模写の技法がよくわかる展覧会「ヨーロッパ古典絵画の輝き -模写に見る技法と表現」

模写の技法がよくわかる展覧会「ヨーロッパ古典絵画の輝き -模写に見る技法と表現」


茅ヶ崎市美術館にて、模写の技法がよくわかる展覧会「ヨーロッパ古典絵画の輝き -模写に見る技法と表現」が、4月2日(土)~6月5日(日)の期間開催している。

人々を惹きつけるヨーロッパの古典絵画



ヨーロッパの古典絵画は、描かれてから500年以上経つが、その精緻な描写と画面の輝きは失われず、今日の人々を惹きつけてやまない。

ヨーロッパにおける絵画の技法は、イタリア、フランドル(現在のオランダ、ベルギー)の地域で15世紀頃に完成されたと考えられており、様々な技法と画材が使用される現代の絵画表現のなかでは、ヨーロッパにおいてでさえ、古典絵画の技法は修復の専門家や研究者の間で継承され、一部の画家たちの創作に応用されているのみとも言われている。

近代化の歩みのなかでヨーロッパ絵画を受容してきた日本において、こうした古典絵画を技法、材料の面から本格的に研究しようとする動きはここ半世紀ほどのことで、必ずしも一般に知られているわけではない。

模写作品を展示&制作過程なども紹介


そんなヨーロッパ古典絵画の技法と表現に焦点をあてた展覧会が、この度開催。

美術史研究に基づいて技法と表現から忠実に再現しつつも、日本の風土に合わせるために工夫、研究がなされた模写によるイコン画、15~16世紀のイタリア絵画、フランドル絵画などを展示する。


さらに、普段目にする機会の少ない作品の制作過程とともに、制作に使用される鉱物、顔料などの原料、道具類も紹介。


オリジナルに倣った単なるコピーとは異なる、原画を再現する技術によって文化財を後世に伝える技法と表現に触れ、ヨーロッパ古典絵画の魅力を存分に楽しもう。

「古典絵画技法研究会」による出品作品


なお、同展の出品作品は「古典絵画技法研究会」のメンバー7名によって制作されたもの。


『原画/フラ・アンジェリコ《リナイウォーリ祭壇画》1433-35年 木島隆康』や、


『原画/フェオファン・グレーク《ドンスカヤ聖母》14世紀末 田中智惠子』、


『原画/ピーテル・ブリューゲル(父)《鳥罠のある冬景色》1565年 籾井基充』などが登場する。

来館の際は感染症対策に協力を


観覧料は、一般800円/大学生600円/市内在住65歳以上400円で、高校生以下、障がい者およびその介護者は無料。開館時間は10:00〜17:00となっている。

来館の際は、感染症対策に協力しよう。

イベントURL:https://www.chigasaki-museum.jp/exhibition/6329/

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