シスターフッドの傑作ミステリー『アストリッドとラファエル』最終回

シスターフッドの傑作ミステリー『アストリッドとラファエル』最終回

 NHK総合で放送されてきた海外ドラマ『アストリッドとラファエル 文書係の事件録』の最終回「五線譜の暗号」が2日(後11:00~11:54)に放送される。



【画像】第9回のそのほかの場面写真



 同ドラマは、2019年にフランスで制作された犯罪ミステリー。現在、シーズン4の制作が決定している人気シリーズだ。警官だった父親の影響を受け、 子どもの頃から事件の調書や謎解きに人一倍興味を持っていた犯罪資料局で働く自閉症のアストリッドと、 猪突猛進型だが大らかでフレンドリーな警視ラファエル。 彼女らがお互いの苦悩と孤独を理解しあい、 事件を解決しながら最強のバディとなっていく姿が丁寧に描いている。



 前回(第9回)でアストリッドは、赤ちゃんの頃に家を出ていった母親マチルダと再会。マチルダはラファエルに家出した理由を打ち明けていた。最終回(第10回)では、アパートで女性が殺される事件が発生。アストリッドは即死した被害者の目が閉じられていたことに違和感を覚えるが、現場に残された指紋や体毛から、すぐに前科がある容疑者が逮捕される。



 アストリッドはバッハの音楽が好きな理由をラファエルに教える。ラファエルは3日間の休暇を取ることに。その間も調査を続けていたアストリッドは、真犯人の恐ろしい事実を発見。すぐに後見人でもある局長のガイヤールに相談するが、そのとき真犯人は…。



 女性たちが手を取り合って進もうとする姿を描くシスターフッドを取り入れ、バディミステリーを新境地へ導いた作品。随所で多様性を肯定している点も今どきだ。アストリッドが日本食材の店で毎週買い物をしていることやお茶、寄木細工の代表的作品「秘密箱」、ふぐの毒(テトロドトキシン)など、日本文化アイテムが登場したのも意外だった。



 なお、次週9日からはイタリア発、12年間の記憶を失ったエリート医師の愛と再生の物語、『DOC(ドック)あすへのカルテ』が放送される。
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