菅井友香「完全燃焼した日々でした」葛藤抱えながらもキャプテンを全う 欅坂・櫻坂46で手にした『大切なもの』【インタビュー】

菅井友香「完全燃焼した日々でした」葛藤抱えながらもキャプテンを全う 欅坂・櫻坂46で手にした『大切なもの』【インタビュー】

 欅坂46の1期生として加入以来、櫻坂46に改名した現在まで、キャプテンとして7年間グループを牽引してきた菅井友香(26)が、8日、9日に開催される全国ツアーの東京ドーム公演でグループを卒業する。同公演にあわせ、8日に卒業写真集『大切なもの』を発売した。自身のアイドル人生の集大成として「最後まで挑戦したい」という思いで臨んだ本写真集では、グループから離れ新しい一歩を踏み出そうとする一人の女性としての決意も感じられる。卒業写真集を通して、彼女のアイドルとしての矜持や、欅坂46時代の葛藤、そして7年間のアイドル活動で手にした“大切なもの”に迫った。



【撮り下ろしカット】美しい…スカートをたなびかせお嬢様のような菅井友香



■「自分自身と向き合えた」卒業写真集ロケ アイドル“ゆっかー”としての姿も見納め



――1st写真集『フィアンセ』からは約4年半ぶりとなりますが、当時から比べて菅井さんのどんな新しい一面が見られますか。



【菅井】当時は撮影にずっと緊張感があって、なかなか素を出すことができなかったのですが、今回はすごく自然体で純粋に楽しんでいるところを収められたかなと思います。



――年齢的にも20代なかばに差し掛かって、大人の魅力も出せたのではないでしょうか。



【菅井】これまで見てきてくださったみなさんに成長を見せたいという思いもあったので、等身大の26歳の女性として、いろんな私をみなさんに感じていただけたら。



――制服のときとは心境も違いますか?



【菅井】制服も大好きなんですけど、やはりグループの一員としてより身が引き締まる思いになるんです。キャプテンとしての責任も、無意識のうちに感じてしまうところはあるので、やっぱりこの撮影ではそういう背負っているものを一旦下ろして、旅行に行くような感覚で撮影に臨みました。



――今回がアイドルとしては最後の写真集となりますよね。



【菅井】いままでの感謝を込めるのはもちろん、最後まで挑戦したいという思いでこの写真集をつくりました。みなさんが思い描いている“ゆっかー”としての姿を魅せることができたと思います。



――卒業写真集では、ご自身が考えたシチュエーションやロケーションで撮影されたそうですが、沖縄や与論島、北海道など自然あふれる場所を選んだのはなぜでしょうか。



【菅井】すごく自然が大好きで、部屋にもなるべく生きたお花を置くようにしているので、自然の中のほうが一番開放的になれるのかなという思いと、あと純粋に行ってみたかったという理由もあります(笑)。



――写真集の撮影で逆にリフレッシュできましたか?



【菅井】はい!自分にとっても思い出の日々でしたし、数日間ですけど本当に大切な時間で、自分自身と向き合うことができました。



■「『サイマジョ』は原点」 欅坂46時代の円陣『謙虚・優しさ・絆』が今でも心に



――他には、この写真集でどんなことを提案しましたか?



【菅井】やっぱりもう一度歴代衣装を着てみたくて、リクエストさせていただきました。でも、振り返ると改めてすごくたくさんの衣装をさせていただいたんだなっていうのを実感しました。絞るのが大変で、どれも着たかった(笑)。でも、その中でも本当に選び抜いた衣装です!



――やはりデビュー曲の「サイレントマジョリティー」の衣装は欠かせなかった?



【菅井】「サイマジョ」はやっぱり原点でもあるし、1番知っていただけた衣装でもあるので外せなかったです。渋谷川で撮ったジャケット写真とか、今は渋谷ストリームが立っているけど、当時工事現場だった時に撮影したMVのこととか、いろんなことを思い出しました。



――そんな菅井さんのこだわりが詰まった写真集となっていますが、もっともこだわったところをあげるとしたらどこでしょうか。



【菅井】どんな方が見ても喜んでいただけるようにっていうのは、すごく意識しました。本当に幅広い方に応援して頂いているのをいろんな場所で実感していて。だからどんな方が見ても安心して見られるものにしたかったんです。



――この写真集には、秋元康さんが「生き方がブレない彼女を見てて思った。きっと自分なりの価値観をしっかり持っているから」と帯コメントを寄せておりましたが、菅井さんがアイドル活動の7年間、貫き通してきたブレない“こだわり”はありますか。



【菅井】欅坂46のとき、最初にみんなで決めた円陣の言葉で「謙虚・優しさ・絆』というのは、グループが変わっても大事に持ち続けていました。やっぱり、すごく大事なことが詰まってる。7年間の中で変わってしまうことも多かったですが、やっぱり“謙虚”であり、みんなを大切に思う思いやりの“優しさ”、そして一緒に協力していく“絆”っていうのは変わらず持っていようと何度も思い返していました。櫻坂46では別の円陣があるんですが、1期生の卒業ライブの時には、欅坂46の円陣をみんなでやっていました。



■平手友梨奈、長濱ねるらOGに刺激も「みんなの糧になれるような活動ができたら」



――そんな菅井さんのアイドル人生を語る上で欠かせないのが欅坂46ですが、菅井さんは当初からグループのキャプテンとしてメンバーを牽引してきました。そんな中、写真集内でのインタビューでも話されていましたが、「自分らしく生きていこう」という欅坂46の楽曲のテーマと、メンバーをまとめなくてはいけないキャプテンという立場での矛盾に葛藤があったそうですね。



【菅井】楽曲の歌詞に影響を受けて表現できるってすごくいい部分でもあったと思うんです。それだけのめり込んでできるっていうのは、みんなが情熱を注いでいたからでもある。だから、それがやるせないというか、どうしていいのかわからないっていうのが正直な気持ちでした。でもそんな気持ちを当時はやっぱり言えなかった。というか、キャプテンとしてそういうことは言っていけないことだと思っていたので、そういう思いを話せる人もなかなかいなかったんです。



でも、いろんな方に出会えてグループも風向きも変わって、そんな時期も乗り越えられた。振り返ると、そういう出来事もあってよかったのかなと思います。最初は、みんなに何か意見を言う時も、自分が言っていいんだろうかと自分を信じられなかったんですけど、いろんなことを乗り越えてきて、すごく自信につながって考え込まずみんなに意見を伝えられるようになりました。そして今振り返って、自分のベストは尽くせたと思えるし、後悔のないように自分ができることはちゃんとやってきたと思えるので、そこは納得して卒業できます。



――その成長を糧に、これからやってみたいことはなんでしょうか。



【菅井】1人になる不安もあるんですけど、この世界で活動は続けていきたいと思っています。この7年の経験が生きると信じて、いろんな舞台やミュージカル、映像作品などにも出演させていただけるように頑張りたいです。



――卒業後の進路として、平手友梨奈さんや長濱ねるさんなど、グループ出身で現在も芸能界で活躍を見せるメンバーから刺激を受けることは?



【菅井】1人になっても、いろんなところで自分らしく、強みを生かしながら活動の幅を広げている姿を見て、すごくかっこいいなと思っています。なので、欅坂46、櫻坂46の卒業生として恥じないように、今後のみんなの糧になれるような活動ができたらと思います。



――最後に、菅井さんがこれまでの7年間で手にした『大切なもの』を教えてください。



【菅井】本当にこれまでの経験全てが『大切なもの』です。一生忘れない、忘れたくないなって思えるような完全燃焼した日々でした。これまで7年間の感謝の気持ちを忘れず、今後も生きていきたいなと思っています。
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