山田尚子監督の新作映画『きみの色』2023年秋に公開決定 脚本・吉田玲子&音楽・牛尾憲輔とタッグ

山田尚子監督の新作映画『きみの色』2023年秋に公開決定 脚本・吉田玲子&音楽・牛尾憲輔とタッグ

 アニメーション界の雄・京都アニメーションにて『映画けいおん!』(2011年)と『映画 聲の形』(16年)の監督を務めた山田尚子の待望の最新作となるオリジナル長編アニメーション映画『きみの色』の制作が発表された。物語のテーマは山田監督が最も得意とする思春期の青春。少女たちそれぞれが向き合う自立、葛藤、恋の模様が、まるで絵画のような美しい映像で描かれる。2023年秋に劇場公開予定。



【動画】新作映画『きみの色』スーパーティザーPV



 今作で脚本を務めるのは、スタジオジブリや、京都アニメーションの数々の大ヒット作品を手がけ、山田監督とは『けいおん!』シリーズ以降、幾度となくタッグを組む吉田玲子。音楽は『映画 聲の形』『リズと青い鳥』(18年)などの山田監督作品のほか、話題のテレビアニメ『チェンソーマン』(22年)のサウンドトラックを担当する作曲家・牛尾憲輔。



 企画・プロデュースは日本映画史に残る金字塔『君の名は。』(16年)、『天気の子』(19年)、『すずめの戸締まり』(22年)の新海誠作品を手がけたSTORY inc.。『夜は短し歩けよ乙女』(17年)で第41回オタワ国際アニメーションフェスティバル長編部門グランプリ、第41回日本アカデミー賞最優秀アニメーション作品賞を受賞、最近では山田監督と共に伝統美と最先端の演出を組み合わせたテレビアニメ『平家物語』(22年)を生み出し、日本を代表するアニメーションスタジオとなったサイエンスSARUが制作・プロデュースを担う。



■わたしには、人の心が“色”で見える



 些細な日常を瑞々しく鮮やかに描く稀有な映像センスと、小さな心の揺れ動きさえ表現していく繊細な演出で、全世界から最も脚光を浴びるアニメーション監督の一人となった山田と脚本・吉田の黄金タッグによる『きみの色』は、「人の外側と内側、そこから生みだされるそれぞれのかたちを描いてみたいというところから始まった」と山田監督は明かす。そして吉田が山田監督の描きたい内容を聞き、脚本を作り始めた。



 吉田は「《色が見える女の子》というのは山田監督のアイデアで、すごく映像的で面白いなと感じました。繊細な心模様と、そこに寄り添うような監督の演出を今回もとても楽しみにしています。」と本作に期待を寄せている。その脚本に対して「吉田さんの書かれる彼らの物語はとてもやさしく、そしてとてもチャーミング」という印象を持つ山田監督は「音楽を通じてお互いに共鳴していく主人公たちの、やわらかく力強い足取りを描いていきたい」と作品完成へ向けて抱負を語っている。



 「たくさんの色が出会って、混ざり合った先にはどんな色の世界が待っているのでしょう。絵具を混ぜるパレットのような、または光を集めて分散させるプリズムのような、そんな物語を描いていきたいと思っております」(山田尚子監督)



 「光の当たり方によって、濃く見えたり、淡く見えたりはしますが、誰もが自分の『色』を持っていると思います。観てくださった方が、それぞれの『色』を愛おしく思えるような映画になっていると、うれしいです」(吉田玲子)



 年代を問わず、あらゆる人々の心の琴線に触れる普遍的なテーマとかつてない映像表現、そして、物語にシンクロする音楽。アニメーション映画の新たな時代が動き出す。

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