爆笑問題、無観客での収録は「1年以上経っても慣れない」 AI分析でコロナ終息の未来を読み解く

爆笑問題、無観客での収録は「1年以上経っても慣れない」 AI分析でコロナ終息の未来を読み解く

 NHK独自の人工知能による新型コロナの全論文解析を軸に、世界トップ研究者とともに「コロナ終息への道」を読み解いていくNHKスペシャル『新型コロナ 全論文解読2~AIで迫る 終息への道~』が18日午後9時から放送。MCは昨年11月放送の第1弾に続き、お笑いコンビ・爆笑問題が務める。



【写真】「#太田さんの隣はやっぱり田中さんが似合う」3ショットとともに報告



 拡大する変異株、日本でも接種が始まったワクチン、そして東京で「まん延防止等重点措置」が適用されるなど、日々新たな状況を迎えるなか、平穏な日常に戻れるのはいつなのか。収録を終えた直後の爆笑問題にインタビューを行い、番組の見どころやコロナ禍でのバラエティー番組の取り組みなどについて聞いた。



■「どんな人が見ても役立つ」最新コロナ情報を紹介 桑子真帆アナとの再タッグに期待



――昨年11月の第1弾に続き、今回もコロナの最新情報を紹介されました。新たな発見はありましたか?



【田中裕二】ワクチンについては、いろんな情報を知ることができました。思っていたより効果があるのかなという印象ですが、当然ながらワクチンがあれば全部OKという単純な話ではないですし。新しい情報もいっぱい出てきて、改めてコロナはまだ現在進行系なんだと感じました。



【太田光】なんとなく先が見えてきたかなという印象ですね。ワクチン接種が始まって、どこまでスピーディーにできるかだけど、長くても今年いっぱい頑張ることができれば、そこからみんなの気持ちも前向きになっていけるのかな。しかし、AIはよく全論文を読む時間があったよな。人間には無理でしょ。



【田中】だからAIがやってるんだよ。いろんな専門家や研究者の方の最先端の情報を聞くことができるし、新聞やニュースだけではわかりにくい部分をじっくり掘り下げているので、ぜいたくな番組だと思います。コロナに興味のない人は世の中にいないので、どんな人が見ても役に立つでしょうね。



【太田】番組の中でも言ったけど、一つの病気に世界中の医者や専門家が集中的にこれだけ研究して、それを実現させる技術があるという世界は、ある意味で力強いと感じました。もし10年前にコロナが出現していたら、ここまでワクチンもできていなかっただろうし。歴史的にこのタイミングでギリギリ良かったのかな、とも思いました。



――1年以上も世界中がコロナのニュースで埋め尽くされていますが、時事問題を取り入れた漫才を作り続けている爆笑問題さんにとっては、ネタ作りに苦労されているのでは?



【太田】逆に言うと、これだけ大きなニュースだとみんなの共通の話題になるから、事前の説明が必要ないのでネタは作りやすいんです。



【田中】笑いにしていいかどうかという基準はあるのですが、コロナに関しては「アベノマスク」とか周辺のネタもいろいろあるので、漫才のネタ作りに困るということはないですね。



【太田】ネタ作りよりも、我々に影響するのは番組収録が無観客になったり、ライブの会場のお客さんの数が制限されること。俺は収録のときは最初に客席に突っ込んでから番組を始めるし、MC席からどんどん飛び出していくんだけど、今はそれができないからすごくやりにくい。アクリル板もずっと気になってるし、1年以上経っても慣れないですね。



【田中】お笑いのライブはお客さんがギュッと集まった空間のほうが盛り上がりやすいから、会場にスペースが多いとお客さんのテンションも変わってくるし、今はマスクをしているから、盛り上がりにくいですよね。ただ、無観客は本当にやりにくいので、我々がやっているタイタンライブにお客さんが来てくださるのは、ありがたいです。



――今回も前回に続いてタッグを組んだ桑子真帆アナの印象は?



【太田】割とサバサバしている感じですね(笑)。



【田中】自然体というか、アナウンサーという枠を感じなかったです。すごくやりやすかったので、お笑いの番組も一緒にやってみたいですね。



■田中裕二、AI活用の理想は「猫はなんでかわいいか」 東京五輪をとりまく世論に思い



――論文を読むためにAIが活用されましたが、ほかに活用できるならどんなことを分析したいでしょうか?



【田中】いろいろ楽しそうですよね。猫はなんでかわいいとか(笑)。あと、ありがちなのは、競馬の予想。昔からコンピューター予想とかあるけど、そうすると手堅い予想になりがちなので、万馬券以上しか予想しないとか、ある程度の条件決めてやってみる「AIの穴予想」とか見てみたいです。



【太田】将棋なんか、AIが「これが正解」とかって出して、藤井聡太くんが出す手がAIと一緒だったら「AIと一緒ですごい」みたいになっちゃったり。だったら、AI同士の勝負を見てみたいね。



――番組で話題となったワクチン接種も、ようやく日本でも始まりました。



【田中】一度感染していますが再発の可能性もありますし、自分がかからないため、他人に感染させないためにも順番が来たら受けたいと思います。感染すると、体の不調はもちろんですが他のことがすごくややこしいんです。強制的に仕事を休まないといけないから多くの人にご迷惑をおかけするし、濃厚接触者の特定や家族も大変な思いをしたり、あの経験はもうしたくないですね。



――世界規模のニュースでありながら、都道府県知事が対応に追われているローカルな問題にもなっています。



【太田】東京にいるとわからないけど、やっぱり地方だと全然捉え方が違いますから。「新規感染者が3人出た」っていうことで臨時ニュースになったりとか。日本だけでも基準を合わせるのが難しい。休みに東京から帰省したい大学生と、帰ってきたら困るっていう地元の人たちのギャップは当然出てくるだろうし、厄介だよね。



――今年は東京オリンピックが開催されます。楽しみと言いにくい一方で、アスリートはそこに向けて練習するという、複雑な状況になってきました。



【田中】聖火リレーを辞退する人が続出したり、最近いろんなことがあったので、オリンピックをやることはものすごく悪いっていう風潮になってましたよね。海外から入国する人も多くなるから「なんでやるんだよ」っていう意見が強くなるのも理解できるんですけど、そこは当然対策もするでしょうし、そんなに目くじら立てないほうがいいかなと思います。先日の池江璃花子選手や、マスターズを優勝した松山英樹選手など、スポーツってやっぱり大きなニュースになるんですよね。僕個人の感覚としては、「絶対にやるべきではない」と「やったほうがいい」のどちらでもないのですが、オリンピックをやろうとする人を悪者だって決めつける人のことは、良くは思わないです。東京で開催が決まった瞬間は、あれだけ大騒ぎして「やったー!」って喜んでいたじゃないですか。



【太田】1964年の最初の東京オリンピックのときも、「そんなことをやっている場合じゃない」っていう反対意見が多かったらしいよ。公害とか社会問題とか多くあって、「今そこにお金をかけている場合じゃない」とか。いつもオリンピックって直前で「本当にできるの?」みたいなことって必ずあるから、そういうものなのかもしれない。ただ、今はオリンピックをやってほしくないって思う人が大勢いるのはわかるけど、この状況の東京でオリンピックに挑戦して成功したら、それは快挙じゃない? 歴史に残るオリンピックにもなるだろうし、そういう気持ちでいった方がいい気がするんだよね。やることは決まっていて、いまさら中止という選択肢はないわけだから、文句言ってやるよりは、やるからには前向きにやろうよって。そういう気持ちの方がいい気がしますね。



◆NHK総合「新型コロナ 全論文解読2~AIで迫る 終息への道~」

放送予定:4月18日 後9:00~9:54
カテゴリ