佐藤健“役者をやめる”覚悟で臨んだ緋村剣心役「努力すれば実写化が可能かもしれないと思えた」

佐藤健“役者をやめる”覚悟で臨んだ緋村剣心役「努力すれば実写化が可能かもしれないと思えた」

 映画『るろうに剣心 最終章 The Final/The Beginning』(2021年4月23日公開/6月4日公開)で主演を務める佐藤健と大友啓史監督のスペシャル対談が20日、オンラインで行われた『ジャンプフェスタ 2021 ONLINE』で配信。第1作『るろうに剣心』(12年)から約10年、緋村剣心を演じてきた佐藤が、オファーを受けた当初の気持ちを語った。



【写真】和月伸宏先生からの手紙を代読する佐藤健



 最初のオファーが届いたときの感想を佐藤は「原作をもちろん読んでいて、アニメも全部見ていたので、まず『本当にできるのか?』と思いました」と疑いの目があったことを告白。続けて「オファーをいただいたタイミングで初めて皆さまとお会いしたときに『るろうに剣心』映画版のアクションはこういう感じでやりたいんだ、というイメージムービーを作ってきてくれたんです。その映像を見た時に、これなら後は自分が努力すれば、頑張れば実写化が可能なのかもしれないと思えたんです。そのイメージムービーを見た瞬間にスイッチが入ってやろうと思えた覚えがあります」と当時を懐かしんだ。



 ともにこれまでの道のりを歩んできた大友監督は「この企画を成功させるためのいくつかの条件を考えて、やっぱり漫画の実写化のハードルの高さというのは、映像を作っている人間として分かりますし、しかも『るろうに剣心』ですからね」と難しいミッションだったという。



 「ただ、アクションについては、僕らのイメージムービーを見て彼の目の色が変わって『アクションかっこよくなかったら役者やめます』とまで言うぐらいに覚悟を決めてくれました。後はどうやって国民的な人気原作を、地に足の付けた映画として純粋に魅力のある作品にするかということをいろいろな視点から考え始めました。プレッシャーを感じる暇もなかったという感じでしたね」と佐藤の並々ならぬ覚悟を受け取った。



 そして、前作『京都大火編/伝説の最期編』(14年)から5年の月日を経て撮影された最終章。佐藤は「『京都大火編』、『伝説の最期編』に踏み込んだ時から、剣心の過去のエピソードを『やらないわけにはいかないんだろうな』という思いがありました。だから、撮り切るまでは死ねないじゃないですけど、使命感としてありました」と決意を持って臨んだことを語る。



 完成した本作を見た佐藤は「この映画をヒットさせねばならぬという使命感も当然ありますが、正直それがなかったとしても、やっぱりこのクオリティで、第1作の時からほとんど同じスタッフとチームでこの映画を完成させられたので、僕は満足しています」と出来ばえに自信。



 おなじみのアクションシーンについては「物理的に足が上がらなくなるんですよ。特に一対多数のシーンですね。(縁役の)新田真剣佑との一騎打ちも大変でしたけど、僕の場合はそこにたどり着くまでに300人くらい相手にしないといけないので(笑)。物理的に足が上がらなくなるというなかなかない経験をさせていただき、大変光栄でございました(笑)」と壮絶なアクションシーンを笑いながら振り返った。
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