ナイナイ“解散ない”発言の重み 裏番組のおぎやはぎも反応「コンビで見たらうれしくなっちゃう」

ナイナイ“解散ない”発言の重み 裏番組のおぎやはぎも反応「コンビで見たらうれしくなっちゃう」

 まさに「99は終わらない」宣言だった。19日深夜放送のニッポン放送『ナインティナインのオールナイトニッポン(ANN)』(毎週木曜 深1:00)で、ナインティナインが、かつて、吉本印天然素材としてともに活動していた雨上がり決死隊の解散について語り合った。長きにわたる親交があるだけに、2人の口からも熱い思いが聞かれたが、その中で自分たちの関係について話題がおよび、コンビとしての継続を誓い合う一幕があった。放送中のやりとりをもとに、過去のインタビューなども振り返りながら、ナイナイの“解散ない”宣言の重みを考えてみたい。



【写真】99は終わらない! アクリル板ごしにハイタッチするナイナイ



 雨上がり決死隊の解散について話す流れで、岡村が「久しぶりにちょっと確認しようか、ナインティナインの…」と自分たちに解散の意思がないことを確認しようと切り出すと、矢部は「ちゃうちゃう、それ前から言うてるけど、オレは確認求めてないから」とかぶせ気味にツッコミ。かつては同番組で「『何があっても、あと5年はやろう』とか言うてた時期あったよね」と矢部は振り返りながら、「でも、岡村さん、それが難しくなってきてるのよ」と続けると、岡村も「行かへんで、直(営業)とか」と必死に抵抗した。



 岡村が「変わったんちゃう、自分? 昔は『僕からは(解散は)言いませんよ』とか、言ってたやん」と嘆くと、矢部は「岡村さん、なんで電波であんなこと言うの?」と過去にラジオで“解散しない意思”を確認してきた岡村の真意を尋ねる。岡村が「コンビでも、突然解散しようって言われたら、そこで終わってしまうから。だから、電波借りて、確認しとかなアカン」と真意を明かすと、矢部が「いや、これは逆に言っとくよ。オレからは絶対にない。『解散しましょう』なんて」と改めて宣言した。



 岡村が「言うたで!」と念を押すと、矢部は「言うた。これ録音して。オレからは絶対にない」と断言。岡村が「オレからもないで。じゃあ、解散はないっていうことでええねんね?」と改めて確認すると、矢部は「オレから解散はない。逆に、正直に言うよ、この確認が腹立ってんねん」と笑わせた。その後、2人ならではのかけあいが見られた。



【矢部】オレにそんな匂いある? コイツ、解散とか言ってきそうな感じやわみたいな。



【岡村】ちょっとあるで(笑)。



【矢部】ウソやん(笑)! めっちゃショッキング。



【岡村】出してへんけど…。オレから言うことはないけど、もしかしたら、相方から言うことあるんちゃうかって。そういうことがもしかしたらあるかなって。



 解散という選択がないことを確認した上で、この日の1曲目に流れたのは郷ひろみの99枚目のシングル「99は終わらない」(2014)。同曲の発売前後には『ナイナイANN』で話題となり、“999”回目のゲストとして郷がゲスト出演を果たすまでにいたった。粋な選曲への余韻もそのままに、1994年にスタートした『ナイナイANN』が、20日をもって10000日目を迎えたことがリスナーから伝えられた。そんな記念すべき日に飛び出した“うれしいお言葉”を象徴するように、リスナーからの呼びかけで、2人による“アクリル板ごしのハイタッチ”も飛び出した。



 このかけあいが、裏番組のTBSラジオ『木曜JUNK おぎやはぎのメガネびいき』に広がった。リスナーからのメールでナイナイの“確認”を知った小木博明が「裏のライオン(ナイナイANN)もそうやって確認しあっていたんだ。裏のライオンも一時期解散するんじゃないかなって思っていた」と率直な思いを口にすると、矢作兼も「矢部さんがラジオやめて、今また戻ってきたけど、ちょっと仲が悪いっていうわけじゃないけど、コンビっていろいろあるじゃない?」と口にした。その上で、小木が次のように呼びかけた。



 「あれこそ、奥さんが1回別居して、期間を置こうってなって、それがうまくいったパターンだからね。そのことで、前よりも仲良くなったというか、近くなった感じがするよね。やっぱり、オレナイナイさんもコンビで見たらうれしくなっちゃうもんね。不思議だよね、コンビってね。コンビでいると見ている方も気持ちが明るくなっちゃう」



 小木の「一時期解散するんじゃないかなって思っていた」という、一見ドキリとする言葉が飛び出した裏側には何があったのか。それを裏付けるような矢部からの率直な思いが、2018年にORICON NEWSが行った『めちゃ×2イケてるッ!』リレーインタビューの中にあった。「連載1回目のインタビューで相方が『2年後には結成30周年も来るので久しぶりに2人でネタをやろうかなと考えています』って言っていましたよね。ただ、はじめにこれだけ言わせてください。こうやって、取材やラジオを通してオレに言うけど、まずは直接言ってこいよ、ええ大人がいつまで照れてんねんっていうのは常々思っています(笑)。出会いはサッカー部の先輩と後輩という関係ですけど、今はこっちも先輩だと思っていないですから(笑)」。



 岡村からすれば、コンビという間柄だからこそ「言いたいことも言えない」状態が続いていたのかもしれないが、それにやきもきしていた矢部が笑いを交えながらもしっかりと指摘する姿は、今でも印象に残っている。それから3年の月日が流れた。岡村が2014年からピンで行ってきた『ANN』は、紆余曲折を経て、昨年5月から再び『ナイナイANN』としてリスタートした。そんな中、今年2月に行われた番組企画「矢部の壁」では、エンディングで『めちゃイケ』エンディングテーマであるJUDY AND MARY「BLUE TEARS」が流れるという粋な選曲が。その中で、鬼越トマホーク・坂井良多が「2021年は、ナインティナインがナインティナインと向き合う年にしてほしい。新生ナインティナイン元年」と、ナイナイへの愛ある訴えを行っていた。



 ともに30年以上にわたってコンビを続けてきた先輩である雨上がりの解散という衝撃的なニュースを語る中、坂井が訴えていたことを実行に移す時が訪れた。“ラジオ”という空間だからこそ、岡村は「電波借りて、確認しとかなアカン」と振りながらも、コンビとしての意思確認を行い、矢部もツッコミを入れながら「オレからは絶対にない。『解散しましょう』なんて」と応じた。この言葉の持つ重みをかみしめながら、ナインティナインとして、2人がどんな歩みを見せるのか、必死のパッチで追いかけていきたい。



 番組の模様は、放送後1週間以内は「radiko」で聞くことができる。
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