乃木坂46“主力世代”3期生が覚悟の涙 12人一人も欠けずに4年ぶり単独ライブ

乃木坂46“主力世代”3期生が覚悟の涙 12人一人も欠けずに4年ぶり単独ライブ

 アイドルグループ・乃木坂46の3期生12人が9日、千葉・幕張メッセ 幕張イベントホールで無観客配信ライブ『乃木坂46 9th YEAR BIRTHDAY LIVE ~3期生ライブ~』を開催した。2016年9月の加入から5年目。1人も欠けることなく、2017年5月以来4年ぶりの3期生単独ライブが実現し、12人は何度も涙をこぼした。



【写真14点】思い入れの深い衣裳や楽曲を披露 涙ぐむ与田祐希も



 3期生は、1期生の橋本奈々未さんが2016年10月にグループからの卒業を発表(17年2月卒業)する直前の2016年9月に加入。乃木坂46のファンからメンバーになった世代だが、いまや現役メンバーとしては、表題曲のセンター経験者3人(大園桃子、与田祐希、山下美月)、選抜メンバー経験者9人といずれも期別では最多で、世代交代の進む乃木坂46の主力世代となっている。



 開演前からハッシュタグ「#やっぱ3期生だな」がツイッターでトレンド入り。期待感が高まるなか、ソロダンスで登場した12人は、大園桃子の「3期生いくぞー!」の号令で3期生初のオリジナル曲「三番目の風」からスタートした。



 薄紫を基調とした衣装をまとい、久保史緒里&山下美月Wセンターの「未来の答え」、岩本蓮加センターの「トキトキメキメキ」、山下単独センターの「自分じゃない感じ」、伊藤理々杏センターの「僕の衝動」、久保単独センターの「毎日がBrand new day」と、3期生曲をノンストップで6曲続けてパフォーマンスし、12人はあっという間に汗だくになった。



 中盤には歴代衣装にスポットライトを当て、加入前に憧れていた先輩の衣裳や、自身が初めて『NHK紅白歌合戦』に出場したとき、グループが初めて『日本レコード大賞』を受賞したときなど、それぞれ思い入れの深い衣裳を着用。3期生が初めて先輩たちと同じステージに立った2017年2月の『5th YEAR BIRTHDAY LIVE』(さいたまスーパーアリーナ)の映像が流れると、先輩たちに借りた当時の衣裳に着替えて「ハルジオンが咲く頃」や「白い雲にのって」を歌い、差し込まれる4年前の映像と現在の対比でファンの胸を熱くさせた。



 久保は「先輩が着ていて“かっこいいなぁ”と思っている衣裳に私たちも袖を通させていただくことで、“シャン”としますし、この曲を継いでいかなきゃという思いにもなれるので、衣裳というのは乃木坂46を継いでいくうえでも語っていくうえでも大事な文化」と語った。



 ここからは趣を変え、岩本蓮加と向井葉月がアコースティックギターを抱えると、2人のアコギ演奏だけでメンバーがアイコンタクトをしながら「僕だけの光」を歌唱。岩本が「加入当時からの葉月といつか披露したいと言っていた」というステージで演奏する夢を4年半越しにかなえると、メンバーは「最高だよー」「感動した」と次々に泣き始めた。



 岩本が「練習のときからみんな優しい眼差しで。(伊藤)理々杏と(山下)美月はリハのときから泣いていたから」と話すと、山下は目に涙をためながら「言わないでよ」と強がり、向井は「ほんとにありがとう。本当にみんな好き」と感謝。与田は「なんかもう胸がいっぱい。12人でライブできてうれしい」と言葉を詰まらせた。



■1期生、2期生曲を歌う責任感「歌い継ぐことをやめちゃいけない」



 後半では、先輩の1・2期生の楽曲と、後輩の4期生の楽曲を歌うことになり、VTRで久保がそれぞれの楽曲への思いを明かした。2期生が3月28日に実施した『2期生ライブ』で、1曲目とアンコールのラストに2回も披露するほど思い入れの深い楽曲「アナスターシャ」を歌うことについては「正直、やりたくないと言ったら違いますけど、やっていいのかと思いました。特別な意味の込められた曲なので」と葛藤しつつも、「乃木坂46の歴史を継いでいくというのは、こういうことなんだなというか、『歌い継ぐことをやめちゃいけないよ』という意味でこの曲を歌うのかなと思いました」と胸中を吐露。



 また、初期に5作連続センターを務めた1期生の生駒里奈が2018年4月に卒業前、最後にセンター任された「Against」に対しても「1期生の先輩のオリジナル曲は、乃木坂46の始まりであり、原点であり、やっぱり頂点。必死に追いついて行かなきゃいけないのが私たちの使命だなと思っています。生駒さんの卒業コンサート、あの曲の歌詞が当時の自分たちには刺さったというか、私たち後輩がどうしなきゃいけないかというのを考えるきっかけとなった曲で、この12人で歌うことにすごく意味を感じました」と説明。継承する者の責任の重みや自覚をかみしめながら両曲を12人で披露すると、そのまま代表曲「インフルエンサー」「シンクロニシティ」「きっかけ」でたたみかけ、センターを務めた梅澤美波や久保の目には涙が光った。



 本編の最後は大園が「3期生みんながとっても大好きな曲なので、皆さんにも大きな愛が伝わるといいなと思います」と切り出し、ここまで温存していた「思い出ファースト」を投入。梅澤は「最後はこの曲で終わりにしたいという思いがありました。私たち3期生は加入5年目を迎え、いろんなことがありましたが、誰一人欠けることなくこうして12人が同じステージに立てている、ここにいる奇跡を改めて感じたライブでした。こんなにも愛しくて、守りたい人たちに出会えたことが何よりもの幸せです。次は皆様に直接会えることを楽しみにしています」と涙ながらに伝え、メンバーたちも目をうるませた。



 アンコールでは、6月9日発売の27枚目シングル「ごめんねFingers crossed」に収録される3期生の新曲「大人たちには指示されない」を初披露。楽曲の世界観に合う3期生唯一の現役高校生、17歳の岩本がセンターを務める。バキバキに踊るダンス曲をフルで披露し、パフォーマンス後は全員息切れ。岩本は「こんなにガシガシ踊ったのは久々。真剣に振りを確認しているみんなを見て、センターという重みはそこで消えた」と語った。



 『9th YEAR BIRTHDAY LIVE』6公演の締めくくりはライブ鉄板曲「ガールズルール」。あおりを担当した山下は曲中に「4年ぶりの3期生ライブ、本当に楽しい時間を過ごすことができました。12人誰ひとり欠けることなく活動できたのも皆さんのおかげです。今はまだ会えない日々が続きますが、この会場でライブができる日を願って、私たちも頑張っていきます」と宣言。



 歌唱後には梅澤が「乃木坂46は今年10年目を迎えました。こんなにも長く愛され続けるグループでいられるのはファンの皆様のおかげです。これからも続いていく乃木坂46に、私たち3期生12人手を取り合って、大好きで大切なグループにたっぷりの愛を注いでグループを守っていきたいと思います」と誓いを立てた。



■『乃木坂46 9th YEAR BIRTHDAY LIVE ~3期生ライブ~』セットリスト



Overture~DANCE INST

01. 三番目の風

02. 未来の答え

03. トキトキメキメキ

04. 自分じゃない感じ

05. 僕の衝動

06. 毎日がBrand new day

07. 帰り道は遠回りしたくなる

08. 命は美しい

09. My rule(大園、久保、阪口、中村、向井、与田)

10. 三角の空き地(伊藤、岩本、梅澤、佐藤、山下、吉田)

11. 逃げ水

12. 不眠症

13. サヨナラの意味

14. ハルジオンが咲く頃

15. 白い雲にのって

16. ハウス!

17. 僕だけの光(Gt.ver)

18. 僕が行かなきゃ誰が行くんだ(伊藤、梅澤、佐藤、中村、向井、吉田)

19. 言霊砲(大園、久保、山下、与田)

20. 平行線(岩本、大園、久保、阪口、与田)

21. ロマンスのスタート

22. Out of the blue

23. アナスターシャ

24. Against

25. インフルエンサー

26. シンクロニシティ

27. きっかけ

28. 思い出ファースト

【アンコール】

EN1. 大人たちには指示されない

EN2. 空扉

EN3. ガールズルール



■出演メンバー

伊藤理々杏、岩本蓮加、梅澤美波、大園桃子、久保史緒里、阪口珠美、佐藤楓、中村麗乃、向井葉月。山下美月、吉田綾乃クリスティー、与田祐希
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