普通のおしゃれが好きという感覚から世界へ飛び出した、AMERIデザイナー

普通のおしゃれが好きという感覚から世界へ飛び出した、AMERIデザイナー

9月は世界各都市でファッションウィークが開催されました。そんな中、私のいるバンクーバーでもバンクーバーファッションウィークが開催されました。
若手の登竜門、Vancouver Fashion Week(VFW)
VFWは、2001年からはじまり、規模は年々拡大。今では、北米で2番目に大きいファッションウィークと言われるほどです。
今年は世界各国から90以上のデザイナーが参加し、ランウェイを賑わせました。若手の登竜門と呼ばれ、日本人の若手デザイナーに声がかかることも多いんです。
今回のコレクションでは、ショーや展示を含め4人のデザイナーが日本から参加。そして、その4人のひとり、『AMERI』のデザイナー黒石奈央子さんにお話を伺ってきました!

黒石奈央子's Profile人気アパレルブランドEMODAのビジュアルマーチャンダイザー(VMD)を務め、読者モデルとしても活躍。彼女のコーディネイトはインスタグラムやWEARでも大人気!EMODAを退社後に立ち上げたブランド「AMERI」はオンライン販売のみですが、設立1年を待たずに瞬く間に注目を集めています。

Qデザイナーへ転身したきっかけを教えてください。

元々、独立したいという気持ちはなかったんですが、たまたま「ビンテージショップを立ち上げたいので誰かおしゃれな人を探しているんだ、一緒にやろうよ!」と知人が声をかけてくださったのがきっかけ。VMD時代の経験と洋服が好きという気持ちから、ビンテージショップとオリジナルのブランドと両軸という今のスタイルになりました。

普通のおしゃれが好きという感覚から、着たい服を作る
AMERI VINTAGE2015 Autum/Winter
オリジナルのラインをデザインするとき、どんな想いをこめていますか?

自分が着たいと思うものを作るようにしています。私の感覚はめちゃくちゃ尖ったおしゃれという訳ではなくて、普通のおしゃれが好きな人の感覚に近いと思っていて。自分が欲しいと思うものは、きっとほかの女の子たちも欲しいだろうな、と。何かにインスパイアされてという訳ではなく、あ、今こういう服着たいなーとか、次のシーズンはこういうアイテムがあったら良いな、と思って作っています。あとはスタッフたちに、このクオリティーでこのデザインだったらいくらくらい出す?とかこれならどの色が良いかな?とか聞いたりして。チーム一丸となってより良いもの、欲しいと思ってもらえるものを作っています。

AMERI VINTAGE2016 Spring/Summer
今回のVFWをきっかけに、どんどん海外進出されていくと思いますが、今後はどうしていきたいと考えていますか?

最初は急なお話で、なんでうちなんだろう?と思ってました(笑)でも、これが海外進出の最初のステップだと思ってます。AMERIの目標は最終的にNYへ出店すること。日本のブランドが海外に進出するのはやはり難しくて、今までにもいろいろな日本のブランドが進出しましたが成功例ってUNIQULOさんくらいなんですよね。ベーシックでクオリティがいいアイテムが人気なんですが、日本のファッションはもっと面白いし、個性的な日本の色が入ったアイテムは絶対海外でも受けると思うんです。ただやっぱり入っていくのは難しいので、まずは取っ掛かりを作ってそこから徐々にオリジナルのものを広げて行ければ良いなと考えています。

AMERI 2016SSのテーマを教えてください。

ずばり、マザーアースです。ファッションからエコな視点で考えたい、という事とアースカラーや空の色、海の色といった自然の美しい色を多く使っています。アパレルは産業廃棄物が多くでる業界なんですが、それらをリサイクルじゃなくてアップサイクルできないかなと。アップサイクルっていうのはより良いものに作り変えるってこと。今回はフローリングの全く使われていない新品の片割れみたいなものから、バッグを作りました。私の方から、そういうアップサイクルをしている業者さんに声をかけたんです。まだまだこれから、いろんなアイテムを作っていこうと思ってます!

自分が好きな時に、好きなものを着られればいいというファッションへの想いを語ってくれた黒石さん。
自分らしさを軸に、系統が違うアイテムをミックスしてもまとまるようにコーディネートするように心がけているそう。
来年には、実店舗を出したいと話す姿は、まぶしいくらい輝いていました。
ファッションにルールはないというコンセプトのAMERI、そして彼女の活躍にますます目が離せません!
[AMERI]
(Shoko)

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