渡辺謙、いいところはみんな豊川悦司が持っていった!? 『逃亡者』で共演

渡辺謙、いいところはみんな豊川悦司が持っていった!? 『逃亡者』で共演

 俳優の渡辺謙と豊川悦司が25日、都内で行われたテレビ朝日開局60周年2夜連続ドラマスペシャル『逃亡者』の制作発表会見に出席。2人とも、新型コロナウイルスの流行収束・終息を願いつつ、昨年の今頃は「逃走中だった」(渡辺)という本作の見どころなどを語った。



【写真】来年の抱負を漢字一文字で合わすとしたら…書で答えた渡辺謙&豊川悦司



 同ドラマは、1963年~67年にかけてテレビシリーズとして世界を席巻した、往年のサスペンスアクション(93年にはハリソン・フォード×トミー・リー・ジョーンズのタッグで映画化され、世界中で大ヒット記録を打ち立てた)を、現代の日本に舞台を移してストーリーを再構築。妻殺しの容疑を晴らすため逃亡する主人公のエリート外科医・加倉井一樹(渡辺)と、加倉井を執拗に追い詰める警視庁広域捜査班班長・保坂正巳(豊川)の追われる者VS追う者が織り成す人間ドラマや、逃走・追跡劇のスリルとアクション、真犯人探しのミステリーを、約2時間×2夜連続のボリュームで描く。



 放送日が12月5日・6日の土日の夜に決まり、渡辺は「幸か不幸か、皆さんが家にじっとしていないといけない時期に2夜連続、土日に放送されるのはよかったかな、と思っています」と前向きにアピール。豊川も「ホッとしています」と笑顔を見せた。



 2人が共に出演している作品は本作で3作目となるが、これまでも、今回も「同じシーンの中で顔を合わせて芝居をするシーンはほとんどない」と渡辺。「だいたい僕は、泥だらけか、血だらけか、こそこそ逃げ回っているか。逆に豊川くんは、ジーンズに革ジャンでえらくかっこいい。スタイリッシュに走って、銃を構えて、みんなに司令を出して…。いいところはみんな持っていっちゃった」と、感想を語った。



 豊川は「そんなことないと思いますけど」と恐縮しつつ、「同じフレームに収まることはなくても、現場に謙さんがいると、一挙手一投足を見てしまう。謙さんはこのせりふでどんな芝居をするんだろう、このシーンについて監督とどんな話をするんだろう、というのを垣間見ることできるだけで貴重。生きる教科書です」と、限られた機会の中でも学ぶことが多かったという。



 秩父の山の中をずぶ濡れになって逃げる場面などもあり、体を張ったアクションも多かった渡辺は「60周年の記念作品で、僕も60歳だったもんですから、こんな激しい作品だったかな、って途中で後悔したくらい」といいながらも、「ヒーローが活躍する話ではなく、普通の外科医が殺人犯として罪を着せられ、逃走する話なので、あまり華麗な動きは求められていないことから、全部自分でアクションをやらせてもらいました」と、ハリウッドでの経験なども注入。埼玉高速鉄道の協力を得て、走る電車の中でのアクションシーンでは、「生まれて初めて走る電車の中でのアクションは、思ったよりG(重量)がかかってリハーサルどおりにはいかず、つり革や手すりにもガンガン当たったりしたんですが、興奮しました。かなり面白いテイクが撮れたと思う」と、自信をのぞかせていた。



 来年の抱負を漢字一文字で合わすとしたら、というリクエストに渡辺は「脱」、豊川は「握」と書いて答えた。



 渡辺は「全国、全世界が思っていると思います。『脱ぐ』ではありません、脱コロナです。人と人との関係性を遮断され、社会そのものが否定されたような1年だったと思う。来年は、みんなで笑いあって、飲んだり食べたり、我々のお芝居も普通にできるような、世界になることを切に願っています」。



 豊川は「今年は、誰とも握手していないな、と思いました。きょうも謙さんと久しぶりにお会いして、いつもだったら握手したと思うんですが、できない。人間同士の触れ合い、一瞬でも体温を感じ合うことはすごく大事だと思います。今、コロナで断ち切られているのは残念ですが、来年は人類がコロナウイルスを掌握できるようになって、打ち勝てるように、また握手ができるようにという願いを込めてこの字を選びました」と、それぞれ話していた。



■放送情報

12月5日(土) 後9:00~11:05

12月6日(日) 後9:00~10:55
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