【RIZIN】平本蓮の“通訳”は「やられたと思ったけどアプローチは間違ってない」榊原信行CEOインタビュー

【RIZIN】平本蓮の“通訳”は「やられたと思ったけどアプローチは間違ってない」榊原信行CEOインタビュー

 9月25日(日)にさいたまスーパーアリーナで『超RIZIN』と『湘南美容クリニック presents RIZIN.38』を2部制で開催し、その出場選手をハワイに呼んで世界に向けて会見を行うなど、アグレッシブな取り組みで話題を振りまくRIZINのCEOの榊原信行氏。



【動画】平本蓮の“通訳”は「「注目を集めた平本の一人勝ち。最悪ですね(笑)」



 多くの見どころを作ったハワイの会見の翌日、ORICON NEWSではインタビューを敢行。たっぷり語っていただいたので、2つに分けてお届けする。Part.2では『RIZIN.38』のカードの見どころ、ハワイの会見でおいしいところを持っていった平本蓮、そしてRIZINに参戦を希望するファイターに向けて思いを語った。



■萩原京平VS鈴木千裕は「むちゃくちゃいいタイミングで、テーマができた」



――9月25日は『超RIZIN』と『RIZIN.38』の2部制となりますが、『RIZIN.38』の萩原京平VS鈴木千裕戦のポイントは?



【榊原】実力とか実績も含めて、お互いに「こいつにはここで勝たなくちゃいけない」っていう1番いいタイミングでマッチアップできた2人じゃないかなと思います。鈴木千裕にとっては京平を倒すことで上が見えてくるし、京平からするとドミネーターとクレベルに連敗後に海外武者修行に行って積み上げてきたけど、ここで負けると3連敗になっちゃう。まだ若いとはいえ、キャリアとしてはMMAの世界で3つ負けるとかなり厳しくなるし、UFCだったらもうリリース(契約解除)されたりしますから。むちゃくちゃいいタイミングで、テーマができたなと。裏メインではないけど『RIZIN.38』が期待してもらえるカードになったんじゃないかなと。



――もう一つの目玉は、バンタム級王者の堀口恭司VS金太郎戦です。昨年からベラトールと契約した堀口選手ですが、昨年12月&今年4月と連敗した中で迎える再起戦となります。



【榊原】恭司はビッグネームだから、対戦相手についていろんな意見があるのもわかります。去年のバンタム級トーナメントで優勝した扇久保博正とタイトルマッチって手もあるけれど、彼らは過去2回戦っていて、3試合目はこのタイミングじゃない。扇久保も怪我明けだし、タイトルをかけてやるんだったら、それぞれ直前に勝利して、年末でタイトルかけてやるのがベストだと。



恭司が現在のバンタム級のチャンピオンである以上、帰還にふさわしい相手を探して、怪我をしている選手やタイミングの合わない選手を順番に消して、RIZINらしくて見応えがあって、ワンチャンを感じさせる相手として金太郎になりました。僕は決して勝負論はないとも思ってないです。金太郎も随分ここまで試合が組まれずに来ているけど、もう準備万端な状態ですので、恭司も簡単にはいかないと思いますし、楽しみにしてください。



■平本蓮は「アプローチは間違ってない。注目を集めたら勝ち」ファイターとしては厳しい要求も



――ハワイの会見で選手以上に目立ったのは平本蓮選手でしたが、メイウェザーにどのように紹介したのでしょうか?



【榊原】僕は直接は紹介していないです。9・25の大会に出てもらうつもりで、ハワイのプロモーションには最初からキャスティングをしたのですが、直前で彼は拳をケガして試合ができないことになって。だから「トライアウトとかにちょっと協力してよ」っていう感じで、記者会見では正式な役割はなかったんですが、本人的には自分が目立って会見を盛り上げる方法として、メイウェザーのところに自分たちで行って、話をしたんじゃないですか。



何らかの形でステージに上がってくると思ってたけど、まさか通訳として上がってくるとは、やられたって感じです(笑)。あんな変なことやれって言っても誰もやらないから、プロとしてのアプローチは間違ってないし、そこに貪欲さは必要だし。



――ORICON NEWSのYouTubeチャンネルで会見動画をいくつかに分けて公開しましたが、平本選手の動画が圧倒的な再生数でした。



【榊原】そうですか(笑)。あの会見で一番アクセス数なり一番アテンションを取ったのが平本蓮だったら、平本蓮のひとり勝ちですよ。未来は一本取られた感じじゃないかな。



――榊原さんは平本選手の前戦(7月2日『RIZIN.36』)について、会見で厳しいコメントもされていました。



【榊原】僕からすると、目立つ選手とか注目を集める選手って、求めることが多くなってしまうんです。それに対して、求められる以上に自分の試合で表現できるかどうか、とても大変なことだけど、そういう選手がスーパースターになれる。じゃあ平本のあの日のあの戦いでは、台風の中の沖縄アリーナに来てくださった観客や、PPVで見てくれた人たちの期待にしっかり応えたかっていうと、それは足りなかった。だから厳しい言葉になってしまうけど、それは求められる立場・存在だからです。SNSでいろいろ発信することで、自分で次の試合のハードルを上げてると思うんですよ。そんな平本蓮が次にどんな試合をするのか、僕も楽しみですね。



■RIZINに必要なのは「ハングリー精神が大きいファイター、野心の塊を求む!」



――今回は初めてABEMAのPPVで中継されますが、『THE MATCH』で生まれた大きな熱をRIZINにも持ってきたい、という狙いがあったのでしょうか?



【榊原】そうですね。『THE MATCH』でABEMAさんと初めてがっぷり組んで一緒に仕事をさせていただいて、ABEMAさんの「格闘技というコンテンツをきちっと世の中の人に届けたい」っていう情熱にシンパシーを感じたことが、とても大きかったです。格闘技に対しての思いをすごく持っていて、一緒に育てていくという感覚をお持ちなんだなって、ご一緒して初めて感じました。そして、『THE MATCH』でPPVの金字塔と言えるような数字を叩き出すのは、簡単なことじゃないんです。何十万件が同時視聴する環境をトラブルなく届けられるプラットフォームは、そうそうないですよね。僕らがやっているライブストリーミングサービスもいろいろあるのですが、『THE MATCH』ぐらいの迫力でみんなが見たいってなったら、サーバーダウンしちゃうでしょう(笑)。そこの安心感と、その実績をお持ちのプラットフォーマーさんって、日本ではほかにありませんから。



僕らは今回、PPVの売上を『THE MATCH』に追いつけ追い越せっていうのを目標にしているので、必然としてメインプラットフォーマーさんではABEMAさんに入っていただきたいなと。成功の方程式で言うと、絶対的に欠かせないパートナーだったと思っています。



――いまRIZINは若い人たちにすごく人気があり、日常会話やSNSで名前が出てきたり、未来さんや平本さんに憧れる人も増えています。そんなRIZINの舞台に出たいという格闘家も多いと思いますが、榊原さんがRIZINを目指すファイターに最も求める要素を教えてください。



【榊原】いろんな要素がもちろん必要ですが、ちょっとやそっとじゃ満足しないハングリーな人です。過去に「世界は、拳一つで世界を変えられる。」ってキャッチコピーをつけたことがありますけど、そのぐらいの思いを持って「格闘技で全てのものを手に入れてやろう」っていう、ハングリー精神が大きい人がいいです。RIZINに出ることで満足するんじゃなく、俺がRIZINを食ってやって、RIZINをステップにもっと先にいってやるよっていう、野心の塊みたいな人を待っています!



◆『The Battle Cats presents 超RIZIN/湘南美容クリニック presents RIZIN.38』

日時:9月25日(日) 前10:30開場/正午開始

※RIZIN.38は超RIZIN終了後、1時間の休憩を挟んで午後3時開始予定。イベントの進行により前後する場合あり。

会場:さいたまスーパーアリーナ

PPV:ABEMA、RIZIN STREAM PASS ほか



◆『超RIZIN』対戦カード

フロイド・メイウェザー 対 朝倉未来

吉成名高 対 バンダサック・ソー・トラクンペット

三浦孝太 対 ブンチュアイ・ポーンスーンヌーン

皇治 対 ジジ



◆『RIZIN.38』対戦カード

堀口恭司 対 金太郎

扇久保博正 対 キム・スーチョル

萩原京平 対 鈴木千裕

大原樹理 対 ルイス・グスタボ

シビサイ頌真 対 カルリ・ギブレイン

【スーパーアトム級トーナメント】

浜崎朱加 対 パク・シウ

伊澤星花 対 アナスタシア・スヴェッキスカ

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