細田佳央太、上白石萌歌の“タフさ”に羨望「自分もこうならなきゃ」

細田佳央太、上白石萌歌の“タフさ”に羨望「自分もこうならなきゃ」

 女優の上白石萌歌、俳優の細田佳央太が20日、都内で行われた映画『子供はわかってあげない』の公開記念舞台あいさつに出席した。



【動画】お互いを褒めて笑顔を見せる細田佳央太&上白石萌歌



 第24回手塚治虫文化賞・新生賞を受賞、また「マンガ大賞2015」2位や数々の漫画賞を受賞した田島列島氏の同名漫画(講談社モーニングKC)を、『南極料理人』『横道世之介』などの沖田修一監督が映画化。水泳×書道×ガールミーツボーイ×アニヲタ×家族×迷(!?)探偵×本当の父探し×元教祖といった要素をかけ合わせた青春映画。



 新型コロナウイルス感染拡大による約一年の公開延期を経て封切りを迎えた。主演の上白石は「私にとって大切な作品をこうして公開することができてうれしいです。本当にありがとうございます」とあいさつし、深々と一礼。「きのうは興奮して、原作の漫画と映画の台本をウルウルしながら読み返してしまいました。本当にこの映画の公開を心待ちにしてたんだなという気持ちとこの映画が私にとってこんなにも大切で、心の大きいところを占めてたんだなというのを感じました」と熱弁した。



 トークセッションでは、観客の心を鷲づかみにした、物語終盤の屋上での美波(上白石)ともじくん(細田)の告白シーンが話題に。上白石は「初めて原作を読んだ時から震えるほど素晴らしいシーンで、自分が演じることが決まって台本でそのシーンを読んだ時は、胸がいっぱいになって、台本をスッと閉じて深呼吸をしてしまうくらいでした。恥ずかしくて大笑いした後に、泣いてしまうというお芝居を自分ができると思っていなくて、『無理なんじゃないか?』と思って現場に行ったけど、もじくんを見ていると泣けてくるような高揚感がありました」と振り返る。



 イベント前に、上白石らと一緒に告白シーンを劇場で鑑賞した細田も「少しの恥ずかしさもありつつ、『温かいな』と一番に感じました。このシーンを見るだけで、撮影風景がよみがえってくるくらい、核になっているシーンだなと感じました」としみじみ語った。



 そんな細田は、2年前の撮影時は“リアル高校生”で「今よりもまだまだ技術的にも精神的にも足りていない時にこの作品に出会って、沖田監督をはじめ、すてきなキャストのみなさんに出会い、特に美波ちゃんを演じた上白石さんの精神的な強さに一番影響を受けて感化されました」と回想。「海に入ったり日に当たったり、毎日撮影があって疲れているはずだけど、そういう顔を見せずに現場でいつもキラキラしていて、自分もこうならなきゃと勉強になったし、自分の足りないところが見つかりました。精神的な面でこれからも自分の土台になるだろう作品になりました」とリスペクトのまなざしを向けた。



 その言葉に照れた表情を浮かべた上白石は「私はずっともじくんを演じる佳央太くんに支えられていました。あの美波を引き出してくれたのは、もじくんの懐の深さだと思っています」と返し、感謝した。



 舞台あいさつにはそのほか、千葉雄大、沖田監督が出席。サプライズで原作者・田島列島氏からイラスト付きの手紙が届き「全国公開、おめでとうございます。撮影のとき、沖田監督が笑いながら撮っていたのが面白かったなーと、懐かしく思い出します。演者のみなさんにお会いする時、いつも挙動不審ですみません。やさしく対応してくださり、ありがとうございます。一生の思い出です」という内容に、登壇者たちも感激していた。

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