矢部浩之“攻めの姿勢”配信番組に充実感 6歳長男のサッカースタイルに驚き「不思議だけど面白い」

矢部浩之“攻めの姿勢”配信番組に充実感 6歳長男のサッカースタイルに驚き「不思議だけど面白い」

 お笑いコンビ・ナインティナインの矢部浩之がMCを務めるDAZNのサッカー番組『やべっちスタジアム』(毎週日曜 後11:00に生配信)。テレビ朝日で18年半にわたって放送された『やべっちFC』のテイストを引き継ぎながら、新しい企画や豪華コンテンツで早くもサッカーファン必見の番組として人気を集めている。昨年11月の開始から3ヶ月、ここまでの番組の手応えや、あす26日に開幕する2021年Jリーグの見どころ、さらには息子とのサッカーライフなど、サッカー好き芸人の第一人者である矢部に聞いてみた。



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■配信だからこそ深まったサッカー番組としての充実度 テレビ朝日の理解にも感謝



――DAZNで『やべっちスタジアム』が始まって3ヶ月が経過しましたが、手応えは?



【矢部】『やべっちFC』よりも時間がゆったりしているから、スタジオで話せることが増えたというのが、明らかに違う点ですね。以前はテレビの生放送で時間がきっちり決まっているから「感想をCM前の5秒でまとめて」という感じで、なかなか言いたいことが言えていないこともありました。今の『やべっちスタジアム』はだいたい1時間以内に番組が終われば、という感じなので「ざっくりですね!」って最初は驚いたくらいで(笑)。だから、自分が思ったこともゆっくり話せるし、解説の方の話もじっくり聞ける、VTRもJ2の全ゴールを紹介できたり、サッカー番組としての充実度は深まったと感じています。



――初回ではサプライズでTBS系『スーパーサッカー』MCの加藤浩次さんのコメントVTRも流れました。



【矢部】驚きましたよ、地上波では一応ライバルでしたからね。解説者の座談会企画でも『スーパーサッカー』に出演していた水沼貴史さんが出てくれて、「俺の番組に出てもらっていいのかな?」って思ったり、変な感じにもなりますけど(笑)、しがらみみたいなものがないのがDAZNという配信サービスならではの良さですね。本当にサッカー好きな人が見てくれるということで、時間が広がって番組の幅も広がってきました。でも、こうやってサッカー番組を続けさせていただけるのも、『やべっちFC』の最終回でたくさんの選手が声を寄せてくれたおかげだと本当に思っています。選手が反応してくれて、サポーターも反応してくれて、みんなが求めてくれたことが『やべっちスタジアム』につながりました。



――現在の番組でも「デジっち」や「はーい!やべっち」など、『やべっちFC』から継続しているコーナーも多いです。



【矢部】これもDAZNさんの攻めの姿勢と、前の番組を放送してくれたテレビ朝日さんの器のデカさが合致したから実現できているんでしょうね。テレ朝さんが理解してくれて感謝です。



■アシスタント黒木ひかりは「前田有紀さんの最初の頃に似てる」 対談してみたい選手は…



――黒木ひかりさんのアシスタントぶりはいかがでしょうか?



【矢部】僕もまだ彼女のプレースタイルに翻弄されている感じです(笑)。ただ、特徴として早めに感じたのが「この子は人に嫌われないタイプだな」ということ。サッカー経験者らしいのでポジションを聞いたら「攻める方です」ってざっくり答えたり(笑)、高校を卒業できずにいま“高校5年生”っていうところとか、サッカー選手にインタビューしたときにプラスになるんじゃないかな。たぶん最初は困らせると思うけど(笑)、すごく天真爛漫なのでそのまま攻めてほしいですね。ちょっと振り返ったら、『やべっちFC』初期のアシスタントだった元テレ朝の前田有紀さんの最初のころに似てるんです。「全然サッカーわかりませんけど、一生懸命にがんばります!」っていう感じで、今後の伸びしろが楽しみです!



――先日は同じDAZNで『内田篤人のFOOTBALL TIME』を担当する元日本代表の内田篤人さんとの対談も放送され、反響を呼びました。



【矢部】僕も話していて、すごく楽しかったです。ウッチーって独特ですよね。“内田篤人流”の表現で何でもハッキリ言うし、サービス精神もあるし、ホンマにNGがないんですよ。サッカー選手って、普通はお金の話とかあんまり言わないじゃないですか(笑)。こっちがエピソードを話したら、それを広げようとしてくれるサッカー選手っていままでいなかったですし、「こんなことを言ったら盛り上がるでしょ?」っていう視点が常にあって、タレント性が高い。自分の番組で言ってないことを僕の番組で言ってくれて、ありがたかったです(笑)。本番ではちょっとツンとしたところもあるけど、実はめっちゃ上下関係もしっかりしてるし、Jリーグのシーズンが始まったらまた話したいですね。



――番組でほかに話してみたい人はいますか?



【矢部】いっぱいいますよ。パッと浮かんだのが、ハードルは高そうだけど日本代表の森保一監督。自分ならではという人選なら、ヒデ(中田英寿氏)に出てもらいたい。一時期はけっこう食事に行ったりよく会っていて、プライベートではめっちゃいい人なんですよ。世間的にはクールなイメージでしょうから、自分がいろんな顔を引き出してみたいし、ヒデが今の日本サッカーをどう見ているのか僕も聞いてみたい。ほかにも、本田圭佑選手、キングカズ(三浦知良)さん、あとDAZNは海外サッカーの放送も多いのでプレミアリーグで頑張っている南野拓実選手とか、精神的に攻めている選手と話してみたいです。日本代表を引退してからもドイツのチームでレギュラーとしてバリバリ活躍している長谷部誠選手にも、今の思いを聞きたいですね。ウッチーとの対談でも長谷部さんの話題になったので、「ウッチーがこんなこと言ってましたよ」ってチクったり(笑)。



■オジさんになっても「ワクワクするプレーが好き!」 息子のプレースタイルは自分と全然違う?



――2021年のJリーグが26日から開幕します。矢部さんの今季の注目チームは?



【矢部】やっぱり昨年の王者の川崎フロンターレですね。チームを長年リードしてきた中村憲剛さんが昨年で引退して、一番言われて嫌なのは「中村憲剛が抜けたから弱くなった」のはずなので、それを言わせないためにも団結して開幕序盤から勢いを見せるんじゃないかな。大島僚太選手がいろんな思いを背負いそうな気がするんですよね。



――川崎を長年支えてきた憲剛さんは『やべっちスタジアム』の解説陣に加入しました。



【矢部】ありがたいですね。『やべっちFC』が終わるときも「僕らでできることがあれば誘ってください」ってメッセージをくれたり、川崎で番組の垂れ幕を作ってくれたりしたので、引退発表した直後に僕から「おつかれさまでした」って連絡したんです。そしたらDAZNスタッフもすぐに動いてくれて、あっという間に番組に参加してくれることになり、スピード感と攻めの姿勢がすごいなって(笑)。憲剛は『やべっちFC』のころからゴールパフォーマンスの約束を絶対に守ってくれましたし、今後は一緒に番組を盛り上げてほしいです。これで解説者は名波浩さん、中田浩二さん、憲剛と中盤をやっていた人ばかりになり、三者三様の解説が聞けるのが楽しみです。



――そんな川崎に対抗しそうなチームはありますか?



【矢部】名古屋グランパスに注目しています。僕はもう50になるオジさんですけど、いまだにワクワクするプレーが好きなんです。普通にトラップしてシュートを打てるのに、なにか一工夫をしたプレーを見せてくれたら、ちびっこもまねしたくなるし、見てる人も楽しめる。今年から名古屋に新加入した柿谷曜一朗選手は、そんな期待を感じさせてくれる選手なので、チームの勝利はもちろんですが、ファンを魅了するようなプレーにも注目したいです。ちなみに、僕は学生時代にそういう魅せるテクニックの練習ばっかりやってて、筋トレをサボってたらフィジカルの壁にぶつかったので、サッカー選手を目指す子どもたちには「テクニックもフィジカルも両方大事だぞ!」と言いたいですが(笑)、ファンとしては楽しいサッカーを見たいです!



――最後に、矢部さんとお子さんの最近のサッカーライフについて教えてください。



【矢部】もうすぐ7歳の小学1年生の上の子がサッカーをやっていて、僕が毎週の練習に連れて行っています。5歳の下の子もちょっとやっていたけど、お兄ちゃんと混ざっていたら、まだ小さくて「できない!」ってなって、今はちょっとサッカーを離れて空手です。またサッカーをやりたい時期が来たらやらせたいですね。上の子は、僕から見たらちょっと不思議なんですよ。普通は子供の頃って、自分でドリブルしたりシュートを打ちたいじゃないですか。自分もそうだったし、パス出す場面でもこねくり回したり(笑)。でも息子は完全にディフェンシブなんですよ。相手がドリブルしてきたボールをカットするのが好きで、自分にボールが来たら前の選手にパスを出して、「後ろで見ていたい」って。僕が「自分でシュートしてもいいんだよ。決まったら気持ちよくない?」って聞いたら、「そうだけど、ボールを取るのも面白いんだよね」って。自分と全然違うから、不思議だけど面白いですよね。このままディフェンスを突き詰めるのか、体が大きくなってできるプレーが増えると変わっていくのか、ちょっと見守っていこうかなと。もちろん、自分もまだまだ体を動かして、プレイヤーとしてもサッカーを楽しんでいきたいと思います!



■矢部浩之(やべ・ひろゆき)

1971年10月23日生まれ。大阪府吹田市出身。90年4月、大阪府立茨木西高サッカー部の先輩である岡村隆史を誘い、ナインティナインを結成。若手ユニット「吉本印天然素材」への参加を経て東京に進出。以降、バラエティーをはじめ、俳優として多数のドラマ、映画でも活躍する人気芸人。レギュラー番組は日本テレビ系『ぐるぐるナインティナイン』、フジテレビ系『アウト×デラックス』、ニッポン放送『ナインティナインのオールナイトニッポン』など。
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