『プリンセス・ダイアナ』19歳のダイアナが「王妃になる」ことについて言及した映像

『プリンセス・ダイアナ』19歳のダイアナが「王妃になる」ことについて言及した映像

 没後25年になるダイアナ元妃の人生をたどるドキュメンタリー映画『プリンセス・ダイアナ』(9月30日公開)より、幸せの絶頂にいた19歳婚約時、「王妃になる」ことを真剣に考えていたダイアナの声が解禁となった。その後に見せる意味深な表情にも注目だ。



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 エリザベス女王の葬儀を終え、いよいよ本格的に新体制で始動する英王室。73歳で即位となったチャールズ新国王と新王妃カミラ夫人の動向が連日ニュースで取りざたされているが、2人を語るにあたって避けては通れない話題というのがダイアナにまつわる話だ。ダイアナを振り返る報道はもちろん、エリザベス女王の死後再び注目を集め、視聴回数が増加中のNetflixの人気ドラマ『ザ・クラウン』の影響で、新たにダイアナを知って、ファンになる人も出てきている。



 30日より劇場公開される『プリンセス・ダイアナ』は、アカデミー賞短編ドキュメンタリー賞にノミネートを果たした経験を持つドキュメンタリー作家、エド・パーキンズ(Netflix『本当の僕を教えて』)が手がけており、1981年にチャールズ皇太子と婚約する数週間前から、世界中が悲しみに暮れた突然の死までの16年間にダイアナを映したニュース番組の映像やホームビデオなど、あらゆるアーカイブ映像をつなぎ合わせ、19歳から36歳で亡くなるまでの半生を映し出したもの。



 すでに海外では公開された作品だが、その際には「彼女が生きていたら…」と考えてしまったという感想が多くみられたという。今回、解禁となったチャールズとダイアナが婚約を発表した時の様子が切り取られた映像の中で、2人は仲睦まじく手をつなぎながら取材を受ける。インタビュアーに積極的に答えるダイアナは、チャールズとの出会いを幸せそうに語り、また彼女の第一印象について聞かれたチャールズの「“なんて陽気で愛らしい16歳なんだ”と思った」という答えに、はにかむダイアナの姿はティーンエージャーそのものだ。



 しかし、インタビュアーから「保育士から皇太子妃になり、いつか王妃になることに気後れはしませんか?」とやや意地悪な質問が飛ぶと彼女の顔から一瞬笑顔が消えるが、すぐさま「そうですね、目まぐるしい6ヶ月でした。でもチャールズが隣にいれば安心です」と笑う。さらにカメラはその後、真顔に戻るダイアナもとらえていた。



 このドキュメンタリー映画は、このような映像を大量につなぎ合わせて1本の映画にしたもの。インタビューに答え終わった時の表情、カメラを切る直前の表情など、普段のニュース映像では切り取られてしまう部分をあえて集め、彼女の本心を読み解きたいと思う気持ちにも応えてくれる。「これまで見たことないダイアナ」を見ている気分にもさせられる。単純に、「ダイアナはどんな人間だったのか?」という点に集中しても十分楽しめる本作だが、少し視点を変えて「ダイアナの真意はどこにあったのか?」という問いかけをもって鑑賞してみると、また違った解釈で、より映画を楽しめるのではないだろうか。

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