星野源、うんざりする世の中で“褒める”ことの大切さを語る「意外と人って気づいてない」

星野源、うんざりする世の中で“褒める”ことの大切さを語る「意外と人って気づいてない」

 歌手で俳優の星野源が、6日深夜放送のニッポン放送『星野源のオールナイトニッポン(ANN)』(毎週火曜 深1:00)に生出演。褒めることが苦手だというリスナーから「源さんはいつも相手のいいところをすぐに見つけて、うれしくなる言葉で自然に伝えていてすごい」とのメッセージが寄せられると、自身の見解を真摯に伝えていった。星野の言葉を以下に掲載していく。



【写真】星野源が『あちこちオードリー』に登場



 僕も例えば、電波にのせて褒めたりとか、ゲストが来たら、話ができるけど、例えば、自分の家族とか、一番身近なマネージャーさんとかを褒めるとかは、近すぎれば近すぎるほど、言い出しにくかったりっていうのは、わかりますね。褒める…そうね。でも、あれなんですよ。生きてきてね、この40年。30代くらい、倒れる後くらいから、何ていうのかね…褒めたい人っていないんだよね。ラジオでもテレビでも、この間も『あちこちオードリー』で若林さんのこういうところがステキだっていう話をメールで送ったりとか、テレビで話したりするんだけど、なぜ、そんな話をするかというと、うんざりする人が多いんですよ(笑)。



 嫌な人だなとか、なんでこんなこと言うんだろうとか、なぜここでこんなに冷たいんだろうっていうことばっかりなんです、世の中。人も出来事も含めて、毎日ニュースを見ていて、本当にうんざりするし、なんでこんなこと起こるんだろうとか。ネットとかを見ていても、自分のことじゃないことでも普通に傷ついたりするわけ。なんで、こんな書き方をするんだろうとか、いちいち落ち込むわけ。で、やっぱり、いろんな人がいる世の中だから、悲しいことを言うなーとかがっかりだなっていうことがすごく多くて。褒めるより、けなすことの方が簡単なんですよ。ここが悪いとかって言う方が簡単すぎて、なんかそれはしたくない。



 褒めるべきこととか、この人はここがステキだって伝えることを意外と人って気づいてなかったりするから、じゃあ言わなきゃって。オレの周りだけでもステキな人を増やさなきゃって。最初はやっぱり身近な人は言えなかったけど、こういう作品が好きとかを言うようになって、あとは実際に会った人で、ここがステキだと伝えたりとか。偉そうなのかもしれないけど、偉そうな気持ちっていうより、言っていると楽しくなってくるんだよね。ここがステキだなと発見して、本当にここがステキだよなってなって、本人に伝える時に照れる人もいるし、ありがとうと言う人もいるけど、うれしそうにしてくれる人が多いので。そうやると、自分も気持ちがいいんだよね。



 周りの人の欠点を見つけるより。なぜ褒めるのかっていうと、あまりにもうんざりしたからっていうのが一番強い答えですね。好意的な意見があったら「マイナスの意見もないとおかしい」って言うけど、それがおかしいって思っていて。マイナスの意見って、ポジティブな意見の何十倍も力が強いんだから、一緒にしたらダメなんだよね。みんな意地を張っているわけ、食いしばりながら我慢して「マイナスの意見もないといけない」って言うんだけど、そんなことしなくてよくて。だいたい自分の悪いところって気づくし、気づかない人もいるから、あれなんですけど。ちゃんと人と接していたら、悪いところを言ってくれる人がいたりするから。オレの好きな言葉で、バケツいっぱいのミネラルウォーターがあって、そこにつばを一滴たらしただけで飲めなくなるでしょう? そういうことなんだよね。だから(ポジティブな意見とネガティブな意見は)平等じゃないんだよね。それってね。だから、まったく違う次元の話になってきちゃう。だから、僕は自分の周りだけでも、いいと思ったらね、ウソは嫌だけど、言うようにしています。



 そんな星野がゲスト出演を果たした、6月30日放送のテレビ東京系トークバラエティー『あちこちオードリー』(後11:36)のオープニングで話題となったテーマが「最近褒められますか」だった。『あちこち』の模様は、放送後1週間以内は「TVer」で、この日の『星野源ANN』の模様は、放送後1週間以内は「radiko」で聞くことができる。
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