AKB48最後の1期生・峯岸みなみ「15年かかってしまった」【スピーチ全文】

AKB48最後の1期生・峯岸みなみ「15年かかってしまった」【スピーチ全文】

 結成15周年のアイドルグループ・AKB48の最後の1期生・峯岸みなみ(28)が22日、神奈川・ぴあアリーナMMで1年越しの卒業コンサート『~桜の咲かない春はない~』を開いた。2005年12月8日に東京・秋葉原のAKB48劇場で20人の1期生がお披露目されてから15年半。AKB48の衣装の象徴、赤チェックを基調としたドレスに身を包んだ峯岸は、「私の人生にはどうしてもAKB48が必要だった」と万感の思いを込めてあいさつし、AKB48の未来を後輩たちとファンに託した。卒業スピーチは以下のとおり。



【ライブ写真】優子、麻里子さまら“神7”をはじめOG続々登場…峯岸みなみ卒コンの模様







皆さん、今日はいろんな都合をつけて、いろんな心配もあるなかでこうやって私の卒業コンサートに足を運んでくださって、本当に、本当に、ありがとうございます。



中学1年生、13歳のときにAKB48に加入して、皆さんも知ってのとおり、私の15年のアイドル人生はとても順風満帆とは言えませんでした。



みんなに元気を与えたりとか、笑顔を与えたりとか、そういう存在のはずなのに、応援してくれている人を悲しませちゃったりとか、傷つけちゃったときもあったなと思うし、自分のまいた種でいろんな意見を浴びたりとか、そういう期間がすごくたくさんあったんですけど、でも、今思うと、AKB48に入って、全く、後悔をしていない自分がいます。



むしろ、AKB48に私が必要だったかはちょっとわからないけど、私の人生にはどうしてもAKB48が必要だったんだなと、きょうこのステージに立って改めて思いました。



結構つらいこともあったりしたのに、なんでこんなに楽しくて、こんなに幸せなことばっかり頭に浮かぶんだろうって思ったら、きょうこのコンサートの最中に答えは見えていて、私がどんなにだめでも、どんなに落ちていこうとも『頑張ろう』って、手を引っ張ってくれたたくさんのメンバーたちに支えられてきました。



たくさんのメンバーの卒業の中で、自分は一人ぼっちになっちゃうんじゃないかなって、いつまでAKB48にいていいのかなと思うこともあったんですけど、でもこうして一緒にステージに立ってくれる現役メンバーとか、たくさんの後輩たちにもいっぱい甘えて、いっぱい助けてもらって、本当に最後まで楽しいAKB48生活を送らせてもらうことができました。



そして、たくさんのスタッフさんたちにも、いっぱい甘やかしてもらっちゃいました。このドレスは、このステージは、あのとき辞めていたら、絶対に私のものではなかったと思ったら…(涙)、どんなことがあっても、自分が“ここだ”というときまで卒業を先延ばして、卒業の覚悟を決めるのをここまで待ってよかったなって、本当に思います。



そして、何より、この会場に来てくださっているファンの皆様、配信でこのライブをご覧になってくださっている皆様、こんな私をアイドルにしてくれて本当にありがとうございます。私がここまで続けてこれたのは、ファンの皆様の声援、励まし、このサイリウムの光だったり、たくさんたくさん与えてもらって、1日1日アイドルの寿命を延ばしてきました。本当にファンの皆様のおかげで、今の私があると思っています。



ここまでたどりつくのに私は15年かかってしまったんですけど、今、在籍しているみんなには、卒業するときにこんな気持ちで卒業してほしいなって思います。だからこそ、これからも、私が言うことじゃないかもしれないんですけど、このステージに残るメンバーを、AKB48を、ずっと一番のアイドルグルーブでいさせてください。皆さんの力が必要です。これからもAKB48をよろしくお願いします。



 今、私は、なんか今までにないくらい自分のことを好きでいられて、そんな自分を、きょうたくさんの人に見てもらえて、すごく、すごくすごくうれしいなと思うんですけど、私には自分のことを好きになれなかった時期に、秋元先生からもらった大切な歌があって、『なんでこんなに私の気持ちがわかるんだろう』って、最初曲をもらったときにびっくりしちゃったくらい、自分に当てはまる曲なんですけど、今日の私が過去の、自分のことが嫌いだった私に向けて、そして、あのときの私と同じように、悩んだり迷ったりしている、多分、裏で聞いてくれているのかなって思う後輩たちに向けて、そして、毎日大変だし、イヤなことばっかり、暗い世の中で、イヤんなっちゃうなって思っている皆さんのために、きょうはこの曲を、心を込めて歌わせていただきたいと思います。聞いてください。「私は私」。







ソロで「私は私」などを歌いあげたあと、OGを含む全員でインディーズデビュー曲「桜の花びらたち」を熱唱。最後に現役メンバーとともに「10年桜」を歌った峯岸は「それでは皆さん、アイドル峯岸みなみとはここでお別れですが、引き続き、峯岸みなみとAKB48をよろしくお願いします。バイバーイ! 死ぬほど幸せです! アイドルになれてよかった~!」と絶叫し、ステージを後にした。峯岸は今月28日に東京・秋葉原のAKB48劇場で行われる卒業公演をもって15年半の活動にピリオドを打つ。
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