【青天を衝け】“パリ編”は成長する篤太夫に注目 グリーンバックの撮影も「楽しんでやってくれた」

【青天を衝け】“パリ編”は成長する篤太夫に注目 グリーンバックの撮影も「楽しんでやってくれた」

 俳優の吉沢亮が渋沢栄一役で主演を務めるNHK大河ドラマ『青天を衝け』(毎週日曜 後8:00 総合ほか)。いよいよ11日からスタートする“パリ編”の放送を前に、演出を担当する田中健二氏が、オンラインでの合同取材で見どころを語った。



【写真】VFXで合成すると…



 パリ編の撮影は「本当はギリギリまで(パリに)行こうと思っていました」と明かし「去年の10月くらいまでは行けたら行きたいという話だったんですが、10月の終わりにフランスで1日あたり5万人の(新型コロナウイルス)感染者が出てしまい、11月いっぱいまでロックダウンになるということで、パリには行かないでパリ編を作る決断をしました」とVFXを使用して制作することを決めた。



 「ロケに行かないとできないこと、VFXでできることを制作陣で考えて、(脚本の)大森美香さんにも承諾をいただいた上でVFXを作り始めました。何ができるのかを考えながらやるのは大変で、描き方も工夫して作りあげましたが、パリと日本がパラレルに描かれるのでお楽しみいただけたらと思います」とスタッフたちの努力により、良いものが完成したと胸を張る。



 役者陣はグリーンバックでの撮影を余儀なくされたため「相手がいないストレスはあったと思う」としながらも、吉沢については「私の印象ですけど、けっこう楽しんでやってくれていたと思います(笑)」と振り返る。



 田中氏は吉沢について「本人がイマジネーションを広げて思い切った芝居をしてくれました。個人としては、(グリーンバックでの撮影に)困っている吉沢くんは見ていないですね。それは彼のすごいところだと思います」と称賛する。



 22~24話で描かれるパリ編。栄一(篤太夫)の描き方について聞かれると「最初はかつての外国人嫌いが出てきますが、いかに外国の人々を人間として認め、理解していくかを演出で仕込んだところもあります。新しいことを飲み込むという表現を強くやっていただき、物事への感動や受け入れる姿などは際立たせてやってもらっています」と、もともとは攘夷だった栄一の変化が見られるという。



 さらに「栄一たるゆえんと言いますか、新しい物事への好奇心。『おかしれえ』と円四郎(堤真一)から共鳴したことをパリでも発揮します。だからこそ、渋沢栄一という人物がこんなにも大きくなっていくというのがわかると思います。吉沢くんも意図をくんでやってくれていると思います」とアピール。パリで成長していく栄一の姿に注目したい。
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