日向坂46、2度の延期乗り越え、念願の東京ドームで感涙「新たな出発の場所」

日向坂46、2度の延期乗り越え、念願の東京ドームで感涙「新たな出発の場所」

 アイドルグループ・日向坂46が3月31日、自身初となる東京ドーム公演『日向坂46「3周年記念MEMORIAL LIVE~3回目のひな誕祭~」』を開催し、前日とあわせて約10万人を動員した。コロナ禍の東京ドームで満員の2日間ライブ再開は、日向坂46が初となった。



【ライブ写真32点】念願の東京ドームで小坂菜緒ステージ復帰 新曲初披露も



 日向坂46にとって、“三度目の正直”となる念願の東京ドーム公演がついに実現した。2015年に発足した「けやき坂46」(ひらがなけやき)は、2016年5月の活動開始当初から東京ドームのステージに立つことを目標に掲げてきた。2019年3月27日に「日向坂46」に改名、同年12月、1年後の2020年12月に東京ドーム公演を開催すると発表したがコロナ禍で延期に。翌2021年も収容人数制限があったため延期し、発表から約2年3ヶ月越しにようやく夢の舞台にたどり着いた。



 東京ドームがファンのペンライトで一面“青空”となるなか、東京ドーム公演への夢がつづられた楽曲「約束の卵」をBGMに、けやき坂46として3年、日向坂46として3周年のヒストリー映像を上映。メインステージ上に巨大卵が登場すると、中から空色衣装のメンバーが現れ、発声を禁じられているファンはペンライトとスティックバルーンを大きく振って、夢がかなった瞬間の喜びを分かち合った。



 体調不良で休業し、今月4日に活動再開を発表していたエースの小坂菜緒は、今回の東京ドームでステージ復帰。オープニングはその小坂がセンターを務め、日向坂46の1stシングル「キュン」、2ndシングル「ドレミソラシド」と、前日とはセットリストを変えて幕を開けた。



 小坂は「皆さんお久しぶりです。しばらくの間お休みをいただいていたんですけど、3月の頭にブログを更新しまして、活動再開することになりました。またここに戻ってこられてすごくうれしいなと思うんですけど、まだ体調は万全の状態とは言い切れなくて、少しずつのスタートになるんですけど、これからも頑張っていきますので応援よろしくお願いします」とあいさつした。



 このライブ直前には濱岸ひよりが新型コロナウイルスに感染したため、メンバー22人勢ぞろいとはならなかったが、キャプテンの佐々木久美は「ひよたんも応援してくれていますし、ここには22人分の気持ち、魂でステージに立っていますので、22人いると思って、いますから! そういう気持ちで楽しんでいただけたら」と呼びかけ、ファンから温かい拍手が送られた。



 セットリストにはひらがなけやき時代の楽曲も随所に散りばめられ、“オールタイム・ベスト”のような構成に。ひらがな時代の楽曲「おいで夏の境界線」では東京ドームが一面緑となり、ウェーブも成功。ライブ人気曲「キツネ」では赤一色に染まった会場に炎の演出も相まって一気に熱気が高まった。グループのモットーを歌った「ハッピーオーラ」ではトロッコや東京ドームならではの気球に分乗し、バックネット側のバースデーケーキ型ステージに移動。佐々木美玲は「日向坂、3歳になりました!いつも応援ありがとうございます!」と笑顔で叫んだ。ひらがな時代の「抱きしめてやる」のイントロが流れると客席からどよめきが漏れ、“おひさま”と呼ばれるファンが振るペンライトが激しく揺れた。



 後半もサーカス演出の「君しか勝たん」では、ファンがスティックバルーンで一糸乱れぬ爆音クラップを響かせて盛り上げ、ダンストラックから激しいダンスの「ってか」で魅了。再びメンバーが気球やトロッコ、十字の花道に分かれると「NO WAR in the future 2020」に続き、「誰よりも高く跳べ!2020」でファンをあおりまくり、キャプテンの佐々木久美は「東京ドーム!跳べー!」と絶叫した。



 本編のクライマックスは、終盤の定番曲「JOYFUL LOVE」。ファンがブロックごとにペンライトの色を分け、東京ドームに巨大な虹を作った。間奏ではペンライト以外の照明をすべて消灯し、メンバーは虹の真ん中を歩き、メインステージへ胸を張って歩いていくと、きらびやかな紙吹雪が降り注ぐ中、小坂らメンバーの笑顔も輝いた。



 佐々木久美は「おひさまの皆さん、今日は本当に約束の場所で皆さんと会えて、本当に本当に幸せでした。デビューしてから3年経って、こんなにすてきな景色が見れるとは思っていませんでした。皆さんがいなかったらここまで来れなかったと思います。これから先も日向坂46は皆さんの虹とともに歩いていきたいと思います。これからもずっと、おひさまでいてください」と万感の思いを込めて伝え、メンバー全員で深々と一礼した。



 アンコールは、巨大ビジョンに映し出された「緊急告知!」から始まった。7thシングル「僕なんか」が5月11日に発売決定したことがVTRで流れ、「今夜、初披露」の文字が映し出されると、ファンはスティックバルーンを激しく叩いて期待した。



 アンコール恒例のTシャツ姿ではなく、トレンチコート風の新衣装に身を包んだメンバーが登場すると、小坂菜緒をセンターに「僕なんか」を初披露。小坂は、4thシングル「ソンナコトナイヨ」以来、3作ぶりにセンターに返り咲いた。



 新曲を披露後、表題曲で初めて1列目に起用された3期生の上村ひなのは「めちゃくちゃ緊張していたんですけど、おひさまの皆さんが温かく見守ってくださって、改めて愛を感じました。皆さん大好きです」と感謝。佐々木美玲は隣の小坂の肩を抱きながら「こさかな(小坂)が帰ってきて、ひよたん(濱岸)もいますし、みんなで心のこもったパフォーマンスをお届けできると思うので、7枚目シングルも楽しみにしていてほしいなと思います」と呼びかけた。



 ライブはWアンコールに突入。佐々木久美は「日向坂になってより強く思うのは、おひさまの存在って偉大すぎる。私たちがこんなに大きすぎる夢を掲げても、こうやって実現できるのは、おひさまが私たちの味方でいてくれるから。そういうことを経験するたびに私たちはもっと夢を見ていいんだって強く思えるようになりました。加入したばかりの頃は本当にネガティブな人間しかいなくて、みんなで『私たちなんか』って言って活動していたんですけど、その頃の自分たちに言ってあげたいですね。こんなにステキなおひさまの皆さんが待ってるよということを。信じて進んできてよかったです。ありがとうございました」と伝え、東京ドームは拍手の嵐に。全員の想いを代弁したスピーチにメンバーは涙をぬぐった。



 佐々木は続けて「まだまだ私たちは3年目でこれからかなえたいことも行きたいところもいっぱいあるし、“約束の彼の地”(東京ドーム)と歌い始めたときは、ここがゴールかなと思っていたけど、きょうここが新たな出発の場所となりました。ここからまた、新しい場所を目指して、皆さんと一緒に夢をかなえ続けていきたいと思います」と宣言。「ここであの歌を歌うと、またきっと、ステキな道が広がっていくと思います。みんなで一緒に、心で歌いましょう!」と呼びかけ、「約束の卵」で締めくくり。最後は横一列で手をつないだメンバーがマイクを通さずに地声で「みなさん、きょうは本当にありがとうございましたー!」と絶叫し、夢舞台に幕を下ろした。



■日向坂46「3周年記念MEMORIAL LIVE~3回目のひな誕祭~」セットリスト



▼初日:3月30日公演

OVERTURE

01. ひらがなけやき

02. キュン

03. 青春の馬

04. アディショナルタイム

05. My fans

06. 僕たちは付き合っている

07. ホントの時間

08. ひらがなで恋したい

09. ドレミソラシド

10. こんなに好きになっちゃっていいの?

11. イマニミテイロ

12. 最前列へ

13. 君に話しておきたいこと

14. ときめき草

15. アザトカワイイ

16. ソンナコトナイヨ

17. 期待してない自分

18. 君しか勝たん

19. 永遠の白線

20. 半分の記憶

21. ってか

22. NO WAR in the future 2020

23. 誰よりも高く跳べ!2020

24. JOYFUL LOVE

【アンコール】

EN1. 約束の卵

EN2. 日向坂



▼最終日:3月31日公演

OVERTURE

01. キュン

02. ドレミソラシド

03. おいで夏の境界線

04. キツネ

05. ハッピーオーラ

06. 窓を開けなくても

07. こんなに好きになっちゃっていいの?

08. 抱きしめてやる

09. こんな整列を誰がさせるのか?

10. My god

11. Dash&Rush

12. 未熟な怒り

13. この夏をジャムにしよう

14. Right?

15. それでも歩いてる

16. アザトカワイイ

17. ソンナコトナイヨ

18. 期待してない自分

19. 君しか勝たん

20. 永遠の白線

21. 半分の記憶

22. ってか

23. NO WAR in the future 2020

24. 誰よりも高く跳べ!2020

25. JOYFUL LOVE

【アンコール】

EN1. 僕なんか(★新曲初披露)

EN2. 日向坂

【Wアンコール】

WEN1. 約束の卵
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