佐々木蔵之介、膨大な“デジタル用語”と説明せりふに格闘 癒やしは「鴨川散歩」

佐々木蔵之介、膨大な“デジタル用語”と説明せりふに格闘 癒やしは「鴨川散歩」

 テレビ朝日系木曜ミステリー枠の新ドラマ『IP~サイバー捜査班』(毎週木曜 後8:00※初回は2時間スペシャル)で主演を務めるのは佐々木蔵之介。役柄は、京都府警本部が新たに設立した《サイバー総合事犯係》の主任で、サイバー犯罪に関する知識も捜査スキルはピカイチの安洛一誠(やすみや・いっせい)。超がつくほどのデジタル人間で、「0か1で割り切れない感情に固執するのは時間の無駄」と言い放ち、ジャケットの代わりに“羽織”を身にまとう、警察官らしからぬ変わり者だ。



【画像】初回2時間スペシャルの場面写真



 「地元・京都で連続ドラマを撮るのは、それはもう楽しみで。ですが、格闘はしました。僕自身は、スマホの機能をほとんど使えていないような超のつくアナログ人間。アルゴリズム? アカウント? カタカナが多いので、元々の英語の意味を調べるところから入りました(笑)」。



 サイバー犯罪の脅威とその裏にある人間ドラマを描く本作。「デジタル用語ってつかみどころがなく、実態が見えないので、せりふを覚えるのが難しい!」かつ、刑事ドラマの宿命である長い説明ぜりふと格闘したという撮影の日々。それを支えてくれたのは、「京都の撮影スタッフ、それに鴨川。とにかく、故郷の京都が自分にとって大きな力になりました」。



 京都市内の南北を流れるあの鴨川ですか? 「覚えないといけないせりふがいっぱいあったので、宿泊先から撮影所まで1時間半くらい、ブツブツ、せりふを言いながら、京都の町並みを見ながら、歩いて行ったり、鴨川を散歩したり。鴨川を見ると落ち着くんですね、なぜか。僕は、川下から川上に向かって歩くのが好きです。鴨川の所々にある段々(落差工)が美しい。鴨川から望む比叡山もいいですね。すごく心穏やかにさせてくれました。台本を持って、ブツブツせりふを覚えながら、川を渡ったりして。亀や千鳥の形をした飛び石があるんですよ(鴨川デルタ)。それは、至福の時間でもありました」



 木曜ミステリー枠では、京都を舞台にした『科捜研の女』や『遺留捜査』などの長期シリーズ化されているドラマも多い。今回、「サイバー犯罪」を題材にした全く新しいドラマの立ち上げは、「いつもよりも高い頂(いただき)を目指して、登っている気分だった」という。



 「僕と同じように、IPって何? サイバー捜査ってどういうこと? と、近寄りがたい感じがしますが、この作品で描かれている事件や用語は、毎朝、新聞で見かけるほど身近なものでもあるんです。たとえば初回は“フィッシング詐欺”が事件のきっかけとして登場しますが、こんなにも身近に、簡単にだまされてしまうような危険が潜んでいるんだ、ということを知ることで、安全な対策にもつながると思うんです。僕も勉強になるな、と思いつつ演じました。意外と“わかりやすい!”と、見ていただいたら絶対に楽しめると思います」



■7月1日放送 初回2時間スペシャル



 京都府警サイバー総合事犯係の刑事・多和田昭平(間宮祥太朗)は、捜査二課の刑事とともにフィッシング詐欺グループのアジトである廃工場に突入しようとしていた。そのアジトはサイバー総合事犯係の主任・安洛一誠(佐々木蔵之介)が解析の結果、割り出した場所だった。



 だが突入直前、安洛は些細なヒントから、その廃工場の中に“移動型アジト”が隠れていることを察知。その読みどおり、容疑者たちはコンテナトラックごと逃走を図ろうとしており、工場から猛スピードで飛び出したトラックに捜査員たちは大混乱! 現場に駆け付けていた新人刑事・古宮山絆(福原遥)の機転もあり、なんとか捕らえることができた。



 詐欺グループを確保でき、ホッとしたのも束の間――絆と多和田は想定外の事態に遭遇する。なんと、廃工場内に後頭部から鮮血を流した男の遺体が残されていたのだ…!



 まもなく遺体の身元は、5年前に懲戒免職となった元所轄の刑事・石本武明(岡田浩暉)と判明。警察組織への恨みから詐欺グループに加担し、仲間割れの末に殺害されたものと考えられたが、遺体を解剖に回したところ、胃の中から奇妙なものが見つかった。取り出されたのは、USBメモリー。石本は後頭部を殴打されて瀕死の状態の中、何者かに無理やりUSBメモリーを飲み込まされたようだった。



 仲間割れによる衝動殺人だとしたら、そんな手の込んだことなどするだろうか…。安洛は、そのUSBメモリーを使ってウイルスを仕掛ける“ソーシャルハッキング”こそが犯人の狙いだと見抜くが、その瞬間、まさにウイルスが発動。府警本部内のありとあらゆるネット機能がすべて停止してしまうという緊急事態が発生し大混乱に! さらには第二の殺人という予想外の展開も発生し…!? 



 捜査が混迷を極める中、安洛と絆は、石本が懲戒免職になる前、単独で調べていた”ある事故”に着目。絆は多和田とともに、事故被害者の母・静野順子(菊池桃子)に事情を聴きにいくと、事件は予想もつかない展開に…!?
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