Roselia最新シングルインタビューvol.1 表題曲「Swear ~Night & Day~」は「私たちもしっかり成長していないと演奏できない曲」

Roselia最新シングルインタビューvol.1 表題曲「Swear ~Night & Day~」は「私たちもしっかり成長していないと演奏できない曲」

 アニメ、ゲーム、コミック、声優によるリアルライブなど様々なメディアミックスを展開する次世代ガールズバンドプロジェクト『BanG Dream!(バンドリ!)』から生まれた第2のリアルバンド・Roselia(ロゼリア)が、10月26日に最新シングル「Swear ~Night & Day~」をリリースした。



【インタビュー動画】Roselia、焼き肉屋でのセトリ会議は無駄話ばかり?



 ORICON NEWSは同作の発売にあたり、メンバーにインタビューを実施。シングルCDとしては2021年1月発売の「ZEAL of proud」から約1年9ヶ月ぶりとなるこの新作について語ってもらった。まずは1曲目に収録されている「Swear ~Night & Day~」の印象や、9月の有明アリーナ公演で同楽曲を演奏した際の感想などについて話を聞いていく。



■キャストのテンションも上げる「Swear ~Night & Day~」の曲調とアートワーク



――Roseliaにとって12枚目となるシングル「Swear ~Night & Day~」が10月26日に発表になります。久々のシングルということで、発売が決まったときはテンションも上がりましたか?



【相羽】すごく上がりました。ここ最近はミニアルバムが続いていたので、「シングル」という言葉の響きが懐かしいというか…。“あ、こんなに久しぶりだったんだ!”みたいな感覚でした。



【櫻川】RoseliaのCDって、これまで写真や絵を使ったジャケットにしていただいていたんです。でも、ミニアルバム(『劇場版「BanG Dream! Episode of Roselia」Theme Songs Collection』『ROZEN HORIZON』)のときはちょっと変えて、キャラクターのイラストや私たち自身の写真を使っていただいたんですね。で、今回は久しぶりのシングルということで…。



【相羽】通常盤も限定盤も、アートなジャケットに戻っていて。「ZEAL of proud」以来だよね?



【櫻川】うん、懐かしいですし、戻ってきた感もあります。



――表題曲のデモを初めて聴いたとき、どんな印象を持ちましたか?



【工藤】ミドルテンポの曲は久しぶりだなぁと。シングルとなると、今まではわりと速い曲が多かったじゃないですか。バラードももちろんあったんですが、こういう感じは久しぶりだなって思いました。



【相羽】あと、タイトルにある「Night & Day」という言葉を見て、その後“掻き鳴らせ”という歌詞を読んだときに、「あっ、ギターのことだ。ってことは、紗夜の曲だ!」と思ったんです。でも、“紗夜の曲なのにミドルテンポなんだな”って思いました。私の中ではもっと…ギターがゴリゴリに、ギュイーンって鳴っているイメージというか(笑)。



【中島】紗夜=ギュイーン!っていうイメージだったの!?(笑)



【工藤】「Determination Symphony」も紗夜の曲だけど、ギュイーン!ではなくない?(笑)



【相羽】いや、音じゃなくて、“アツアツのエモ”っていう意味のギュイーン!(笑) 「Determination Symphony」はしっとりした曲だけど、なんか…アツアツじゃん!



【中島】そう言われるとなんか分かるかも。テンポ感とかも含めてエモーショナルですよね。



【相羽】そうそう!だけど、それに対して「Swear ~Night & Day~」はかなりミドルだなと思ったの。



【櫻川】大人に成長した紗夜さんをピックアップしたような曲なのかも?



【相羽】なるほど、成長かぁ!そういう意味だったのかもしれないね。



【櫻川】演奏自体も難しくて、私たちもしっかり成長していないと演奏できない曲でした。



【工藤】難しかったですね、本当に。



■ミドルテンポの楽曲で感じた難しさ「全体がまとまってないとすぐにバラついて聴こえてしまう」



――すでにライブでは演奏されていましたからね。



【相羽】そうなんです。9月の単独ライブで披露したんですけど、やっぱりミドルテンポの曲は合わせるのが難しくて。



【志崎】ゆっくりな曲の方が合わせるのは難しいんだなと、改めて思いました。



――ミドルテンポの曲は音やフレーズの存在感も目立ちますから、演奏力はもちろん、気持ちの入れ方も重要になるのでは?



【相羽】全体的に音の粒が立っていますよね。



【中島】そうかもしれない。だから、全体がまとまってないとすぐにバラついて聴こえてしまうんです。



【相羽】ボーカルも目立つところがすごく多かったので、昔の自分だったら歌えていなかったって思いました。あと、曲の最後が本当に素敵なんですけど…みんなはあそこでプレッシャーを感じていた?



【工藤】すごくプレッシャーだったよ(笑)。



【櫻川】ドラムだけはお休みなので、ニヤニヤしながらみんなを見てました(笑)。



【相羽】最後に“だからこそ 今、”と歌うセクションがあって、ライブではクリックもなしで私の気持ち良いタイミングでそこを歌うんですけど、楽器隊のみんなは私に合わせて音を重ねなきゃいけなくて。最初にリハをしたとき、私は正面を向いて歌っていたんですが、これでは全員のタイミングが合わないぞと。で、みんなの方を向いて歌うことにしたら…すぐに合ったんだよね。



【志崎】はい、アイコンタクトがしっかり取れるようになって。そうなると、意外とすぐに合わせることができたんですよね。



【中島】バッチリ合うとすごく楽しい瞬間なんですけど、やっぱり責任も感じましたね。ベースはわりとハイポジションを弾くセクションでもあったので、指板を見つつあいあい(相羽)も見なきゃ…って、目線が忙しかったです(笑)。



【相羽】曲の最後だけを見ても、ライブの成長というものをすごく感じました。



――ライブの前に行われたレコーディングでは、久しぶりのシングルということで気持ちの入り方もいつもと違いましたか?



【相羽】実は、レコーディングの時点だとまだシングルになる曲だとは知らなかったんです。でも、Roseliaの曲には絶対にストーリーがあって、この曲が紗夜をイメージした楽曲だってことも分かっていたので、そこを意識して歌いました。歌詞にカタカナが入っているのも紗夜の楽曲の特徴なのかな、とか。紗夜と日菜の関係性を歌った楽曲だけど、Roselia5人の今の関係性や感じたものに重ね合わせられる楽曲でもあるなと思ってレコーディングしたんです。基本的に友希那(※湊 友希那/作中で相羽が演じているキャラクター)が歌っている曲ではあるんですけど、“この命尽きるまで 立ち止まらず Go on”という歌詞をみんなで歌っているというのが、個人的に刺さるポイントだったんです。覚悟がしっかり入っているRoseliaらしい歌詞であり、楽曲だなと思いました。



■現体制に移行してから4年 コロナ禍がもたらしたバンドへの意外な影響とは?



――Roseliaが今の体制になったのは2018年11月ですよね。4年の月日が経ちましたが、これまでの道のりや今のバンドの関係性をどう感じていますか?



【相羽】コロナ禍になって中止になったライブもありますけど、開催させていただけたライブも結構あったんです。でも、コロナ禍だからいつ中止になるのか分からないって、それぞれ覚悟しながらリハや練習をしていました。ライブ前日まで“本当にやるのかな…?”みたいな。



【工藤】当日になってみないと分からなかった。



【相羽】ライブが始まる瞬間まで、いつ「中止になります」って言われるのか分からない。そういった緊張感がありました。



【櫻川】そういう気持ちをみんなで共有しつつ個人練習と全体練習は続けていたので、それぞれ不安に思いながらも、メンバーがいてくれたから頑張れたんだと思います。



【相羽】うん。残念ながらご飯会は減っちゃいましたけどね。焼肉も全然行けてないね…。



【櫻川】うう…。



【中島】いつから行っていないんだろう?



【相羽】もう思い出せないくらい。だって、ライブのセトリを焼肉屋で決めてないんだよ?



――それはRoselia史上初じゃないですか?



【相羽】史上初ですし、それが何回も続いているんです。



【櫻川】だからセトリ(セットリスト)を途中で動かすようになったんだよね。



【工藤】リハーサル中にね。



【櫻川】焼肉屋で話し合っていた頃は一発だったのに!



【相羽】みんなで曲を並べて、ライブの風景を想像して、お肉を食べて(笑)。結果1時間くらいしかセトリの話はしてないんですけど(笑)。「ちょっと待って、これだけ話していたのにまだ決まってないよ!」ってことも多くて、絶対に話が逸れてしまうんですよ。



【櫻川】そうそう、何度も脱線します。



【相羽】まったく、話を逸らすのは誰?



【櫻川】あなただよ!(笑)



【相羽】えっ…!?



【中島】私たちとのんちゃん(志崎)はね、話を聞いているだけですから。



【志崎】はい、聞いているだけ(笑)。



【櫻川】ほう…?(笑)



【相羽】私たちしかその現場を知らないからって、ずるいポジションに行こうとしているね?(笑)



【工藤】私は最後の30分しか参加できないみたいなことも多かったんですけど、遅れて行ったけどまだセトリが決まってないってことが結構ありました。“3時間くらい経っているはずだけど…何も決まってなかったの!?”と驚いた記憶があります(笑)。



【志崎】そういうこともありましたね(笑)。



【中島】バレちゃった(笑)。



【工藤】全員が話を逸しているのよ。でも、また5人で焼肉を食べながらセトリを話し合いたいね。来年もライブの予定が決まっていることだし。



――セトリを決めるというのは建前で、実は焼肉に行きたいだけなんじゃ…?



【相羽】そ、そんなことはないですよ!おいしいものを食べるからこそ、良い曲順が浮かぶんです(笑)。



【中島】そうですよ、当たり前じゃないですか!(笑)



■新たな練習法を採り入れて乗り越えた難曲「お互いの音を認識できたことが大きかったんだと思う」



――なるほど。こういった感じで話が脱線していき、セトリが決まっていくわけですね(笑)。でも、仲の良さはバンドの音やアンサンブルにも自然ににじみ出るものですから。



【相羽】リハで決めていなくても、本番で生まれたミラクルもあったりしますからね。



――ただ「Swear ~Night & Day~」は、演奏するにあたって手ごわそうな曲ですよ。



【相羽】そうですね。だから9月のライブに向けて、ドラムとベースだけで合わせたり、ギターとピアノだけでやってみたり…と、パートごとに練習もしていたんだよね。



【中島】リズム隊と上モノ隊という感じで、パート分けをして練習してみたんです。これがすごく効果的でした。



【工藤】うん、格段にやりやすくなったんだよね。



【中島】お互いの音を認識できたことが大きかったんだと思うんです。リズムだったら、“ベースとドラムはここが一緒なんだ”とか、“ここはお互いが助け合っているんだな”とか、フレーズや音の関係性を知ることができて。



【工藤】ギターとピアノもそうで、“ここでユニゾンしているんだ”とかいろいろなことに気づけました。そういうことが把握できると、楽器の鳴らし方も自然と変わってくるんです。



【志崎】あと、ユニゾンしている部分やお互いを補い合うようなフレーズがある一方で、“バラバラなことをやってアンサンブルを生んでいるんだな”と気づいたところもありました。ピアノは伴奏的な立ち位置にいることが多いんですけど、この曲は音の1つ1つを際立たせるようなメロディーラインになっていて。そういうところは難しかったんですが、みなさんの音をしっかりと認識することで、きれいにハーモニーを作ることができたのかなって思います。



【相羽】バンド練習の方法としてはオーソドックスなものなのかもしれませんが、Roseliaは今まで意外と採り入れてこなかったんです。今後はボーカルも含めてもっと積極的にやっていきたいですね。今バンドをやられている学生さんとかにもオススメしたいです!



――紗夜のための楽曲ということで、工藤さんはいつも以上に力が入りました?



【工藤】Roseliaの楽曲のギターは大体いつも2~3本重なっていて、ライブではどれを弾くか選んでいるんです。でも、この楽曲は紗夜と妹の日菜のことを歌っている曲なので、鳴っているギターの音色をどっちも弾きたいなって思ったんですね。それで悩んでいたときに、スタッフさんが「ライブで弾かない方のフレーズを録音して、同期として流すのはどう?」って提案してくれたんです。なので9月のライブでは、実は私の弾いた音がバックで流れていたんですよ。こういうやり方をしたのは初めてでした。



――ということは、新しい楽曲に生まれ変わったような感覚もあったのでは?



【工藤】そうですね。普段弾いていない方のフレーズを録音したとき、自分の中で新しい発見もあったりして面白かったです。そして、工夫をこらした分だけ特別な楽曲にもなりました。



【相羽】本当に、ライブ限定の特別なやり方。



【工藤】私が弾いているということがすぐに分かってしまうので、自分でもちょっと恥ずかしくなっちゃいましたけど(笑)。ライブ当日も、弾きながら“あ、私の音だ”と(笑)。でも、ライブ中に気づいてくださった方がいたらうれしいですね。

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