『遊☆戯☆王』作者の漢気あふれる人柄 遊び仲間の森川ジョージ氏が明かす才能の塊…アシスタント全員が「連載デビューした」

『遊☆戯☆王』作者の漢気あふれる人柄 遊び仲間の森川ジョージ氏が明かす才能の塊…アシスタント全員が「連載デビューした」

 漫画『遊☆戯☆王』の作者として知られる、漫画家の高橋和希さんが、6日に亡くなったと発表された。60歳。訃報を受け、交流が深かった『はじめの一歩』の作者で知られる森川ジョージ氏が、自身のツイッターを更新し、高橋さんの人柄を語った。



【画像】もう見られない…圧倒的な画力の海馬&ブルーアイズ!高橋先生が描き下ろした『遊☆戯☆王』カード



 高橋さんとデビュー時期が近いことからプライベートで遊ぶ機会が多かったそうで、森川氏は「麻雀仲間でもあった。新人時代から画力は飛び抜けていて、でも少し求道精神に欠けていた」と打ち明けながら、「何年か前かの『また麻雀やろうな』という去り際の言葉が最後に聞いたセリフになってしまった。漫画についての会話はほぼしたことなかったな。ラスベガスの思い出や海の中の景色のことを楽しそうに話していた。最後も麻雀か。あなたが遊戯王ですね」と回顧。



 また、仕事場を訪ねた時のエピソードとして、「『お前いつまでこんな面倒くさい仕事やるの?俺はもう辞めるよ』」と言われたことに「『余計なお世話だよ』と返した。またしてもこの人の才能を羨ましく勿体ないと思わされた」と告白。



 「『俺は責任を果たしたよ、漫画に思い残すことはないよ』『ファンは待っているよ』『アシスタント全員に連載を持たせてあげられた。しばらく一人でやっていけるだろう、俺も一人でやるよ』という会話が続いた。なんと遊戯王のスピンオフでスタッフ全員が連載デビューしたのだという」



 「そんなことあるのかよ、あるんだよ、と二人で大笑いしたが実は仰天していた。スタッフは四、五人いたはずだ。その数だけスピンオフって聞いたことないからだ。スタッフを世に出すことを責任としていとは漢気のある人だ。知らない一面だった」と伝えた。



 最後に「故人のPCを開けるのは親族以外はタブーだと思う。しかし遊戯王が最後に残したものはなんだったのか。おそらくそこに収められているのは羨ましくて勿体ない「才能」というカードに違いない」とつづった。



 高橋さんは1986年に連載デビューし、代表作となった『遊☆戯☆王』は『週刊少年ジャンプ』で1996年9月から2004年3月まで連載。物語で登場した架空のカードゲーム「マジック&ウィザーズ」が話題となり、ストーリーは同ゲームを中心に展開すると、98年には初のテレビアニメが放送され、それ以降も主人公が変わりながらも『遊☆戯☆王』シリーズとして現在まで放送。



 また、「マジック&ウィザーズ」は「遊☆戯☆王オフィシャルカードゲーム デュエルモンスターズ」として商品化され、2011年に累計販売枚数251億7000万枚を突破したことで「世界一販売枚数の多いトレーディング・カードゲーム」としてギネス認定された、世界中で人気となっている。



 高橋さんの死去について、名護海上保安署によると、6日午前10時30分ごろに「死体らしきものが浮いている」とマリンレジャー業者から通報があったという。その後、沖縄県名護市の沖合300メートルほど離れたところで、浮いている高橋さんを発見。同日死亡が確認され、発見時、高橋さんはシュノーケルやフィンを着用した状態だった。
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