広瀬すず&松坂桃李、ダブル主演、本屋大賞受賞原作「流浪の月」映画化

広瀬すず&松坂桃李、ダブル主演、本屋大賞受賞原作「流浪の月」映画化

 広瀬すずと松坂桃李のダブル主演で、本屋大賞受賞原作「流浪(ルビ:るろう)の月」(著:凪良ゆう/東京創元社)が映画化されることが発表された。監督は、『フラガール』(2006年)、『悪人』(10年)、『許されざる者』(13年)、『怒り』(16年)などを手掛けた李相日(リ・サンイル)が務める。8月上旬にクランクイン、2022年全国公開を予定している。



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 雨の夕方の公園で、びしょ濡れの9歳の家内更紗(かない・さらさ)に傘をさしかけてくれたのは19歳の大学生・佐伯文(さえき・ふみ)。引き取られている伯母の家に帰りたがらない更紗の意を汲み、部屋に入れてくれた文のもとで、更紗はそのまま2ヶ月を過ごすことになる。が、やがて文が更紗の誘拐罪で逮捕されてしまう。それから15年後。「傷物にされた被害女児」とその「加害者」という烙印を背負ったまま、更紗と文は再会し、選ぶ道とは? 



 誘拐事件の“被害女児”となり、広く世間に名前を知られることになった更紗役を広瀬が、その事件の“加害者”とされた当時19歳の大学生・文を松坂が演じる。『いのちの停車場』(公開中、成島出監督)でも共演している2人。広瀬は「とても真面目で大らかな印象を受けました。文を松坂さんが演じると知った時も、なんだかすぐにしっくりくる不思議な雰囲気もあり、今回の役、作品で、ご一緒できることはとても楽しみです」。松坂も「成島組以来の再会ですが、 肝が据わっていて頼もしさすら感じます。改めてご一緒出来ることほんとうに楽しみです」とコメント。



 李監督は、先行きの見えないこの世界の片隅に確かにあると信じられる、「魂と魂の未来永劫揺るがない結びつき」を描きたいと意気込んでいるという。『怒り』に続く2度目の李監督作品への参加に広瀬は「私は毎日なんだか、どこかずっと緊張しています」と胸の内を明かしており、初参加の松坂は「正直今は霧の中にいる気分です。ただこの作品に文として参加できる喜びを噛み締めてもいます。全身全霊でいきます」と、準備を重ねているところだという。



 「二人の眼差しが重なり、互いを慈しむ優しさにあふれた時、自分がどれほど心を奪われるのか…待ち遠しくてなりません」という李監督のコメントは、映画&原作ファンが抱いた思いでもあるに違いない。



■原作者・凪良ゆう氏のコメント



 夢みたいでした。初めての映画化、さらに以前から作品のファンだった李監督に撮っていただけると聞いて、人生ってこんなことがあるんだなあと呆然としたほどです。小説からさらに広がっていく映画『流浪の月』が今から楽しみでなりません。



 李監督から脚本をいただいたとき、人物への理解の深さに鳥肌が立ちました。原作にはないエピソードを追加しながらも、どこまでも更紗らしく文らしい。どれだけ原作を読み込んでくださったのだろうと、李監督にお任せして本当によかったと改めて確信しています。



 広瀬さんも松坂さんも際だった存在感と透明感のあるおふたり。一見静かながら内に渇望を秘めた文と更紗に、どこか通じるものを感じています。おふたりに演じていただくことで、物語に込めた思いがより多くの方に伝わるよう願っています。
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