『ヒプマイ』イケブクロ&オオサカからファンにエール「這い上がる力・めげない気持ち感じ取って」

『ヒプマイ』イケブクロ&オオサカからファンにエール「這い上がる力・めげない気持ち感じ取って」

 音楽原作キャラクターラッププロジェクト「ヒプノシスマイク-Division Rap Battle-」の月1レギュラー番組『ヒプノシスマイク Division Variety Battle @ABEMA』が、ABEMAで9月26日に配信された(1週間アーカイブ視聴可能)。初回放送の収録後、イケブクロ・ディビジョン「Buster Bros!!!」から山田一郎役の木村昴、山田二郎役の石谷春貴、山田三郎役の天崎滉平(崎=たつさきが正式表記)、オオサカ・ディビジョン「どついたれ本舗」から白膠木簓役の岩崎諒太、躑躅森盧笙役の河西健吾、天谷奴零役の黒田崇矢の6人が、バラエティー番組に挑戦してみての心境やメンバーに対する印象、無観客で行われた5thライブやアニメについて、そして今だからこそヒプマイファンに伝えたいことを語ってくれた。



【別カット】オオサカ&イケブクロの6人が一堂に!



■ヒプマイ声優がバラエティー挑戦 初回はイケブクロ&オオサカ



――ヒプマイ声優がそろってバラエティー番組に挑戦。内容的にも“濃いめ”ですが、収録を振り返っていかがですか。



【木村】全力のバラエティーです。声優の番組はたくさんありますが、またちょっと違う雰囲気があった方が面白いのかなとは思いました。これまで(個人で)生放送の番組などもやらせていただきましたけど、『ヒプノシスマイク』で番組をやらせていただくというのは、めちゃめちゃめでたいし、すごいこと。最初はちょっと緊張もしました(笑)。『ヒプノシスマイク』を知っていただくという意味では、素敵な番組だなと思います。



ただ、実際やってみると、普通でいいんだなと思えたので、次のディビジョンの人たちへアドバイスをおくるなら、いつもどおりの方がいいよってことですね。



【岩崎】今の時代の“ザ・バラエティー”という感じがしてすごく面白かったですね。生放送やライブを経てからのディビジョンごとの絡みというのが楽しくて、チームの絆も深まった感じがしますし、より一層ヒプノシスマイクがどんどん濃いコンテンツになっていくんだなという気がしました。いろんなディビジョンと絡んでいける機会があるのは光栄。すごく楽しかったです。



【天崎】バラエティー初挑戦でしたが、普段よく話しているイケブクロの3人で挑めたし、生放送やライブでご一緒しましたが、オオサカとの絡みは少なめだったので、イケブクロとオオサカがこうやって相対してバラエティーできるのは楽しかったです。



あと各ディビジョンの地域に関して知らないこともたくさんあったので、勝っていくためにはさらに勉強しなきゃいけないな、改めて池袋のことをもっと知りたいなと思いました。



――レペゼンとしての知識や愛が問われるご当地クイズコーナーは、たしかに難問ぞろいでした。



【木村】そこからくるんだっていう。面白い角度で新しい発見もありました。もっとキャラクターの「生年月日は?」とか「身長は?」など、キャラクターや作品に寄った内容かと思いきや、まさかのビックカメラの歌詞って、そこは山かけていませんでした(笑)。そういう点はめちゃめちゃ面白かった。受験対策として“塾”をもう5個ぐらい増やさないといけないかな(笑)。



――ヒップホップに限らず地域のちなんだ問題というのも面白いですね。



【石谷】バラエティーは初めてでした、いろんなことに挑戦するんだな、と。なかでもデシベルで声の大きさに挑戦する企画は、普段マイク前に立ち編集さんやミキサーさんが調節してくださるものなので、それが数字で表されることはない。逆にどれだけ大声出してもいいのかなみたいなのも、ちょっと興味があるなと感じました。めちゃくちゃ楽しかったです声優のスキルとラップのスキル…やっぱり勝つには塾もう5個ぐらいいりますね(笑)。



【木村】家庭教師もつけよう!



――塾に家庭教師、ハマれば無双できそうですね(笑)。オオサカの皆さんはいかがでしたか



【黒田】バラエティー、難しいですね。どのカメラを見たらいいのか、(MCの)アルコ&ピースさんがしゃべっている時に入っていっていいものなのか邪魔なのかどうなのかというのを考えちゃって考えちゃって。



あと私の立ち位置って、オオサカをすごくひいきした方がいいのか、本当にいつも悩みます。「オオサカだぜ!」とも言いにくいし、かといって「オオサカ知らねぇし」とも言えない立場なのかなっていう。正直、池袋の問題はほとんどわかっていましたから。私の立ち位置って難しいなと、つくづく思いました(笑)。





【河西】バラエティー初挑戦ということで、わかりやすくしてくださっていてありがたかったのですが、カメラはどれを見たらいいんだろうとか不慣れな自分がいました。また他のディビジョンが来てやっていくと思うので、どんどん続いていって、ゆくゆくは『東京フレンドパーク』みたいなことをやってみたいですね。



【木村】黒田さんが壁にベタって張り付いているのを見たいし、速水(奨)さんのも見たい。面白そう(笑)。



――個人的にも興味ありますし、皆さんがそういった企画にトライしているところも純粋に見てみたいです。今回やってみて、今後こんな企画にチャレンジしてみたいというのは何かありますか?



【木村】時代が落ち着いたら、それぞれのディビジョンを歩いて食レポとかいいのでは。



【天崎】:『芸能人格付けチェック』みたいに「どっちが池袋の店のものでしょうか」的な感じで食べるというのも面白そう。



【木村】:Aの部屋、Bの部屋っていうのをやりたい!「黒田さんがいる。じゃあ違うなぁ」とか(笑)。



■ライブ、バラエティー番組を通して深まった絆



――バラエティーでの共演というのはライブなどともまた違うと思いますが、お互いの印象はどうですか?



【木村】ライブの時の岩崎さん、めちゃめちゃカッコいいのに、バラエティーになった途端、自信なくなるんですね。全力でいくけど”翼”を持たずして飛んでいるから(笑)。前方確認せずとりあえず飛んでしまうのが岩崎さんの魅力です



【岩崎】ありがとうございます(笑)。イケブクロはもう完成されていますから。バラエティーでもステージ上でも変わらず、いつものイケブクロがそこにあるみたいな安定感が半端ない。



【黒田】何みんな不安そうな顔して見ているんだよ(笑)。



【岩崎】僕のコメントが大丈夫かってこと?



【木村】“翼”の確認でした。



【黒田】だんだん諒太君のしゃべりが好きになってきた。着地を見失っているなとは思ったけどクセになる(笑)。



【木村】そうなんですよ! クセになってくる。アンガールズさんの“ジャンガジャンガ”みたいな、「もうやばい!」ってときに使えるネタを作りましょう!



【岩崎】いっそ募集しましょう(笑)。



■無観客ライブで感じたコンテンツの“パワー”



――ヒプマイといえばライブも大きな魅力の一つですが、今年3月29日に開催された『ヒプノシスマイク -Division Rap Battle- 5th LIVE@AbemaTV』は、配信で大反響を呼びました。新型コロナウイルスの影響で無観客となりましたが、普段のライブと何か違いはありましたか?



【木村】大きく違う点としては、お客さまが画面越しだというところとスタジオでのライブが初めてだったこと。ステージでのライブもカメラの方はいますが、まったくもってカメラに向かってというのは、お客さまが目の前にいらっしゃらないから緊張しないですむかと思いきや、カメラはカメラでまためちゃめちゃ緊張しちゃって。



そういった違いはありましたけど、ライブに挑む心持ちとして変化はないのかなという感じで、ファンの皆さんに楽しんでいただきたい一心でしたね。



【天崎】カメラワークをこだわって作ってくださったことにより、ライブの方が盛り上がる曲であったり、演出を細かくカメラワークとかを意識した方が完成度の上がる曲だったりがあるのかなというのに気づいたのは、面白かった。



今度は実際に(有観客)ライブに戻った時どういう見せ方を皆さんにしたらより楽しく盛り上がれるのか、勉強になりました。



【石谷】お客さんの姿が見えないというのがすごく怖くもあったし、ライブ会場にいらっしゃるよりも大人数の方がいらっしゃるということへのプレッシャーが結構強かったです。



ただ楽屋がすごく近くて、距離を取りながらみんなで見ていて、盛り上がりつつ「次頑張ってきてね」というのを言えたのは、僕の中では支えになりましたし、メンバー同士が一緒に作っている感じとスタッフさんやダンサーさんなどと合わせて一緒に作っている感じが強くあって、お客さんは直接見えないけど一体感がすごく出ていた試みだったのかなと感じました。



――無観客だったからこそ発見したポイントや、チャレンジできた要素があるのですね。オオサカの皆さんは初ライブが無観客となりましたが、振り返ってみていかがですか。



【岩崎】自分の人生で初めてのライブだったので比較はできませんが、通常のライブができない状態でもこれだけのものが出せるというコンテンツの強さを感じました。



ただお客さんがいなくてもめちゃめちゃ緊張しました(笑)。どこのカメラを見ればいいのかなど何もわかっていない状態からスタートしましたが、とにかくその時は自分が白膠木簓であることを意識ながらやっていました。



そういったステージに立てたというのは、自分の中でも自信になったし達成感もあった。それを全国、全世界の皆さんに贈ることができたことを誇りに思うというか、自分の中で一つ変わったなというところではあった。いつかお客さんを入れたライブをやりたいですけど、確実にステップが上がったという気がします。



【河西】5thライブまではオオサカ・ディビジョンはCD音源しかなかったので、どういった形でもライブをやらせていただけというのは、すごくありがたかったですね。時代がどういう感じになるかはわからないですけど、これからもっともっとお客さんを入れてライブもしたいし、もっともっとたくさんの人に「オオサカってこうだよ」「他のディビジョンってこうだよ」というものを見せていきたいですね。



【黒田】初めてラップを人前で披露したのですが、かなり練習したので絶対的にやりたかったんです。もちろん予定通りやれたら一番良かったのですけど、どんな形であれやれたことはとても良かったですしうれしかった。



最初ラップってよくわからなかったから、4thの時に大阪城ホールで4ディビジョンのパフォーマンスを見ていて、「あの歌詞を全部覚えているの!?」って感じました。ただ、私も舞台をやっていた時に「セリフ全部覚えるんですか」みたいなのをよく言われていた感覚で、「ラップ全部歌詞覚えているの」と思っていましたが、自分もやれなければいけない。この年老いた脳にそれができるのかなと思っていたら、意外といけるもんだなって(笑)。



覚えないとどうにもならないというのがちょっと不安だったけど、全体曲や3人曲、ソロも含め、自分のパートは全部覚えられ、それを披露できたのがうれしかったのはありますね。



■楽しみを欲しがりつつ、待っていてほしい



――10月2日からは満を持してテレビアニメ『ヒプノシスマイク -Division Rap Battle- Rhyme Anima』の放送が始まります。イケブクロの皆さん、見どころなどを教えてください。



【木村】第一にキャラクターたちが動いているところが最高だなって。3年間ここまでやってこられたという自信もありますが、動いているってビッグニュース。そこがまず楽しみですね。



あとはラップを披露するシーンをとにかく見ていただきたい。ストーリーもさることながら、ラップをしているシーンはアニメーションならではの新たな表現を『ヒプノシスマイク』が見つけた感じがあり、めちゃくちゃテンションが上がったことを覚えています。きっと皆さんにも喜んでいただけるのでは。『ヒプノシスマイク』やっぱりすごいって思いました。



【天崎】彼らがどういう場所で生きていて、普段どういうことをしているのだろうということを、より深く知ることができると思う。よりキャラクターも作品も好きになっていただけるのがアニメなのではと思います。



初めて見る方でもヒプノシスマイクを知らない方でもアニメから入っていただき、どんどんヒプマイのことを好きになっていただけると思うので、まずは見てほしいです。



【石谷】地域の背景も細かく描かれていて、音楽もそこに合うよう、イケブクロらしさとかヨコハマらしさとかいろんなところが見て取れるので、余すところなく楽しめるアニメだと思います。



ぜひ何度も見て「ここ私が見つけたかも」というので友だちと共有してくれれば、また楽しみが増えるのではと感じています。「ここのあの表情が多分こういう設定にちなんだ表情なんだろうな」とか、友だちと共有していただければ。



【木村】それ、めっちゃ楽しいと思います。俺らでもやろう!



――ありがとうございます。では最後に、こういうご時世なのでなかなか現場でファンの方と触れ合えないと思いますが、各ディビジョンのリーダーから今だからこそヒプマイファンに伝えたいメッセージをお願いします。



【木村】ヒプノシスマイクをやらせていただいていて常々感じるのは、ないものを新しく作る、倒れてもただじゃ起き上がらないとか、うまい表現方法がわからないですけど、壁にぶち当たっても、ちゃんとそれを乗り越えて進んでいるように感じています。



そういうところはカッコいいなと思うし、ライブも然りで、ダメならダメなのではなく「じゃあどんな方法があるかな」というところが、『ヒプノシスマイクの』の力でありラップミュージックの魅力でもあると思います。



大変な思いをなさっている方もいらっしゃると思いますし、まだまだ辛抱が続くと思いますが、そんな時こそラップミュージックや『ヒプノシスマイク』という作品を通して、這い上がる力だったりめげない気持ちだったりを感じ取ってもらえたらいいなと思います。



皆さんのために僕らは精一杯はっちゃけてこのバラエティーもお届けして、家にいる間も笑って楽しんでもらえたらいいなという思いで頑張ります。皆さんも一緒に頑張りましょう!



【岩崎】こんな時代・状況であってもこれだけのものが出せるというのが、『ヒプノシスマイク』という作品のすごさですが、ファンの皆さんやスタッフさんらの支えがあってこそのものです。



今は我慢させられたり、じらされたりといった“押さえつけられているような状態”で、それでもこれだけのことをやれていますが、今後いろいろOKになった時に向けて爆発力がすごく貯まっている状態でもあります。



希望を捨てずに、自分も『ヒプノシスマイク』がさらにさらにもっとすごいコンテンツになるように、すごい発表、すごい曲、すごいパフォーマンスができるように頑張っていくので、皆さんにとっても期待しかない、プラスしかないものなので、日々楽しみながら、さらにさらに楽しみをほしがりつつ待っていてください!



取材・文:遠藤政樹
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