本木雅弘主演、スペイン風邪の流行を描いた志賀直哉「流行感冒」ドラマ化

本木雅弘主演、スペイン風邪の流行を描いた志賀直哉「流行感冒」ドラマ化

 大河ドラマ『麒麟がくる』斎藤道三役の熱演が記憶に新しい俳優の本木雅弘が、NHK・BS4K/BSプレミアムで放送予定の特集ドラマ『流行感冒(りゅうこうかんぼう)』で主演を務めることが発表された。コロナ禍の今、約100年前のスペイン風邪の流行をテーマにした志賀直哉(1883年=明治16年~1971年=昭和46年)の原作小説「流行感冒」をドラマ化する。



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 今から100年前、「スペイン風邪(=スペインインフルエンザ)」が全世界を未知なる恐怖に陥れた。日本では1918年(大正7年)から3年間で関東大震災の4倍にあたる約40万人の死者が出たといわれる。



 志賀は、ウィルス禍に怯え生きる当時の自身の経験や心情を「流行感冒」という短編小説で描いた。感冒流行の中、理性を失いむやみに人間不信に陥った主人公が、人への信頼を取り戻し日常に帰るまでの“心理的な綾”を、軽妙かつ鋭い観察眼で見つめた物語となっている。



 今回、志賀直哉の小説世界をドラマ化し、100年前と今を重ね合わせて描くことで、今を生きる私たちへの“希望”と“指針”を与えるようなドラマを目指している。本木のほかに、安藤サクラ、仲野太賀、古川琴音、松田るか、石橋蓮司などが出演する。



■あらすじ

 小説家の私(本木)は、妻の春子(安藤)と4歳の娘・左枝子、二人の女中とともに暮らしており、娘の健康に対して臆病なほど神経質である。娘には夏でも風邪を引かぬように厚着をさせる。外で人が娘に対し物を食べさせようとすると、腹痛を起こすかも知れぬから絶対拒否等々。左枝子の前の子を流行り病で亡くしており、当然の帰結・徹底だと思っている。



 時は、大正7年(1918年)秋。流行感冒(スペイン風邪)が流行り感染者が増える中、女中の石(古川)が、よりにもよって村人が大挙集まる旅役者の芝居興行を見に行ったのではないか、という疑念が沸き上がった。



 石は普段から少し愚鈍に見え軽率な行為も多い女中であった。彼女ならやりそうな事だと問いただしたが、石は行ってないと言う。が、私は、そんな疑念を日頃から起こさせる彼女をこの機会に辞めさせようと思った。



 大騒動となったが、妻の春子はそんな理由で辞めさせては世間体が悪いと言い、私に冷ややかな眼差しを向けた。私は暴君になった心持ちがし、石を辞めさせることを思いとどまるのだが…。



■放送予定

BS4K:2021年3月27日(土)放送予定

BSプレミアム:2021年4月以降 放送予定
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