野口五郎、筒美京平さん追悼「音楽に対する情熱を絶やさぬ様に」 「青いリンゴ」「甘い生活」など作曲

野口五郎、筒美京平さん追悼「音楽に対する情熱を絶やさぬ様に」 「青いリンゴ」「甘い生活」など作曲

 作曲家の筒美京平(本名:渡邊榮吉)さんが今月7日、誤嚥(ごえん)性肺炎のため自宅で亡くなった。80歳。訃報を受け、筒美さんが作曲した「青いリンゴ」「甘い生活」を歌った歌手の野口五郎が12日、追悼コメントを発表した。



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 野口は「ロンドン、ニューヨーク、ロサンゼルスと海外レコーディングでは『あの時はとても楽しく勉強になった』と後によく話して下さいました。25歳になったらアメリカで勉強してきたら、と言われた事もありました」としみじみ回顧。「8年程前、先生のご兄弟と僕と兄貴の四人で食事をし楽しい時間を過ごしました。その時、曲をお願いし、出来上がった曲とともに頂いた手紙に『音楽に対する情熱を絶やさぬ様に』との言葉があった。僕の宝物です」と、筒美さんから贈られた言葉を今でも大切にしていると明かした。



 そして「戦後以降、未来に続く歌謡曲、Jポップスが生き続けるのは、音楽の神様として降臨された京平先生がいらっしゃったからだと思います。今はただ感謝しかありません。心よりご冥福をお祈りいたします」と偲んだ。



 筒美さんは1940年5月28日、東京生まれ。青山学院大学卒業後の1963年に日本グラモフォン・レコード(後のポリドール、現ユニバーサルミュージック)に入社。洋楽ディレクターを勤めた後に1966年に「黄色いレモン」で作曲家デビューした。



 67年にヴィレッジ・シンガーズの「バラ色の雲」がヒット、同年、グラモフォンを退社。69年に「ブルー・ライト・ヨコハマ」で日本レコード大賞作曲賞を受賞。以降、「また逢う日まで」とジュディ・オングの「魅せられて」(1979)でレコード大賞2回、レコード大賞作曲賞5回の受賞をはじめ、多数の受賞歴を持つ。作曲した作品は3000曲弱。



 近藤真彦「スニーカーぶる~す」(1980)「ギンギラギンにさりげなく」(1981)、NOKKO「人魚」(1994)、小沢健二「強い気持ち、強い愛」(1995)、KinKi Kids「やめないで,PURE」(1999)、TOKIO「AMBITIOUS JAPAN!」(2003)など多数のヒット曲や、アニメ主題歌「サザエさん」(1969)などを手掛け、日本を代表する作曲家として長年活躍してきた。
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