岸谷五朗&寺脇康文“アリっす”、アリス名曲熱唱 4年ぶり有観客チャリティーライブにDEAN、MIVAVIら32人集結

岸谷五朗&寺脇康文“アリっす”、アリス名曲熱唱 4年ぶり有観客チャリティーライブにDEAN、MIVAVIら32人集結

 俳優・岸谷五朗、寺脇康文らが26日、パシフィコ横浜でチャリティーコンサート「Act Against Anything VOL.2『THE VARIETY 28』」を開催した。コロナ禍で4年ぶりの有観客開催となり、「4年ぶりブリ生舞台!全身全霊!心を込めて歌って踊って皆でチャリティ全員集合!」のサブタイトルのもと、映画・ドラマ・舞台を中心に活躍中の俳優陣や、実力派アーティスト、バラエティーに富んだ総勢32人が一夜限りのエンターテインメントショーを繰り広げた。



【写真17点】アリのコスプレでアリス名曲披露 DEAN&MIYAVIの熱いセッションも



 岸谷の呼びかけで1993年に始まったエイズ啓発イベント「Act Against AIDS『THE VARIETY』」の流れを汲む同イベントは、2020年から『Act Against Anything』に名称を改め、貧困、難病、教育問題など多くの困難に立ち向かう世界中の子どもたちを支援するチャリティーイベントとして新たなスタートを切った。



 冒頭、会場が暗転すると、岸谷のメッセージがステージの左右に設置されたスクリーンに流れた。「1993年に始めた頃、30年先の未来にはもっと豊かな社会が、世界が広がっていると思っていました」「愛すべき後輩、三浦春馬と共に考えていたチャリティプロジェクトでもあります。彼の志を胸に頑張らせていただきます」。



 オープニングは岸谷と寺脇が飾った。黒い上下の衣装と触角をつけ、アリに扮装して登場すると、アリスの「チャンピオン」のカバー。アリスならぬ「アリっす」は、本家のモノマネとコントを交えながら歌い、「アリ、がとう!」と感謝を伝え、笑いを誘った。



 Skoop On Somebodyは、TAKEの歌とKO-ICHIROのキーボード、KO-HEYのカホンのアコースティックスタイルで、3人のハーモニーが美しい「sha la la」で魅了。「このチャリティが一人でも多くの笑顔に繋がるように」と願い、「祈り」を届けた。



 J-POPコーナーでは、加藤和樹が郷ひろみの「2億4千万の瞳-エキゾチック・ジャパン-」をカバー。岸谷と大村俊介(SHUN)による“初代 G-Shun Brothers”が小型のサーキュレーターで加藤に風を浴びせたり、バックダンサーとして盛り上げる。



 猪塚健太、新原泰佑、水田航生、溝口琢矢は、ももいろクローバーZの「Z女戦争」でダンスも披露。大野拓朗はウルフルズの「ガッツだぜ!!」をパワフルに熱唱した。「皆様をお花畑にご招待します」の紹介を受けて登場した声優の花澤香菜は「Moonlight Magic」と「SHINOBI-NAI」の2曲を、透明感のある歌声で届けた。



 「DREAM OF MUSICAL PART1」では、甲斐翔真、小池徹平が『デスノート THE MUSICAL』の「ヤツの中へ」をツインボーカルで披露。『ライオン・キング』の「愛を感じて」では門山葉子、新原泰佑が柔らかなハーモニーを響かせ、加藤和樹は『ディア・エヴァン・ハンセン』の「Waving Through A Window」を歌い上げた。



 清水くるみと水田航生による『The Last 5 Years』の「The Next 10 Minutes」では、ステージの上を移動する階段を使い、ドラマチックなシーンを作り上げた。『エリザベート』の「闇が広がる」では、トート役の古川雄大とルドルフ役の甲斐翔真が熱演。体調不良のために出演を見合わせた城田優に代わって急きょ会場に駆けつけた古川と、2人の鬼気迫るステージに大きな拍手が贈られた。



 中盤では、藤原さくらがアコースティックギターとキーボードとのアンサンブルで「まばたき」と「mother」をしっとりと聴かせた。



 岸谷と寺脇が今回のステージを支えるTHE VARIETY BANDのメンバー、エンペラー福田、高木茂治、五十嵐公太、会田敏樹、原田達也、高橋結子、中村百花、杉山真梨佳を呼び込むと、“地球ゴージャス”のコーナーに突入した。



 「海盗セブン」で地球ゴージャスを彩る役者陣がステージに集結すると、『星の大地に降る涙』から「今宵の宴」、『クザリアーナの翼』から「ジャメーリアよ!蜂起せよ」「クザリアーナの翼」、桑田佳祐の楽曲による音楽劇『クラウディア』からは「真夏の果実」「匂艶 THE NIGHT CLUB」「Oh!クラウディア」「闘う戦士たちへ愛を込めて」の4曲を披露。スクリーンにはそれぞれの演目の本番シーンが映し出され、過去と今がクロスする演出で感動を呼び、『星の大地に降る涙』より「愛すべき未来へ」では総勢13人による迫力のステージが展開された。



 2021年に地球ゴージャスプロデュースとして公演したブロードウェイミュージカル『The PROM』から、アリッサ役の三吉彩花が加わり、清水くるみとの「Dance with You」に続いては、TAKEも加わった「It’s Time to Dance」を披露。そして、門山葉子と田村芽実が圧倒的な歌声を聴かせた『クラウディア』の「FRIENDS」で“地球ゴージャス”コーナーを締めくくった。



 サンプラザ中野くんとパッパラー河合による「Runner」で終盤に突入すると、「コロナ禍で過ごしてきたみなさん、そして我々みんなに応援歌をお届けしたいと思います」と言って「旅人よ〜The Longest Journey」を熱唱した。



 「DREAM OF MUSICAL PART2」でもミュージカルの名曲が続々。甲斐翔真と田村芽実は『ウエスト・サイド・ストーリー』より「Tonight」を、小池徹平は『キンキーブーツ』より「Soul of a Man」を熱唱。大野拓朗と清水くるみが『ロミオ&ジュリエット』より「バルコニー(愛の誓い)」を、田村は来年上演が予定されている『MEAN GIRLS』の「I’d Rather Be Me」を初披露し、パワフルに歌い上げた。



 『キンキーブーツ』の「Raise You Up/Just Be」では、小池、杉山真梨佳、中村百花とエンジェルス役の穴沢裕介、森雄基、風間由次郎、佐久間雄生、浅川文也、シュート・チェンが、実際の舞台でも使用された豪華な“キンキーブーツ”を履いたパフォーマンスで、ステージを華やかに彩った。



 DEAN FUJIOKAは6人のダンサーを従え登場。真っ赤な照明の中でスリリングに「Apple」を聴かせると、2曲目の「History Maker」ではスペシャルゲストのMIYAVIを呼び込んだ。黒いスーツ姿のDEANと、対照的な白いスーツ姿のMIYAVIの熱いセッションで観客は大興奮。DEANがステージをあとにすると、MIYAVIが自身の楽曲「STRONG」を演奏。スラップ奏法による骨太なギターサウンドで観客は総立ちとなった。



 UNHCRの親善大使として難民キャンプで世界各国に行くたびに無力感を感じていたというMIYAVIは、岸谷の熱い想いに共鳴して今回の出演を決めたそう。DEAN FUJIOKAは15年前からフィランソロピーというチャリティー活動を続けていることが紹介された。



 ステージに全出演者が集結し、『THE VARIETY」で歌い継がれている「一人じゃないから」を全員で合唱し、3時間のステージは大団円を迎えた。エンディングで岸谷五朗は「4年ぶりの有観客のAAA、みなさんの顔を見ながら、この歌を歌いながら、感動しております」と語り、「感謝でいっぱいです。ありがとうございました」と、感謝の想いを会場に届けた。



■DEAN FUJIOKA&MIVAVI「一緒に発信できることをうれしく思う」



 終演後には、『Act Against Anything』初の有観客イベントを終えた岸谷、寺脇と、DEAN FUJIOKA、MIYAVIが感想を語った。



 岸谷は「2020年のコロナ禍より多くの演劇が中止になってきたことから、今回無事に終えられたことを奇跡のように感じ、本当に感動した」と喜びをかみしめ、寺脇は「会場全体から温かい空気が感じられて、非常にうれしかった」と頬をゆるめた。



 DEANは「同じ目標のためにみんなが集まって、一緒に前に進めていくこと、自分もその一部になれたことがうれしかった」と語り、MIYAVIは「未来をどう作っていけるのだろう。自分たちに何ができるのだろう」と考える中で、「今回のAct Against Anythingのような場があることは有意義。アーティストだけでなく、お客様みんなと一緒に発信できることをうれしく思う」と話した。



 イベント中には2020年に日本武道館で開催した無観客インターネット生配信による『AAA2020』で得た寄付金額と、その使い道が報告された。寄付金の総額は919万7496円。そのうち、739万7496円は「公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン」を通じてウガンダの南スーダン難民・コンゴ民主主義人民共和国難民の子どもたちへの支援に、残りの180万円は「ChotoBela Foundation」を通じてバングラデシュのチッタゴン丘陵地帯の少数民族の子どもたちへ向けた支援に充てられた。今回の「Act Against Anything VOL.2『THE VARIETY 28』」の寄付金は、収支と寄付先が決まり次第、特設サイト内で報告される。



■『Act Against Anything VOL.2「THE VARIETY 28」』セットリスト

01.「チャンピオン」/アリっす(岸谷五朗、寺脇康文)

02.「sha la la」/Skoop On Somebody

03.「祈り」/Skoop On Somebody

04.「2億4千万の瞳-エキゾチック・ジャパン-」/加藤和樹、初代 G-Shun Brothers(岸谷五朗、SHUN)

05.「Z女戦争」/猪塚健太、新原泰佑、水田航生、溝口琢矢

06.「ガッツだぜ!!」/大野拓朗、2代目 G-Shun Brothers(岸谷五朗、SHUN)

07.「Moonlight Magic」/花澤香菜

08.「SHINOBI-NAI」/花澤香菜

09.「ヤツの中へ」(『デスノート THE MUSICAL』)/甲斐翔真、小池徹平

10.「愛を感じて」(『ライオン・キング』)/門山葉子、新原泰佑

11.「Waving Through A Window」(『ディア・エヴァン・ハンセン』)/加藤和樹

12.「The Next 10 Minutes」(『The Last 5 Years』)/清水くるみ、水田航生

13.「闇が広がる」(『エリザベート』)/甲斐翔真、古川雄大

14.「まばたき」藤原さくら

15.「mother」藤原さくら

16.「海盗セブン」(『海盗セブン』)/岸谷五朗、寺脇康文、猪塚健太、大野拓朗、甲斐翔真、門山葉子、SHUN、田村芽実、新原泰佑、藤林美沙、水田航生、中村百花、杉山真梨佳

17.「今宵の宴」(『星の大地に降る涙』)/岸谷五朗、寺脇康文、猪塚健太、SHUN、新原泰佑、藤林美沙、水田航生、中村百花、杉山真梨佳

18.「ジャメーリアよ!蜂起せよ」(『クザリアーナの翼』)/岸谷五朗、寺脇康文、猪塚健太、SHUN、新原泰佑、藤林美沙、水田航生、中村百花、杉山真梨佳

19.「クザリアーナの翼」(『クザリアーナの翼』)/岸谷五朗、寺脇康文、猪塚健太、SHUN、新原泰佑、藤林美沙、水田航生、中村百花、杉山真梨佳

20.「真夏の果実」(『クラウディア』)/甲斐翔真、門山葉子

21.「匂艶 THE NIGHT CLUB」(『クラウディア』)/田村芽実、中村百花、杉山真梨佳

22.「Oh!クラウディア」(『クラウディア』)/岸谷五朗、寺脇康文、大野拓朗

23.「闘う戦士たちへ愛を込めて」(『クラウディア』)/岸谷五朗、寺脇康文、猪塚健太、大野拓朗、SHUN、新原泰佑、藤林美沙、水田航生、中村百花、杉山真梨佳

24.「愛すべき未来へ」(『星の大地に降る涙』)岸谷五朗、寺脇康文、猪塚健太、大野拓朗、甲斐翔真、門山葉子、SHUN、田村芽実、新原泰佑、藤林美沙、水田航生、中村百花、杉山真梨佳

25.「Dance with You」(『The PROM』)/清水くるみ、三吉彩花

26.「It's Time to Dance」(『The PROM』)/TAKE、三吉彩花、岸谷五朗、寺脇康文、藤林美沙、中村百花、杉山真梨佳

27.「FRIENDS」(『クラウディア』)/岸谷五朗、寺脇康文、猪塚健太、大野拓朗、甲斐翔真、門山葉子、SHUN、田村芽実、新原泰佑、藤林美沙、水田航生、中村百花、杉山真梨佳

28.「Runner」/サンプラザ中野くん、パッパラー河合

29.「旅人よ~The Longest Journey」/サンプラザ中野くん、パッパラー河合

30.「Tonight」(『ウエスト・サイド・ストーリー』)/甲斐翔真、田村芽実

31.「Soul of a Man」(『キンキーブーツ』)/小池徹平

32.「バルコニー(愛の誓い)」(『ロミオ&ジュリエット』)/大野拓朗、清水くるみ

33.「I'd Rather Be Me」(『MEAN GIRLS』)/田村芽実

34.「Raise You Up/Just Be」(『キンキーブーツ』)/小池徹平、杉山真梨佳、中村百花、チームエンジェルス(穴沢裕介、森雄基、風間由次郎、佐久間雄生、浅川文也、シュート・チェン)

35.「Apple」/DEAN FUJIOKA

36.「History Maker」/DEAN FUJIOKA、MIYAVI

37.「STRONG」/MIYAVI

38.「The Others」/MIYAVI

39.「一人じゃないから」/ALL CAST
カテゴリ