A・ホプキンス主演、認知症疑いの父が「時計が盗まれた」と言い出す本編映像

A・ホプキンス主演、認知症疑いの父が「時計が盗まれた」と言い出す本編映像

 アンソニー・ホプキンスが“史上最高齢”で「第93回アカデミー賞」主演男優賞にノミネートされたのをはじめ、計6部門(作品賞、主演男優賞、助演女優賞、脚色賞、編集賞、美術賞)でノミネートを果たした映画『ファーザー』(5月14日公開)。本作は、認知症が進行していく父と娘の絆を見つめた感動の物語。このたび、本編の一部がWEBで解禁された。



【動画】映画『ファーザー』本編映像



 この動画は、アンソニー・ホプキンス演じるアンソニーのアパートに、娘のアン(オリヴィア・コールマン)がやってくるシーンから始まる。自分の腕時計を介護人に盗まれたと言い張るアンソニーに、失くしたのではないかと諭すアン。だが、時計はどこにもない。本当に彼だけが間違っているのか? 見ている私たちがアンソニーと共に、認知症による記憶と時間の混乱を体験するようなシーンだ。



 そして本作を見るものすべてをかつてない映画体験に誘うことに非常に貢献しているのが、センスの良い調度品で飾られた<アンソニーのアパート>。もう1人の重要な登場人物と言っても過言ではない。撮影は一ヶ所のアパートで進み、登場人物のように変化する。このことが、時には居心地がよく快適で、時には冷たく見慣れないアパートに変化し、観客に混乱を呼ぶ。



 この美術を手掛けたのは、『タイタニック』『ハリー・ポッター』シリーズ『賢者の石』と『秘密の部屋』『バットマンビギンズ』『ロケットマン』など数々の名作に携わってきたピーター・フランシス。これまでにない美術表現で、見事アカデミー賞美術賞にノミネート中だ。



 本作は、世界30ヶ国以上で上演された傑作舞台を映画化したもの。監督は原作舞台を手掛けたフロリアン・ゼレール。長編初監督にして、現実と幻想の境界が曖昧になっていく父の視点で描かれる、これまでになく画期的な表現を実現させた。現実と幻想の境が曖昧になっていく愛する父アンソニー。父の変化に戸惑い悩む娘アン。父アンソニーの記憶と現実を追体験する迷宮のような世界観が観客をかつてない映画体験へと誘う。



 父と娘のやり取りは、切ないけれどおかしく、いらだたしいのにいとおしい。愛する父に娘であることさえ忘れられていく悲しさ、父は最愛の娘を、そして自分をも完全に失ってしまうのか? 二人がたどり着く心震える結末とは――。



 なお、アカデミー賞授賞式は、日本時間26日午前から行われる。



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