草なぎ剛、「シンプルがゆえに難しい」ペペロンチーノは「人生と似ている」

草なぎ剛、「シンプルがゆえに難しい」ペペロンチーノは「人生と似ている」

 宮城県牡鹿半島を舞台に、NHK仙台局が制作した宮城発地域ドラマ『ペペロンチーノ』が、きょう6日(後10:30~11:30)、BSプレミアムで放送される。主演は、大河ドラマ『青天を衝け』の徳川慶喜役を演じて話題の草なぎ剛(46)。本作では、東日本大震災で被災した料理人という役に挑んだ。



【写真】ドラマ『ペペロンチーノ』場面写真



 本作は、津波で流されたレストランを再建するシェフの10年間の心の葛藤を描いた物語。苦難があっても前向きに人生を送れるかもしれない。そんな思いになれる群像劇だ。



 草なぎ演じる主人公・小野寺潔は、妻・灯里(吉田羊)とともに海が見えるイタリアンレストランを営んでいる。震災から10年になる2021年3月11日、潔はある決意を胸にパーティーを開く。招待されたのは「オレをきょうに連れてきてくれた人たち」だった。



 潔は震災でレストランを津波で流され、すべて失い、それから酒に溺れる自暴自棄な生活を送っていた。そんな中、仮設住宅で、高校の同級生で美容師になった阿部より子(矢田亜希子)と再会する。彼女は震災で夫を亡くし、一人娘の蒼(幼少期:古川凛/蒼波純)とはけんかが絶えない毎日を送っていた。そんな二人のために、潔はありあわせの材料でペペロンチーノを作る。



 蒼がおいしそうに食べる姿を見て、うれしそうな笑顔を見せるより子。潔も料理を食べてもらえる喜びを思い出すのだった。このペペロンチーノをきっかけに、店を再建していく中でであったのが、WEBマガジンの編集者・庄司結衣香(齊藤夢愛)ら、パーティーの招待客だった。みんなを集めた本当の理由が最後に明らかになる。



 5日にNHK総合テレビで放送された番組『BSコンシェルジュ』にゲスト出演した草なぎは、最初に台本を読んだ時の感想を「すごく胸が締め付けられるようなシーンもあったんですが、最後に読み終わってみるとある意味童話みたいなやさしい台本だなと思いました」と、語った。



 2011年3月11日、東日本大震災が発生した当時は、「ドラマの撮影をしてまして、仙台にも行ったり来たりしていたんですが、発生時は移動中で高速道路を走っている最中でした。揺れを感じて、撮影を切り上げて帰宅したことを覚えています」。



 『SMAP×SMAP』(フジテレビ)という番組内の人気コーナー「BISTRO SMAP」で長年、料理を手がけ、現在も自身のYou Tubeで料理の腕前を披露してきた草なぎ。イタリア料理の一つ「ペペロンチーノ」という本作のタイトルにも深く感じるものがあるという。



 「ペペロンチーノは、オリーブオイルとトウガラシとニンニクとパスタ、それぐらいの材料で作れるんだけど、シンプルがゆえに難しい。それが人生と似ているんじゃないかな、という気持ちがあって。物語にもうまくかかわっていて、ペペロンチーノのおかげで再出発できる。このドラマに欠かせないものです」と、話していた。



 視聴者に向けて「震災による傷が癒えてない方もたくさんいらっしゃると思うんですが、見終えた後に一歩でも前に進めなくても、明るい未来の方向に身体が向くだけでも、そういうような手助けになれば」と、メッセージを送っていた。



 番組公式ホームページには、本作の最重要アイテム「ペペロンチーノ」のレシピも公開。ドラマを見たら食べたくなること必至だ。



■宮城発地域ドラマ『ペペロンチーノ』ホームページ

https://www.nhk.or.jp/sendai/peperoncino/index.html
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