シンディが“ナンバーワン”にこだわる理由 「一番にすがりついて生きていたい」【バチェラー連載Vol.4 前編】

シンディが“ナンバーワン”にこだわる理由 「一番にすがりついて生きていたい」【バチェラー連載Vol.4 前編】

 Amazon Prime Videoが配信する恋愛リアリティ番組『バチェラー・ジャパン』シーズン4に参加したシンディ(桑原茉萌)氏。4代目バチェラー・黄皓(こうこう)氏との関係は大きくリードしていたにも関わらず、自らの意思で旅を終えることになった。現在はインフルエンサーとしてのさまざまな活動を続けながら、起業をめざして奮闘している。



【写真】大量の“リオン”に囲まれ…『バーレスク』時代の桑原茉萌



 『バチェラー・ジャパン』シリーズ参加者の「今」について追求する本連載の第四弾(前半)となる今回は、シンディ氏がなぜ旅を終わらせたのか、過去の仕事のこと、そして起業に向けての熱い思いを語ってもらった。



 はつらつと明るい笑顔には、“誰にも負けたくない”という力強いパワーが宿るシンディ氏。バスガイド、キャバクラ嬢、「バーレスク東京」のダンサーと多様な職業を経験したシンディ氏だからこそのエピソードを明かしてくれた。



■旅の途中で帰った理由 女性には男性の一歩“前”にいてほしい



――『バチェラー・ジャパン』に参加したことで恋愛観に変化はありましたか。



シンディ:参加後からは、人との向き合い方が変わりました。今までは男性と接するときにどうしても自分が優位に立とうとしながら接してしまっていました。でも黄皓さんと向き合い、話しをしたことがきっかけで、対等の立場で男性と会話できるように変わった気がします。



――今まで対等でなかったというのは、言い寄られる経験の方が多かったからでしょうか?



シンディ:前職ではキャバクラやダンサー、バスガイドなどを経験しており、男性にちやほやされるような仕事が多かったのです。どうしても自分が上で当たり前といったスタンスのところがありましたね。



――『バチェラー・ジャパン』参加当時は、途中で旅をやめるという決断が話題になりましたが、反響はありましたか?



シンディ:すごくたくさんの声が届きました。私は、女性が男性よりも一歩“前”にいることがすごくいいことだと思っているんですよ。日本の文化って、女性が男性の一歩後ろに下がっていることが美徳だというイメージが根付いていると思うのですが、今回私が自分の意思を面と向かってしっかりと伝えたことによって、自分の気持ちをうまく言えないという悩みを抱えた女性からたくさんの反響があったことが一番うれしかったです。恋愛の悩みがある方、男性の言うことばかり聞いて自分を見失ってしまっている女性から「劣等感を感じるような恋愛はしたくないというシンディちゃんの言葉を聞いて、考え方を変えて新しい恋愛に進むことができました」と言ってもらえました。



――現在、恋愛に気持ちは向いていますか。



シンディ:正直、あまり向いていなくて。持病の手術(連載後編に詳しく記載)が重なってしまったので、それが落ち着いてやっとここから仕事を再スタートするぞというタイミングです。恋愛も再スタートできたらいいなと思っています。ずっと白馬の王子様を探しているのですが、全然出会えないですね。



■起業を決意しインフルエンサーの新しい働き方を模索



――現在、具体的に取り組んでいるお仕事を改めて教えてください。



シンディ:SNSを使って自分を発信して、それをきっかけに舞い込んできたチャンスには挑戦するようにしているのですが、明確に取り組んでいることがあるわけではありません。実はこれからの目標がいくつかあります。まずは今回、病気で手術をした経験を生かして、女性に定期検診の大切さを伝え、促進する運動をしていきたいです。そして私たちのようなインフルエンサーにとって新しいコミュニティの場を作れたらいいのではと思っています。私は前職がバスガイドでバスツアーを経験したこともあるので、インフルエンサーが経営するバスツアーのイベント会社を作ろうと考えているところです。



――ご自身で起業されるのですね。



シンディ:ちょうど7〜8月くらいから起業しようと考えています。自分がバスガイドとインフルエンサーの両方を経験しているので、うそ偽りないサービスを作れると思いますし、旅行や観光業はこのコロナ禍でも息抜きとして皆さんをサポートできると思っています。新しいことを自ら作り出して挑戦することは、自分にとってもワクワクして楽しいんですよ。



――バスツアーのターゲット層はどこを考えていますか。



シンディ:ありがたいことに私のファンの年齢層と男女比率は半々なんです。だからターゲットをどこかに絞るのではなく、皆さんが好きなときに興味があることをやれたらいい。それに加え、私に会えるという環境を作れたらいいなと思っています。バスツアーの内容も、例えば私は競馬が好きなので「競馬に一緒に行くツアー」とか、ファンの方でカメラが好きな方が多いので「撮影会+バーベキューに行くツアー」とか、時期に合わせた様々なツアーを考えています。あとはちょうど今、フラワーロスが問題視されている。その問題を解消するためにお寺が、花手水(はなちょうず)というものを考えたんです。手水(参拝前に手や口を清める水)にお花を入れたらお清めをしないので感染症対策にもなるし、視覚から体を癒せるという新しい文化ができる。そこに着眼点を置いたものをちょうど7月からリリースする予定で、YouTubeでも花手水を巡る観光ツアーをやろうと思っています。



■ナンバーワンという言葉がすごく好き



――キャバクラ、「バーレスク東京」のダンサーからバスガイドまで経験されていますが、当時の経験が今に生きていると思うことがあれば教えてください。



シンディ:全ての職歴が今の自分を作ってくれたと思っています。ファンの方によく言われるのは「記憶力がいい」ということ。初めて会った人でも私は絶対忘れないんですよ。名前と顔を一致させて覚えたり、何をしゃべったかを覚えている特技は、バスガイドのときにたくさん勉強したりお客さんを楽しませたいという気持ちから続いてきたことだと思うので、このコミュニケーション能力はバスガイドのおかげだと思っています。バスガイドをやっていた経験がキャバクラに生きて、キャバクラのときにお客さんをよく見て立ち回れたことが「バーレスク東京」の接客に役立って、全てがこのように今のスキルに繋がっている。今までの全ての経験のどれか一つでも欠けたら、今の自分にはなれていないと思っています。



――「バーレスク東京」のときのインタビューも読ませていただきました。大活躍されていたところからバチェラーに参加し、さらに次のステップに行こうと思ったきっかけを教えてください。



シンディ:何か新しいことをするときに、人は怖いと感じると思います。ですが私は、怖いと思うのではなく、今いる場所よりもさらにワンステップ高いところに登っていくイメージでいるようにしています。殻に閉じこもらず、自分の限界を決めずに挑戦するなど、一歩踏み出す勇気が大切だと思っています。そういう気持ちで、家族にも背中を押してもらって「バーレスク東京」の大切な面接に行きました。キャバクラのときも両親にちゃんと相談して、人生一度きりだと入店を決めましたよ。病気を経験したことによって人生は一度きりだと強く思ったので、やりたいと思ったことは全部やろうと思っていて。普通は親にも相談せずに隠しながらやる子が多いと思うのですが、私は人生で一回だけ夜職を経験してみたいと相談することにしました。いつも家族が背中を押してくれていた気がします。



――仕事を変えるごとに上手くステップアップできる人ばかりではないと思います。その中でシンディさんは、駆け上がっていく力強さがありますが、その原動力になっているものがあれば教えてください。



シンディ:たぶん、負けず嫌いだからだと思います。小さい頃から負けず嫌いで野心が強く、人と違うことをしたいという気持ちがあって。人と同じことは誰でもできるけれど、その同じことから一歩背伸びしていたいんですよ。なので、もうすぐ25歳なのですが、実年齢よりも年上に見られたいと思っています。



――確かに、しっかりしていますよね。



シンディ:『バチェラー・ジャパン』のときにも言っていましたが、私はナンバーワンという言葉がすごく好き。ずっと一番を思い描いて一番にすがりついて生きていたいと思っています。人と被らず、独特の色を出し続けられる女の子でいたいなと思いますね。



――ありがとうございます。7月には『バチェロレッテ・ジャパン』のシーズン2がはじまります。参加者の男性に向けてアドバイスがあればお願いします。



シンディ:うそ偽りない姿で、全身全霊で取り組めば、絶対に相手にも視聴者の皆さまにも気持ちが伝わると思うので、後悔なく頑張って乗り越えてほしいです。私も起業するのでいつか「バチェロレッテ」の座を狙っています!3年後くらいにかなえられたらいいな。大人になったシンディを3~4年後ぐらいに『バチェロレッテ・ジャパン』で見せることができたらいいなと思っています。



(取材・文:Nana Numoto)
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