『竜とそばかすの姫』興収58.7億円突破 『バケモノの子』超えで細田守監督の最高記録更新

『竜とそばかすの姫』興収58.7億円突破 『バケモノの子』超えで細田守監督の最高記録更新

 7月16日に公開された細田守監督の最新作『竜とそばかすの姫』が、公開57日間で興収58.7億円を突破し、細田監督作品の歴代最高記録を更新したことが11日、都内で行われた舞台あいさつで発表された。これまでの細田監督作品の最高記録は、最終興収58.5億円の『バケモノの子』(2015)だった。



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 舞台に登壇した細田監督は「ありがとうございます!」と満面の笑顔。続けて「日本だけでなく、世界中がコロナ禍という特別な状況の中、公開初日から緊急事態宣言中で時間や座席が制限された中、みなさんに見ていただけて、こうやってごあいさつができるのは、この作品がすごく恵まれていることだと思います」とファンに感謝の思いを伝えた。



 『竜とそばかすの姫』は、インターネット世界を舞台に、母親の死により心に大きな傷を抱えた主人公の女子高校生が、“もうひとつの現実”と呼ばれるインターネット上の仮想世界<U(ユー)>で大切な存在を見つけ、悩み葛藤しながらも懸命に未来へ歩いていこうとする勇気と希望の物語。



 初日アンケートによると男女比は44.5%:55.5%と女性が上回る結果に。年代は20代が一番多く、次いで40代、僅差で30代、50代と続く。鑑賞理由の1位は「細田監督作品が好きだから」が54.9%で最も高く、今作の大きな要素である「音楽」が強い関心を得て話題となっている。



 細田監督は、1991年に東映動画(現・東映アニメーション)へ入社。アニメーターを経て、『劇場版デジモンアドベンチャー』(99年)で映画監督デビューを果たした。その後、フリーとなり、11年に齋藤優一郎プロデューサーと自身のアニメーション映画制作会社「スタジオ地図」を設立。



 フリーからの過去作すべて「日本アカデミー賞」最優秀アニメーション作品賞を受賞。『未来のミライ』(2018年)は、アニー賞受賞に「アカデミー賞」長編アニメーション部門にノミネートされるなど世界から評価を獲得し、『竜とそばかすの姫』もカンヌ国際映画祭オフィシャル・セレクション内に新設された「カンヌ・プルミエール部門」に選出された。

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