武井咲、『黒革の手帖』でドラマ復帰 「別の人が演じる元子を見たくなかった」

武井咲、『黒革の手帖』でドラマ復帰 「別の人が演じる元子を見たくなかった」

 武井咲(27)のドラマ復帰作として、3年ぶりにドラマスペシャルとして復活する『黒革の手帖~拐帯行(かいたいこう)~』がテレビ朝日系で7日午後8時から放送される。2017年に放送された連続ドラマのラストで逮捕され、銀座の頂点から転落した“稀代の悪女”・原口元子が3年の刑期を終えて出所し、心機一転、古都・金沢で新たな人生を歩み始めるところから物語はスタートする。



【写真】着物姿で元子ママに返り咲いた武井咲



 「最終回で元子が逮捕されてしまったので、続きを演じられるとは思っていませんでした。脚本を読ませていただき、この手があったのか!と。私個人としても、その始まり方といい、ストーリーの駆け上がり方といい、演じていて“燃えます”! 悪女は楽しい! 元子のようなキャラクターってなかなかいないですからね」



 金沢で元子は、因縁の深い上星ゼミナールの理事長・橋田常雄(高嶋政伸)と偶然再会。日本屈指のITビジネス経営者で総売上1千億円を誇る神代グループCEO・神代周吾(渡部篤郎)を紹介してもらい、彼が経営する高級クラブ「アルテローズ」でホステスとして働き始める。天賦の才能と魅力であっという間に頭角を現していく元子だったが…。森村隆志(毎熊克哉)という男と出会い、ある事件をきっかけに元子は森村と逃避行を余儀なくされる。



 「男を踏み台にしてきた元子が、いままでとは違ったタイプの男性と出会うところが今回の新しいところ。元子がその人と出会って何を感じたのか、そこを演じてみたい、と一番ひかれたところでもあります。これまでも元子は一人で自分の人生を引き受けて戦ってきた女性。今の時代、元子の気持ちがわかる、という女性も少なくない気がします」



 メガバンクから1億8千万円を横領し、若さと美貌と“黒革の手帖”を武器に銀座最年少ママへと上り詰めるも、すべてを失いどん底に…。そこから新天地で新たなスタートを切って、不死鳥の如く甦る元子の姿に、背中を押される女性はきっと多いはずだ。



■ふと気づいた「あれ? お化粧ってどうやってやるんだっけ」



 2020年9月、本作でドラマ復帰することが発表された際、「原口元子という役以外での復帰は考えられませんでした」とコメントしていた武井だが、その真意とは?



 「めぐり合わせとしか、言いようがないのですが、お話しをいただいたタイミングで引き受けることができて良かったです。脚本をいただいて、別の人が演じている元子を観る方がイヤだな、と思うくらい、『黒革の手帖』は大好きな作品でした。そして、コロナ禍の中でも無事撮り終えて、作品の完成にこぎつけ、皆さんに観ていただける運びとなったのは、『黒革の手帖』という作品に対するスタッフさんすべての愛があったからだと思います」



 2006年「国民的美少女コンテスト」をきっかけに、人生が一変した武井。08年公開の映画『櫻の園』で女優デビューしてから数々のドラマ・映画に主演・出演し、第一線を突っ走ってきた。そして、子どもがうまれ、母になって、新たなステージに入った今の心境とは?



 「10代からお仕事をしてきて、そういえばこれといった趣味がないな、と思ったんです。特にドラマの撮影に入っていると、睡眠時間のことしか考えていなかったなって(笑)。出産を機に自宅にいる時間が増えてふと気づいたのが、あれ? お化粧ってどうやってやるんだっけ? みたいな(笑)。ほぼ毎日メイクさんにきれいにしてもらっていたので。改めて、スキンケアなど美容に興味を持つようになりました(笑)。



 これまでも仕事が続いて、《眠い》と思うことはあっても、《休みたい》と思ったことはなかったんですね。日々、ありがたい環境にいると思っていましたし、それぞれの現場で出会うスタッフさんたちと、それこそ親戚のようにお話しできる、そんな毎日が好きでした。今後も作品との良いめぐり合わせがあれば、自分がやりたい、挑戦したいことをやっていきたいな、と思っています」
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