『2020年ブレイク女優』森七菜が首位 朝ドラ&主演ドラマで人気拡大

『2020年ブレイク女優』森七菜が首位 朝ドラ&主演ドラマで人気拡大

 ORICON NEWSでは、恒例企画『2020年 ブレイク女優ランキング』を今年も発表。その結果、NHK連続テレビ小説『エール』やドラマ『この恋あたためますか』(TBS系)の好演が記憶に新しい【森七菜】が1位に。ドラマ以外にも、映画やCM、バラエティに引っ張りだこだった彼女。全世代からの票を獲得し、今年一躍、知名度を上げた女優に選ばれた。



【ランキング表】恋あたに恋つづ、M、半沢…今年のヒットドラマで活躍した女優たち、美女から個性派まで勢ぞろいのTOP10



■『天気の子』抜擢から大きく飛躍 瑞々しい演技で全世代を虜に



 全世代からの支持を受け今年のブレイク女優となった【森七菜】。今年は朝ドラ『エール』でヒロインの関内音(二階堂ふみ)の妹・梅役、『この恋あたためますか』での主演と大役が続き、一躍知名度がアップ。



 昨年公開の劇場アニメ『天気の子』でヒロイン・天野陽菜役を務め、ミステリアスな役柄の魅力と相まって、一躍注目を集めた。今年1月公開の映画『ラストレター』ではオーディションでプロデューサーの川村元気氏から「岩井(俊二)監督が『この子しかいない』と選んだのが彼女だった。僕も、15歳の時の広瀬すずに会っていますが、それ以来の素晴らしい(才能)」と絶賛。



 着実にブレイクへの王道を歩んできた彼女だが、何よりも評価されているのは、瑞々しい演技力。『エール』では小説家志望で気難しい面もある役に挑んだ。『この恋あたためますか』では、コンビニ店員から急にスイーツ開発を任される役柄で、突然連ドラ主演を任された本人ともリンクしていると話題に。



 誰もが納得の1位に「“天気の子のヒロイン”という肩書がもう必要ないくらいの活躍」(福岡県/30代・男性)という声が上がるほど下半期で急激に知名度を上げた森。「朝ドラ、ドラマの主演、CMなど露出が増えた気がするから」(埼玉県/10代・男性)、「ドラマに出ているなと思ったらCMにも出ていた。いやみのないはつらつとした演技が好き」(沖縄県/50代・女性)との声もあり、大塚製薬『オロナミンC』、三井不動産商業マネジメント『ららぽーと』、フジパン『スナックサンド』などCM露出の多さも注目された。



 森の声の魅力も評価され、映画『ラストレター』の主題歌「カエルノウタ」を歌い、歌手としてもメジャーデビューを飾った。「声が独特でCMの歌声が心に残る」(大阪府/50代・女性)との声もあった。来年20歳になり、女優としてさらなる飛躍を見せてくれるだろう。



■美少女イメージ一新する演技にポテンシャルの高さを期待



 年々知名度を高めている【浜辺美波】が2位に。清楚で可憐な姿が魅力の彼女だが、今年はドラマに3作連続で主演して、新たな一面を披露。すでにブレイク感もあるが、今まで見せてきた姿とは異なる演技が注目され、今年もランクイン。



 冬期のドラマ『アリバイ崩し承ります』(テレビ朝日系)では、難事件のアリバイ崩しを行う時計店の店主を、夏期の『私たちはどうかしている』(日本テレビ系)では、復讐に燃える和菓子職人を熱演した。秋クールの『タリオ 復讐代行の2人』(NHK総合)では、世間知らずで、頭の固い元弁護士など多彩な役柄に挑戦。天真爛漫な美少女の役柄が多かったが、今年は今までのイメージを壊す演技も見せ、女優としてのポテンシャルの高さを見事に発揮した。



 CMへも数々起用され、橋本環奈と共演した「ドコモの学割」や、有村架純と姉妹を演じるJA共済なども話題。6月12日に開設したインスタグラムは156万、ツイッターも155万フォロワーを獲得し、橋本とリプライを送り合うなど素顔も見せている。



 さらに人気を増した浜辺に「可愛いし表情も役柄に併せて変化できる器用さを備えていると思う」(富山県/50代・男性)、「沢山の作品に出演して更に演技の幅が広がったように感じたから」(香川県/20代・女性)と演技力の成長を称える声が多数。今年は二十歳を迎えてますます多彩に活躍し「CMだけでなくドラマにも映画にも引っ張りだこで、今年は毎日見ていた気がする」(愛知県/40代・女性)と頻繁に見たという声も多かった。



 今後は映画『約束のネバーランド』では孤児院の秘密を探る孤児のエマ役、2021年1月スタートのドラマ『ウチの娘は、彼氏が出来ない!!』(日本テレビ系)では筋金入りのオタクで彼氏ができない役柄に挑むなど、まだ見ぬ浜辺美波の一面を見せてくれることが期待されている。



■『恋つづ』でブレイク コロナ禍であの笑顔に癒された人多数



 同ランキング上半期1位だった【上白石萌音】はTOP3をキープ。1月クールで放送されたドラマ『恋はつづくよどこまでも』(TBS系)が1年を通して人気を集めたことが何よりの要因に。上白石が演じたピュアな新人看護師の奮闘する様子が、コロナ禍でも視聴者に元気を与えた。



 8月23日放送の『情熱大陸』(TBS系)で密着された際には同作を振り返り、ドS医師役の佐藤健に「これは治療です」とキスするシーンに「『マジか~』って思った」と驚き、「当てはまる自分の経験がないことが多い」とギャップに悩んだことも明かした。



 “恋つづフィーバー”から様々な賞を受賞。「Yahoo!検索大賞2020」では俳優部門賞に佐藤、女優部門賞に上白石が選ばれ“アベック受賞”となり、『恋つづ』が今年の話題作であったことがうかがえる。



 同作の影響力は大きく「恋つづが最高だった」(長野県/10代・女性)、「親しみやすいキャラクターで恋つづ以降、若い世代だけでなく中高年以上にも人気と知名度が浸透したと感じる」(福岡県/40代・男性)と老若男女が称賛。



 女優以外にも歌手、声優、舞台、ナレーションと活動の幅も広げ、8月には、初のオリジナルフルアルバム『note』をリリースした。多彩な活動を見せた彼女に「女優業以外にも歌などいろいろな場で活躍しているのを見るから」(福井県/20代・女性)と応援の声が寄せられた。



 『恋つづ』と同枠で、2021年1月よりドラマ『オー!マイ・ボス!恋は別冊で』(TBS系)がスタート。『恋つづ』スタッフが再集結&主演・上白石で、来年もさらにファンを増やしそうだ。



■作品を彩る個性派演技 バイプレイヤー女優が多数ランクイン



 TOP10を振り返ると、近年バイプレイヤーとして話題を集める女優たちがランクイン。



 4位の【松本まりか】はドラマ『妖怪シェアハウス』(テレビ朝日系)、『竜の道 二つの顔の復讐者』(フジテレビ系)やCM出演も話題に。“怪演”というワードでピックアップされることも多かったが、多彩な演技力だけでなく、あざといインスタライブの様子などがバラエティで取り上げられる機会も多かった。「存在感があり、かわいらしさ、色っぽさ、上品さと多面的な美しさが演技でも活きている。ほんとに今、輝いている女優さん!」(埼玉県/40代・女性)と讃えられた。



 5位の【伊藤沙莉】も出演作が続いた1年に。アニメ『映像研には手を出すな!』の声優、ドラマ『いいね!光源氏くん』(NHK総合)ヒロインなどを熱演。主演作『タイトル、拒絶』など映画も5本出演していたが、なかでも『劇場』の演技を評価する声も多かった。主人公と仲違いするもまっすぐに向き合う女性を演じた。「唯一無二な女優さんだと思う。どんな役をやってもはまっている。あのハスキーボイスもいい味を出していると思う」(大阪府/50代・女性)の声が寄せられた。



 8位にランクインした【江口のりこ】は、現在もドラマ『#リモラブ』(日本テレビ系)に出演し、バイプレイヤーとしておなじみ。特に今年は『半沢直樹』(TBS系)の白井大臣での演技が話題を集めTOP10入りに。半沢と敵対し、人差し指ポーズで「わ・か・り・ま・す・よ・ね?」と小馬鹿する仕草には、ネットが沸いた。「ほんわかした役から、クールな政治家まで色々な役柄が演じられる。演技力の幅が広い」(神奈川県/50代・女性)と賛美された。



 コロナ禍で映画・ドラマも休止や延期が相次いだが、下半期はエンタメも盛り返しを見せた2020年。フレッシュな演技で支持を集めた森七菜をはじめとした主演級のTOP3女優たち。脇役でありながら、個性を発揮し飛躍を見せたバイプレイヤー女優……両者の相乗効果により再び演劇界の盛り上がりを感じた1年でもあった。



【調査概要】

調査時期:2020年11月19日(木)~11月24日(火)

調査対象:計1000名(自社アンケートパネル【オリコン・モニターリサーチ】会員10代、20代、30代、40代、50代の男女)

調査地域:全国

調査方法:インターネット調査

調査機関:オリコン・モニターリサーチ
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