真島ヒロ氏驚き「予想以上に上達」 絵心ゼロの記者が1ヶ月絵を描いてみた結果…目を描く難しさ実感

真島ヒロ氏驚き「予想以上に上達」 絵心ゼロの記者が1ヶ月絵を描いてみた結果…目を描く難しさ実感

 8月より実施していた、ORICON NEWS編集部と漫画アプリ『マガポケ』編集部のコラボ企画「夏休み企画! 1ヶ月で絵は上達する? 美術成績2の記者が『FAIRY TAIL』キャラ描き続けてみた」が、ついに終了した。これは、同アプリで連載中の『FAIRY TAIL 100 YEARS QUEST』原作者・真島ヒロ氏の協力で、絵が上達するアドバイスをもらった絵心のない記者が、1ヶ月でどこまで画力が上がるのか?という検証企画で、挑戦した筆者の感想とあわせて、見守ってきた真島氏にこの30日間を振り返ってもらった。



【写真】下手くそ過ぎる…初日はどんな絵?記者が描いた1日目の絵



 今回の企画はORICON NEWSのアニメ・漫画担当記者が、ある日、漫画家にインタビューした際、「絵心のない人間に絵や漫画について質問されるのは嫌ではないだろうか?」「少しでも絵や漫画を描く苦労を知れば、違う視点の質問ができるのではないだろうか」と思い付いたことが発端。



 また、真島氏が自身のYouTubeチャンネルにて漫画やキャラの描き方のコツを教える動画を公開しており、過去に真島氏へインタビューしたこともあって、「コラボできないか?」と『マガポケ』編集部にダメ元で企画書を提出すると、「真島先生が協力してくれるそうです!」と承諾快諾してくれた。



 これを受け企画は、世の中が世間が夏休み中の間に、定期的に真島氏のアドバイスを受けた絵心のない記者が、毎日『FAIRY TAIL』の登場キャラ・ナツとルーシィの絵を描き続けて1ヶ月でどこまで上達するのか?検証する企画内容となった。



 企画としては、現役連載作家の真島氏のアドバイスを公開することで、漫画家やイラストレーターに興味のある少年少女、少しでも絵が上達したい社会人などが、記者と一緒に30日間チャレンジし、絵の上達や漫画を描く楽しさを伝えていく狙いがある。



 アドバイスを受けないで描いたイラストに対して真島氏は初日に「正面からの絵は一番簡単そうに見えて、実は難しいんです。初心者の人は少し角度をつけた方が描きやすいです」「まずは大体の「『アタリ』」、『「目や鼻、口といったパーツ」」を描く練習をしましょう」とアドバイス。



 このアドバイスを基に記者が聞いて約10日間描いたイラストを見せると、真島氏は「初日に比べて、かなり上達しているのがうかがえます」と評価。特に女性キャラのルーシィについては「ルーシィも初日より、大分上達しています。ナツに比べると、完成度はまだまだですが、これはキャラの難しさではなくて、角度の難しさだと思います。前回、正面は難しいとアドバイスしたのですが、実は向かって右向きの顔も描くのが難しいんです。これは利き手の関係や、手首の使い方、描きやすい線の方向など、様々さまざまな要因があげられるのですが、プロ漫画家でもこの角度の顔が苦手な人は多いです。だから最初は描いてて違和感があるかもしれませんが、頑張って描いていきましょう」と人物を描く難しさを説明してくれた。



 「まず、大きく意識してほしいのは、輪郭はいい感じに描けているので、顔の中のパーツ、目、鼻、口を置く位置に気を付けましょう。輪郭線からパーツまでの距離、左右の目の間隔、高さの調整、意識して描いてみてください。あとは髪、頭のボリュームです。少し足りないので、左上(後頭部)にむかって引っ張って描く意識を持ってください」。



 このアドバイスを聞きながら描き続けて、ついに30日が経過した。アドバイスを受ける前の絵と30日目の絵を比較して見ると自分でも「成長したな」と実感。しかし、男性キャラのナツの画力は安定しつつも、女性キャラのルーシィは目・鼻・髪のボリュームなどが安定しなかった。



 「何度も消しゴムを使いながら位置を調整した日々。きのうはうまく描けてもきょうは、コレじゃない感が多々あった」。1ヶ月では「画力は成長したが安定はしない」と感じたが、毎日描き続けることや、描く枚数が自分の成長に返ってくることは実感できた。



 そんな30日間の絵を真島氏に見せると「30日あればうまくなるとは思ってましたが、予想以上に上達していて驚きました」とうれしい言葉をもらった。しかし「1日目の絵を見た時には、ほぼ初心者の方だと思ったので、正直どのように修正をかけていけばいいか迷いましたが、少しでも画力が上がればいいなと思い、普段僕が描いている絵のノウハウをそのままお伝えしてきました」と企画成立にドキドキしていたことを打ち明けた。



 さらに「ここまで描ければ、おそらくどんな絵にも対応できると思います。今後もたくさん描けば、もっと上達していきますよ。大変だったと思いますが、これからも楽しんで絵を描いていってほしいです!」と温かい言葉を贈ったコメント。



 日々の芸能取材後に帰宅してからイラストを描いてきた30日間で、企画から逃げたいと思ったことはないが、「きょう、イラストを描いていない…。月曜日に進捗報告しなくてはいけないのに…」と締め切りに追われる漫画家体験をしたのは確か。しかし、「毎日描き続ければ絵は上達する」と証明ができ、企画に協力してくれたマガポケ編集部、真島氏には感謝しかない。「絵を描く楽しさを人生で初めて感じた1ヶ月でした!」。
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