尾田栄一郎氏、読者は5年で交代「いつか去っていく人達」 『ONE PIECE』連載23年も「おごるな」

尾田栄一郎氏、読者は5年で交代「いつか去っていく人達」 『ONE PIECE』連載23年も「おごるな」

 人気漫画『ONE PIECE(ワンピース)』が、4日発売の連載誌『週刊少年ジャンプ』(集英社)5・6合併号にて連載1000話を迎えた。これを記念して作者・尾田栄一郎氏のコメントが公開され、連載23年間を振り返った。



【画像】ワンピース作者の直筆メッセージ 物語は最終章に「片足をつっこんでます」



 記念すべき連載1000話を迎え「やーもー いろんなことがありすぎた23年でした。僕の人生の半分が週刊連載。笑 ルフィたちもいくつもの島へ航海し、いくつもの冒険をしてきました。出会った人たちの数はもうわからない!」とし、「その裏で僕も、たくさんの人たちに出会い、家族を始め数えきれない人たちによって支えられてきました。いろんな人たちに頭があがりません」と感謝。



 また、作家としての持論として「読者にも忙しい人生があり、『読者は5年で入れ代わるもの』それが長期エンタメのセオリーです。だから僕は読者をあまりファンと呼ばないようにしてました。いつか去っていく人達だと自分に言い聞かせてたからです。『おごるな』と」と打ち明けた。



 続けて「なのにその考えが恥ずかしくなるほどに、皆さんがルフィを信じてくれるから、僕も皆さんを信じて、好き勝手に漫画を描いてこれました。冒険はここへ来て、最終章に片足をつっこんでます。1000話もやってしまった、だけど、1000話やったからこそできる、面白すぎるストーリーがあるのです!あるのですよ!!」と読者に支えられて描き続けた23年間と説明した。



 最後に「なんやかんやで今ご縁のある世界中のONE PIECEファンの皆様! 長いお話になりましたが、もう少しの間、ルフィたちの冒険をどうか見守ってやってください!!」と呼びかけた。



 『ONE PIECE』は、1997年7月22日より『週刊少年ジャンプ』で連載がスタートした少年漫画で、伝説の海賊王・ゴール・D・ロジャーが残した“ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)”をめぐる海洋冒険ロマン。悪魔の実「ゴムゴムの実」を食べゴム人間となり、体がゴムのように伸びる特殊な能力を持った主人公の少年モンキー・D・ルフィが、仲間を集め海賊「麦わらの一味」を結成し、海賊王を目指す壮大なストーリー。



 その人気はすごく、2010年3月4日に発売されたコミックス第57巻の初版発行部数300万部は、日本出版史上最高初版発行部数を記録し、12年8月3日発売の67巻は自己記録を更新する初版405万部を刊行。世界中で愛されている作品で、最も多く発行された単一作者によるコミックシリーズ「The most copies published for the same comic book series by a single author」としてギネス世界記録に認定されており、20年4月3日発売の96巻までで全世界の累計発行部数は4億7000万部を突破。テレビアニメが99年より放送されているほか、ハリウッドで実写ドラマ化のプロジェクトも進行するなど、大人気コンテンツとなっている。
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