超・恋愛体質のアラサー、マッチングアプリで婚活できる? 「ロマンチックじゃないと嫌」理想を捨てて現実を取るまで

超・恋愛体質のアラサー、マッチングアプリで婚活できる? 「ロマンチックじゃないと嫌」理想を捨てて現実を取るまで

 コロナ禍により出会いの場が制限されたことで、マッチングアプリを介して恋愛相手を見つける人が増加。芸能界でもその波は及んでおり、“出会い系”と言われていた頃から比べると、利用の敷居も低くなっている。実体験を漫画にしてSNSに公開する人も多く、彼氏いない歴3年の漫画家アシスタント・ハナさんもその一人。「一生添い遂げる相手とは偶然恋に落ちたい」と最初はマッチングアプリを拒否していたが、理想とする夫婦の祖父母の出会いがお見合いだったと思いだし、一歩踏み出す。恋愛体質だったという彼女が、どんな変化を遂げたのかを聞いた。



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■「ロマンチックじゃないといやだ」そんな私がこだわりを捨てた瞬間



 以前は、ちょっと無理めな相手でも相手の趣味に全振りし、猛アタックしていた極度の恋愛体質だったというハナさん。『マッチングアプリで婚活物語』と題して、アプリ利用のきっかけから出会った相手について奮闘する記録を連載している。



――最初に、実体験を漫画にしようと思ったきっかけは?



【ハナさん】私が婚活をしている時、他の方が綴った婚活エッセイやブログを読んで参考にさせていただいたり、息抜きにさせていただいたりしたので、自分の体験談もそんな風に共有できたらいいなと思い、描き始めました。



――婚活を始める前、3年彼氏がいない時間があったということですが、その理由をお伺いしてもいいですか?



【ハナさん】当時交際していた彼と失恋したタイミングと、長年の夢だった商業誌での漫画家デビューが重なりました。夢にまで振られるわけにはいかないと思い、数年間は何よりも優先して漫画製作に時間とエネルギーを注いでいました。



――なるほど。恋愛より夢を選んだ期間だったんですね。



【ハナさん】ずっと家にこもって描いているので、そもそも人と出会うことも滅多になかったのですが、出会いがあっても仕事にかけられる時間と天秤にかけてしまったり、失恋の痛みを引きずったままだったので前の恋人と比べてしまったりして、目の前の恋愛に集中することができませんでした。



■年の差、ボディタッチ、食への価値観…メッセージ上では見えない“相手の姿”に戸惑い



 心が満たされる瞬間や心置きなく「好き」と言い合える日々、一緒にいる時間から信頼や関係性の変化、成熟…と過去の思い出から“恋愛から結婚までの理想像”が確立されてしまっていたハナさん。そんな彼女が「婚活目的」のアプリに登録する。



――利用前のマッチングアプリに対する印象はいかがでしたか?



【ハナさん】マッチングアプリに対する全体的な印象は、利用前と利用後で大きくは変わりませんでした。アプリを利用する前は、とても合理的な出会いのツールだとは思いつつも、一夜限りの関係を望む人や、ビジネス目的の人も多くいるイメージがあり、真剣に結婚を考えられるパートナーを探すにはもしかしたらそぐわない、または少し危険がともなうという印象がありました。



――実際はどうでしたか。



【ハナさん】いざ自分が挑戦してみたら、確かに怪しい人もいましたがとても少数で、プロフィールやメッセージで違和感に気づけたので、実際に出会うことも被害に遭うこともなかったです。事前に結婚観の合う人を選ぶことができたので、いざ付き合ってから“結婚する・しない”で揉めたりしなくてよいというメリットは私にとっては特に大きく感じました。メリットもデメリットもあるけど、ひとつの“立派な出会い方”だと感じています。



――漫画は連載中ですが、“化学者のサトシ君”との同棲生活についても描かれています。「やっぱりアプリで出会ったから…」と感じてしまうことはありますか?



【ハナさん】サトシ君とお付き合いを始めた最初の頃は、ネガティブな意味でそのように感じてしまう場面がありました。今では不思議なくらいそのような思いはなくなり、むしろアプリでなければサトシ君とは出会えていなかったので、アプリのある時代に生まれた恩恵しか感じていません。具体的にどんな場面でネガティブに感じたのか、そこからどういう経緯で心境が変化したのかについては、こちらも漫画の中で描いていく予定です。



■今はどんな出会いも「人工的」とも「自然的」とも思わない



――現在はじまりから3人の男性とのエピソードが公開されています。漫画の反響はありますか?



【ハナさん】婚活中の方からは共感していただけたり、なかには悩んでいたことのヒントになったとDMで伝えてくれる方もいたりして、漫画にしてよかったと思いました。



――印象に残ったコメントなどはありましたか?



【ハナさん】婚活を経て幸せな家庭を築いた方からも、「懐かしい気持ちになる」「楽しく読ませてもらっている」と声をかけていただきます。漫画での主張に対して反対意見をいただくこともありますが、そういう見方や考え方もあるのかと勉強させていただいています。どんなものにせよ、リアルタイムで反響がもらえることの嬉しさやありがたさは、SNSならではの良さだと感じています。



――最初は躊躇していたアプリでの出会い。実体験を踏まえてみて、アプリから理想の結婚相手と出会うのは難しいことですか?



【ハナさん】どんな出会い方でも簡単なことではないと思います。アプリで出会ったサトシ君とお互いに理想の結婚相手になれるかどうかは、『マッチングアプリで婚活物語』の結末にあたりますね。最後まで描きあげる所存ですので、読者の皆さまにはそこまでお付き合いいただければ幸いです。



――どのようにサトシ君と出会って、同棲まで進んでいったのか、今後の展開も楽しみです。



【ハナさん】これからも2人で仲良く暮らしていきたいですし、彼と共有している夢もあるので、それを叶えていたいです。
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