コロナ禍やSDGs時代にこそ必要な気づきを。小豆島・妖怪美術館で『現代の妖怪展』開催

コロナ禍やSDGs時代にこそ必要な気づきを。小豆島・妖怪美術館で『現代の妖怪展』開催


小豆島・土庄本町の「迷路のまち」でアート事業や地域事業をおこなう「妖怪美術館」では、現代社会を背景に創作された妖怪アート作品を選出した企画展『現代の妖怪展』を、11月26日(金)~12月26日(日)の期間で開催している。

828点を所蔵・展示する妖怪美術館



自由な発想でオリジナルの妖怪造形作品を募集してきた「妖怪造形大賞」。現在、妖怪美術館に所蔵・展示している作品数は828点に及ぶが、中でも目立つのが現代の革新的な技術革新や社会の動乱や不安や快楽など、時代の社会背景から着想した作品。放射能、スマホ、パソコン、SNSなど、想像を超える秀逸な作品の数々が揃う。

また、日常に潜むちょっとした奇妙な現象やいわゆる「あるある」と共感を呼ぶユニークな作品も多く見受けられる。現代の人々が創作した妖怪造形の作品群をみることで、私たちが今の時代に抱えている“畏れ”とは何かについても気づかせてくれるのだ。

“大切なこと”を妖怪がシニカルに教えてくれる



地球温暖化などによる世界的な自然災害の発生、未知のウイルスの脅威、格差社会と貧困、戦争や紛争など、人間たちは現代社会でさまざまな困難に立ち向かっている。

そういった困難も、昔から根付く多様性を認める日本人の精神性と文化(アニミズム)から生まれてきた「妖怪」という存在こそが解決のきっかけを創出してくれるのではないかとの思いから、今回の企画展『現代の妖怪展』が開催される。コロナ禍で変革を余儀なくされた生活様式や働き方、世界的に取り組みが始まっているSDGsなど、現代に生まれた妖怪たちが人間界に寄り添って、“大切なこと”を軽やかにシニカルに示唆してくれる展示となっている。

妖怪たちの喜怒哀楽


平成から令和へ。変わりゆく社会背景や普遍的な日常から生まれくる妖怪たちの喜怒哀楽。


ネット社会の歪みや痛みも妖怪にはお見通しで、承認欲求旺盛な妖怪はSNSの「いいね!」釣りが大好だったり、


スマホばかり見ていると妖怪に顔を盗まれてしまったり。


環境利権を食い物にする妖怪エコもどきも登場する。

企画展『現代の妖怪展』は、妖怪美術館3号館1階にて開催。開催時間は10:00〜18:00(受付終了17:00)、水曜休館。入館料は、大人2900円・中高生1450円・小学生以下無料。

妖怪美術館:http://meipam.net
カテゴリ