母親からの手紙が入っていた。その手紙を読み、母親の気持ちを想像していくうちに、あさみさんの心境にも変化が訪れたそうだ。



 「今までは自分が満足いくまでキレイになりたいと思っていたんです。でも、母の手紙をきっかけに、『もう整形はいいかな』と思うようになりました。ないものねだりをやめて、今自分のあるものに目を向けられるようになったというか。今も自分の顔に満足はしていないですが、どこかを整形しようとは思わないです。それが、母からの手紙をもらって一番ありがたかったことです」



 あさみさんは現在、『ミスiD2021』にエントリー中で、今後は自分が痛感した心ない一言やアンチコメントなど、言葉の重みをテーマに発信していきたいとの思いがある。



 「みんな、何かしらのコンプレックスや人に言えない事情を抱えていると思うんです。相手にそのつもりがなくても、言われた言葉が傷にヒットすることもある。そもそも、なぜアンチコメントが発生するのか心理学を勉強したり、自分なりにいつか小説を書いたりして、言葉の重みを伝えていけたらと思っています」
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