ドラマ『賢い医師生活シーズン2』バンド楽曲・OSTまとめ【ハングクTIMES Vol.26】

ドラマ『賢い医師生活シーズン2』バンド楽曲・OSTまとめ【ハングクTIMES Vol.26】

 音楽、ドラマ、映画などさまざまエンタメコンテンツが盛り上がり、まさに時代は“第4次韓国ブーム”。実際に現地に行って楽しみたくても、コロナの影響で韓国に行くのは難しい日々が続きます。そんなあなたに、グルメ・ファッション・コスメなど気になる情報も含めて、韓国在住のライターが現地の最新レポートを週替りテーマで毎週金曜日にお届けします!



【動画】『賢い医師生活』バンド楽曲・OST一覧



 こんにちは。韓国在住の編集ライター・二俣愛子です。9月16日に最終回を迎えたドラマ『賢い医師生活 シーズン2』。ロスってる方も多いのではないでしょうか?私もそんなロス民の一人です。そこで、“まだまだこのドラマにひたりたい!”という方のために、劇中バンド「ミドとパラソル」が、各ストーリーの終盤で歌った楽曲と、注目したいOSTをまとめてみました。



■ミドとパラソルとは?



 「ミドとパラソル」は、ドラマのメインキャラクター5人が大学時代から組んでいるバンドの名前。



 ドレミファ(韓国読み:パ)ソラシドを入れ替えて、紅一点の女優チャン・ミドさんの名前から由来したもの。



 チョ・ジョンソク(イ・イクジュン役)がギター、ユ・ヨンソク(アン・ジョンウォン役)がドラム、チョン・ギョンホ(キム・ジュンワン役)がギター、キム・デミョン(ヤン・ソクヒョン役)がキーボード、チョン・ミド(チェ・ソンファ役)がベースを担当しています。



※以下、本文内では役名で紹介しています。



 5人は楽器が全くできなかったようですが、このドラマのために猛練習を重ねて楽器をマスター。その努力のおかげで、あの素晴らしいバンド演奏が実現したんですね!



 メインキャラクターたちが99年の大学入学組という設定から彼らは「99ズ」の愛称でも親しまれていますが、どこか懐かしい90年代の楽曲をメインに採用されているのも、このドラマのポイント。



■第1話「雨とあなた(Rain and You)」



 2006年に映画『ラジオスター』で俳優のパク・チュンフンが歌った曲を、韓国のオーディション番組『シンアゲイン:無名歌手伝』に出演して一躍時の人となったイ・ムジンがこのドラマのためにカバー。韓国では、音楽チャートで上位に踊り出るなど、大ヒット中です。



 ちなみに彼は、映画『えんとつ町のプぺル』の韓国版OSTも歌っています。ドラマでは、イクジュンが見事に歌い上げ、その高い歌唱力を響かせてくれました。



■第2話「秋の郵便局の前で」



 キム・デミョン演じる産婦人科医のヤン・ソクヒョンが歌った「秋の郵便局の前で」は、1994年に発売されたユン・ドヒョンのソロデビューアルバムの同名タイトル曲「秋の郵便局の前で」をリメイク。これを歌うソクヒョンの繊細な歌声と歌唱力が印象的でした。



 原曲はフォークサウンドですが、ピアノ、管弦楽中心の編曲がほどこされていてまた違った感じの切ないバラードに。編曲は、ユ・ジョンヒョン作家が担当。彼はほかにも『賢い医師生活』シーズン1のOST「君の美しい私の愛」の編曲、『愛の不時着』のOST「二人だけの世界へ行こう」の作曲、編曲などを手掛けています。



■第3話「僕は君が好き」



 この曲は、歌手のチョ・ヨンピルが1983年に発表した5thアルバムのタイトル曲。明るく軽快な曲の雰囲気とメロディーで発売当時、爆発的な人気になったのだそう。



 今回の配信版OSTでは、チャン・ボムジュン(春の曲といえばこの人の曲が必ず挙がる人気歌手)が、同曲をカバー。スイートで心地よい彼の歌声が魅力的です。



 ドラマ内では、ソンファがジョンウォンにその日のバンド練習曲を知らせるのに「アイ ライク ユ~」と言うシーンがあり、キュンとしました。



■第4話「Let‘s Forget it」



 この曲は、同じ制作チームのドラマ『応答せよ1988』のOSTとしても使われたので、ファンの方は聞きなじみのある曲だったのではないでしょうか?



 韓国のマドンナとも言われたキム・ワンソンの名曲。キャッツアイなアイラインが印象的な女性歌手で、現在はバラエティー番組でも活躍しています。



 ミドとパラソルは、イクジュンと一緒にジュワンもソロパートを披露。イクジュンの妹、イクスンとの失恋後のジュワンが歌う「Let‘s Forget it(さあ忘れよう)」が、切ないのなんの!



■TWICE も参加!OST「ヌグ ポダ ノル サランへ(誰よりも君を愛してる)」



 第4話では、TWICEも同ドラマのOSTに参加。これをきっかけにドラマを観るようになった人も増えたのだとか。キュートすぎる歌声に癒されます!



■第5話「もう1年」



 2001年に発売された男性デュオBrown eyesの「もう1年」という曲。



 歌詞には「もう1年経ったけど、君を信じてる。…君を待つよ」というフレーズがあり、まだイクスンが忘れられないジュンワンと、1年ぶりに彼の姿を車越しに見たイクスンが大粒の涙を流すシーンが印象的だった第5話にぴったりな曲でした。



■「好き好き」



 1996年に発売された、グループ「天気予報」の「好き好き」をリメイク。第5話で、イクジュン版の「好き好き」が流れると、韓国のSNS上でも爆発的な話題に。



 このレコーディングのとき、イクジュン役のチョ・ジョンソクはとんでもない過密スケジュールだったようですが、それでも笑顔を忘れずに歌い上げスタッフを感動させたというエピソードも。実はかなり難易度の高い曲で、チョ・ジョンソクの歌唱力あってこそ実現した楽曲だったのだそう。



■第6話「スーパースター」



 「スーパースター」は、2005年に歌手のイ・ハンチョルが発表した曲で、一度だけ聞いても簡単に歌えるメロディーと誰もが共感できる歌詞で、発表されて以来、韓国で愛されている名曲。



 「大丈夫、うまくいくよ」「あなたにはまぶしい未来がある」「私たちはあなたを信じて疑わない」といった歌詞が、力を与えてくれると人気を得て、韓国では広告音楽として広く使われてきました。



 2021年バージョンの「スーパースター」はドラマ『応答せよ1988』のOST「青春」「恵化洞」と『賢い医師生活 シーズン1』のOST「Aroha」「市役所前の地下鉄駅で」「君に私はあなたに」などを編曲したイ・サンフン音楽監督が自ら編曲を担当。ドラマの感性と劇中のキャラクターの感じをそのまま音楽に盛り込んだのだそう。



 ミドとパラソルの温かなハーモニーが耳に残る音楽で、聴いただけでドラマの雰囲気を再び思い出す楽曲。



■第7話「君に」



 1989年に発売された故キム・グァンソクのデビューアルバム収録曲で、発表当時、この純粋で叙情的な歌詞に多くの人々が魅了された曲だそう。



 ドラマでは、温かくてスイートな性格の小児外科専門医のジョンウォンがソロで歌いあげ、まさにイメージにぴったり!



 ファンの多い「ジョンウォン&キョウル」カップルのピュアな恋愛を表現したような楽曲セレクトにもキュンとしました。



 そして、実はこの曲、原曲では「美しい秋の空」という歌詞なのですが、ドラマでは「美しい冬(キョウル)の空」と変えて歌っているんです。ぜひチェックしてみてください。



■第8話「Is it still beautiful」



 シンガーソングライターTOY(ユ・ヒヨル)の曲で、歌手のキム・ヨヌがボーカルを務めた1999年のヒット曲です。



 バンドで最も印象的だったのは、ジョンウォンの母親ロサがピアノで参加したこと。もともとピアノが上手なようで、ジョンウォンとの親子共演が実現。隣でドラムを叩く息子と目を合わせながらの演奏には、ぐっと来ました。



■SEVENTEENも参加!「Is it still beautiful」



 TWICEにつづき、セブチことSEVENTEENもOSTに参加!メインボーカルを務めるウジ、ドギョム、スングァンの3人が美しい歌声を披露しています。



■フィイン(MAMAMOO)が歌う「ネ ヌンムリ モア(私の涙を集めて)」



 第8話では、MAMAMOOのメインボーカルのフィインがOSTに参加しています。

彼女の透き通った高音ボイスにはうっとり。



■第9話「君は僕に惚れた(You Have a Crush on Me)」



 ロックバンドNO BRAINの「君は僕に惚れた(You Have a Crush on Me)」を、バンドメンバーで音痴なソンファが歌いました。



 少し前のバンドメンバー会議で悩みに悩んで検討した結果、ソンファが、バースデーのときだけ歌うことを許されて実現したもの。



 ポップで元気いっぱいのこの曲を歌う、ソンファの「ウォ~ウオウオウ」というコーラスと、「スタンドバイミー!スタンドバイミー!スタンドバイミー!」と叫ぶ姿が、もうたまらなくかわいかったのを思い出します。



 ソンファを演じているチャン・ミドはミュージカル俳優なので、音痴は演じているわけですが、すごく自然。うちの旦那は知らずに「歌、ひどいな~」と言っていました(笑)。



■ジュンワンが歌う「回想」



 そして、第9話で見逃せないOSTが、胸部外科副教授ジュンワンを演じたチョン・ギョンホがソロで歌い上げた「回想」です。



 インディーバンド出身の人気ロックスター「バンドジャウリム」の8thアルバムの曲として発表されたもので、「道を歩いた、誰かがそばにいる」で始まる歌詞は、聞く人に深い郷愁と寂しい情緒を感じさせる切なさがあって、胸の奥がキュンとすっぱくなる感じ。



 原曲の穏やかな感性はそのままに、ジュンワンの寂しいながらも色気のある声に合った編曲が加わっています。



 ドラマ内では、高速バスのなかでイクスンと再会して「ただ、会って話がしたい」と伝えたときのジュワンの表情が印象的でした。



■第10話「It’s my life」



 ボン・ジョビの名曲「It’s my life」。劇中ではメンバー全員が黒いレザーに身を包んだカッコいいロックバンド姿を披露しました。



 それにしてもイクジュンの英語の発音と、メンバーたちのコーラス、ジョンウォンの隠れマッチョな腕もすてきでした(笑)。気持ちよさそうに歌って演奏する姿を見ると、本当に昔から組んでいるバンドのよう。



■第11話「ハヌルル ダルリダ(空を駆ける)」



 原曲は2003年に発売されたイ・ジョクの「ハヌルル ダルリダ(空を駆ける)」ですが、ドラマのOSTでは、女性歌手HYNN(パク・へウォン)がカバー。



 原曲は男性歌手のロックなサウンドですが、彼女ののびやかで透き通った声で歌うとまた違った雰囲気に。



 ドラマでは、イクジュンがソンファからもらったキャップをかぶって歌っていました。イクジュンとソンファが視線を合わせながら歌う姿は、今までもたびたびありましたが、今回はいつもとは違う雰囲気……!



■第12話「Butterfly」



 最終回の最後となった選曲は、ラブホリックスの「Butterfly」という曲。スキージャンプ選手たちを描いた映画『国家代表』のOSTに使われて有名になった曲です。



 「ミドとパラソル」では、メンバーそれぞれのソロパートがあり、ファンにはたまらないシーンだったのではないでしょうか?個人的には、イクジョンの声にかかるソクヒョンの優しい声が重なるコーラス部分が最高でした。



 また、ここでも視線を合わせるイクジュンとソンファに、キュンキュンしたのはきっと私だけではないはず!



■キュートな兄妹デュエット!「LOVE LOVE」



 第12話で印象的だったのが、イクジュンと妹のイクスンがカラオケでデュエットをするシーン。2人の天真爛漫な性格と、仲の良さが伝わってきました。



ここで2人が歌ったのが男女2人組のグループ、ビジューの「LOVE LOVE」です。それにしてもイクジュン&イクスン兄妹の歌唱力には驚かされました。



■シーズン3はあるの!? まずはOSTを楽しんで





『賢い医師生活』は、もともとシーズン2までありきのドラマとしてスタートしました。



監督は、あるメディアのインタビューの中で「(シーズン3は)タイミングが合えば」という言葉を残しています。



ということは、あるかもしれないし、ないかもしれない。再びミドとパラソル、そして「99ズ」のメンバーたちに会える日が来るといいですよね。



シーズン3があることに淡い期待を寄せつつ、OSTを聴いたりドラマを見返して楽しんでみてはいかがでしょうか?



■今週のエンタメニュース



 韓国では今、BTSの国連でのスピーチが話題です。人の目を気にして生きていたというRMが、「たくさんの失敗も恐れもあるけれど、自分を力いっぱい抱きしめることで、少しずつ自身を愛せるようになりました」という、自分の経験から紡ぎ出した言葉には感動しました。そして、彼らをたたえる声と同様に聞こえるのは、実は大統領への不満の声。「BTSを政治に利用している」「ほかにやるべきことがあるのでは?」といった声も多数挙げられています。



 「ハングクTIMES」ですが、10月以降はリニューアルします。配信のタイミングは改めてお知らせしますのでお待ちください!
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