『24 JAPAN』“日本版ジャック・バウアー”唐沢寿明の覚悟「いろんな意味で自分との闘いです」

『24 JAPAN』“日本版ジャック・バウアー”唐沢寿明の覚悟「いろんな意味で自分との闘いです」

 テレビ朝日系で9日にスタートする新ドラマ『24 JAPAN』(毎週金曜 後11:15~深0:15※一部地域を除く)。このドラマは、“海外ドラマの金字塔”と言われている米国の大ヒットドラマシリーズ『24』(邦題:『24-TWENTY FOUR-』)のシーズン1をベースに、舞台を日本に置き換えてリメイクされた作品。1日=24時間の出来事をCMも含めた1話60分×全24話、リアルタイムで描く画期的なスタイルはそのままに、日本初の女性総理大臣候補の暗殺計画阻止と誘拐された家族の救出に命をかける主人公を中心とした、愛憎渦巻く人間ドラマを追っていく。



【動画】ORICON NEWS読者へ唐沢寿明からコメント



 オリジナル版でキーファー・サザーランドが熱演した主人公ジャック・バウアーにあたる、『24 JAPAN』の主人公・獅堂現馬役で主演するのは、唐沢寿明。オリジナル版『24』の大ファンだという唐沢に、“日本版ジャック・バウアー”を演じる思いを聞いた。



――オリジナル版『24』の大ファンだそうですが。



【唐沢】『24』は何十回も見ています。当時はジャック・バウアーの同僚で、哀愁漂うトニー・アルメイダが好きで、自分の携帯もCTUの内線電話の着信音にして、友達からの電話には「アルメイダ」と名乗って出ていたんですよ(笑)。この日本版のオファーが来た時に、バレたら嫌だなと思って一時期、別のものにしたけれど、出演が発表されてすぐにCTUに戻しました(笑)。



――どういったところに魅力を感じているのですか?



【唐沢】まずはストーリーですよね。あくまでもフィクションとして、とことんエンターテイメントとしてのクオリティーを追求して作られたものだから、次はどうなるんだろうというどんでん返しの興奮、続きが気になって、まさに夜が眠れなくなってしまう。もう何十回も観て、知っているのに、続きが観たくなる中毒性もありますよね。



 日本だけじゃなく世界中でブームになったというのは、家族を守るとか、自分の仕事を全うするといった、普通の人が共感できる普遍的なことを描いているからじゃないかな。若い世代にはむしろ新鮮かもしれない。



――出演オファーを受けて、どう思いましたか?



【唐沢】「あの『24』をリメイクするんだ!」と驚きましたし、まさか日本版ジャック・バウアーのオファーが僕のところにくるとは。どの作品も毎回そうですけど、今回も俳優生命を懸けて取り組もうと思いました。



――ファンが多い作品のリメイクは、間違いなく賛否両論あると思いますが



【唐沢が】過去にもリメイクもので何回か主演を務めて、いつもさまざまな意見をいただいてきましたけど、今回は僕のキャリア史上、一番賛否両論あるんじゃない?(笑) 批判や意見は何をやっても付いて回るものですから、いろんな意味で自分との闘いです。



 オリジナル版のジャック・バウアーを皆さんがどう捉えているのかわからないですけど、“コワモテの暴れん坊”的なイメージをお持ちの方も多いと思います。僕はキーファーさんのお芝居を見ていて、意外と普通の人なんじゃないか、と思っていました。普通に正義感があって、家族を愛している男が、いろいろ巻き込まれていくうちに、上司の命令に逆らったり、規則を破ったり、厳しい尋問をせざるを得なくなっていく。僕が演じる獅堂現馬も、普通の人間が巻き込まれていく感じを大事にしたいと思っています。



■オリジナル版と同じくらいの熱量で最後まで



――アクションシーンはいかがですか?



【唐沢】銃を使ったアクションは過去に何度もやっていて、担当されている方とは何度も組んでいるので、話し合いながら嘘のないように作っています。銃って弾丸が発射されると反動があるんです。以前、空砲ですが実際に銃を撃ったことがあって、ものすごく体に衝撃を受けたんですね。そういう経験もあって、細かいところから嘘のないように気をつけています。



 肉体的にも動けるように意識したトレーニングは随分前からやっています。今回、オリジナル版シーズン1をベースにしているんですが、実はほかのシーズンに比べてアクションはそんなに派手ではないんです。日本を舞台に展開する物語としては、「いや、それは嘘だろう」と白けたりしない世界観をどれだけ出せるかが勝負なんじゃないかな。



――全24話、2クールの長丁場となりますが…。



【唐沢】健康にはずっと気をつけています。ドラマでも映画でも舞台でも終わるまでは最低限責任があるので、そこは全うして、作品を届けたい。自分でセーブするところはセーブして、努力するところは努力して。でも、普通のことですけどね。



 あとは集中力を切らさないことですね。全体的に緊張感が漂う作品なので、オリジナル版で感じたものと同じくらいの熱量で最後までいいかないといけない。気が抜けないというか、ちょっとでも気の抜けた演技をしたら見透かされるから、集中力を切らさないように最後までいきたいと思います。



――ここまでの手応えは?



【唐沢】この『24 JAPAN』が自分の役者人生の集大成になるかわからないけど、人生はどっちに転んでいくかわからないから、自分でああしたい、こうしたいと思っていても思い通りにいかないことの方が多いし、あんまりあらがわずに、いまあるものを真面目にちゃんと取り組んでやる。それがなにかしらの結果につながるんじゃないかな。



 作品としては、俳優の意見として言わせてもらうとそんなに悪くないんじゃないかな。最後まで見てもらわないと視聴者の答えは出ないと思うけど、「面白かった」と思ってもらえるんじゃないかな。ちゃんと脚本が面白いし、もし視聴者がつまらないっていうなら、何かほかに原因があるはず。俳優なのか、演出なのか、わからないけど、それは思い知らされるでしょうね。いい脚本もらってこの程度しかできないのか、って。そういう意味でのプレッシャーはありますね。



――視聴者にメッセージをいただけますか?



【唐沢】DVDを寝る間を惜しんで一気に見たとか、ビデオショップに行ってもいつも借りられていてなかなか見られないとか、そういうブームを経験した世代の方も、オリジナル版を見ていなくて、日本版を先に見るという人も、次どうなる?って、ストーリーに引き込まれていくんじゃないかな。それが『24』だと思います。



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