“言葉による奇祭”『あちこちオードリー』今年の配信ライブは「事件です」 銀シャリ橋本、ドランク塚地、DJ松永の“絶望”が生む熱量【ネタバレなし】

“言葉による奇祭”『あちこちオードリー』今年の配信ライブは「事件です」 銀シャリ橋本、ドランク塚地、DJ松永の“絶望”が生む熱量【ネタバレなし】

 テレビ東京系トークバラエティー『あちこちオードリー』(毎週水曜 後11:06)が、放送3周年を記念して、銀シャリ・橋本直、ドランクドラゴン・塚地武雅、Creepy NutsのDJ松永をゲストに迎え、5日の午後8時から3度目のオンラインライブ「夢と希望だけじゃ生きていけない 私の絶望ワイドショー」を開催した。その場だけ異様な雰囲気に包まれる同ライブについて、若林正恭はラジオで「言葉による奇祭」と評した。「トーク内容を外部の人間に漏らさない」という約束のもとで行われる“一夜限りのお祭り”は、回を重ねるたびに熱量が増し続け、今回も史上最高との呼び声高い内容に仕上がった。野暮な分析は不要だが、今回の祭りにいたるまでを振り返ってみたい。



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 『あちこちオードリー』は、春日俊彰が店の大将、若林がその店の常連客となり、注目の芸能人をゲストに迎えて、本音で語り合うトーク番組。特番として2019年8月の土曜の夕方に第1弾、9月の祝日の朝9時台に第2弾を放送し、10月から土曜昼にレギュラー番組としてスタートし、翌20年4月からは火曜深夜に移行、さらに21年4月からは毎週水曜午後11時6分に枠移行し、放送時間も50分に拡大した。



 番組の熱量が一気に高まるのが「1:トーク内容を外部の人間に漏らさない」「2:SNSに具体的なことを投稿しない」「3:本日どんな不用意発言があっても、将来そのことで責めたり責任を取らせたりしない」の3ヶ条を掲げて行う、年に一度のオンラインライブ。一昨年に行われた初回は『祝!あちこちオードリー開店1周年パーティー~春日の店、今夜は完全予約制ですよ!~』と題して、番組に出演し、大きな反響を呼んだパンサーの向井慧をゲストに迎えて、「反省ノート」をもとにディープなトークを繰り広げた。



 2回目となる昨年のライブのゲストはハライチ。番組に出演した際には、若林&岩井勇気VS春日&澤部佑による白熱した「ネタ受取師」バトルが展開されたが、オンラインライブでは「心のお札はがし祭」として、心にしまった、普段テレビでは絶対に言えないことをぶちまけ、大反響を呼んだ。数万人規模の視聴者がこっそりと共有し、SNSなどで不用意に広めない信頼関係について、ORICON NEWSのインタビューに応じた若林は「さすがにいろんなところから漏れていくのかなと思ったら、漏れなくて。逆に怖かったです(笑)。本当に帳(とばり)がおりていたのかって。すごいことができるものですね」と舌を巻く。



 春日も「ゲストの方がまとっている“気”みたいなものが、ものすごく大きくて(笑)。スタッフさんも含めて、全体的に不思議な空間ですよね。祭りの熱狂というか、中心にいる人たちは『わーっ』となっているんだけど、ちょっと離れてみたら怖いなみたいな。だから、本当に祭りです」と笑顔を浮かべる中、佐久間宣行プロデューサーは「『あちこちオードリー』はゲストを引き出す番組なので、その流れでオードリーが自分の思いを語ったりすることもあるんですけど、2人の思いを全部出すのは、1年に1回のこのオンラインライブ」と言葉に力を込める。



 番組内でも“思いの丈”を話し、反響を呼んでいた「Mr.あちこちオードリー」のゲスト3人と行う「私の絶望ワイドショー」。出演者たちの“絶望”がぶつかりながら「ここでしか聞けない」言葉による奇祭が、2時間半にもわたって行われた。出演者たちの楽屋近くのスペースにいた記者は、スタジオへと向かうゲスト陣のいつもとは違う表情、終わった後のリラックスした顔つきを眺め、改めて“祭りの熱狂”に触れることができた。



 「後の祭り」という言葉があるように、その時限りが祭りのよさだが、オンラインライブでは「祭りのあと」にも、期間内であれば、その場にトリップすることができる。すべてを吐き出す出演者たちを見て、気づけば見ている側も気持ちがふっと軽くなる“奇祭”は、22日まで配信されている。



『あちこちオードリーオンラインライブ「夢と希望だけじゃ生きていけない 私の絶望ワイドショー」』

【配信先】PIA LIVE STREAM

【出演】オードリー、ドランクドラゴン・塚地武雅、銀シャリ・橋本直、Creepy Nuts・DJ松永

【視聴料】2200円

【チケット発売】8月22日 午後7時まで※アーカイブ期間8月22日まで
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