『アニメージュとジブリ展』松屋銀座で再開催 鈴木敏夫プロデューサーが語る見どころ

『アニメージュとジブリ展』松屋銀座で再開催 鈴木敏夫プロデューサーが語る見どころ

 スタジオジブリの原点を振り返る展覧会『アニメージュとジブリ展』が、年明け1月3日から東京・松屋銀座8階イベントスクエアで開催される(2023年1月23日まで)。これに先駆け、スタジオジブリの鈴木敏夫プロデューサー(P)と、同社が発行している月刊小冊子「熱風」に連載を持つタイ出身の写真家カンヤダ・プラテン氏が出席して、見どころを語るオープニングイベントが行われた。



【画像】『アニメージュとジブリ展』展示内容の一部



 同展覧会は、2021年4月に同所で開幕したが、緊急事態宣言の発令によりわずか10日で閉幕。その後、全国6会場の巡回を経て、展示・物販内容をバージョンアップさせ、松屋銀座で再開催することになった。



 「アニメージュ」(徳間書店)は、鈴木プロデューサーがかつて創刊から携わったアニメ雑誌。アニメブームが巻き起こっていた1970年代末期の78年に創刊され、『機動戦士ガンダム』の大ヒット、高畑勲・宮崎駿両監督の再発見、『風の谷のナウシカ』の誕生、そして『天空の城ラピュタ』のためにスタジオジブリが創設された歴史を振り返る。



 アニメージュ初代編集長である尾形英夫さんから「ぜんぶ、まかせた」と巻き込まれた鈴木Pは、「当初アニメが好きというわけでもなくて、なんで、オレが?」と思ったそう。創刊号を作っていく中で、高畑・宮崎両監督と知り合い、「不思議なもので、マイナスからプラスに転換した。世の中にはそういうこともある」としみじみ。



 今回の展示について、鈴木Pが出した注文は、「尾形さんを紹介してほしい」ということで、「『風の谷のナウシカ』を映画にしようと言い出したのも尾形さん。お金がかかるから5分だけにしようって。物事はこうやって始まるんですね。この人のおかげで今日(こんにち)の僕がある」と、“火付け役”だった尾形さんに敬意を表した。



 会場には、『風の谷のナウシカ』の造形コーナーもあり、鈴木Pは映画で巨神兵が崩れて落ちていくシーンを手がけた庵野秀明氏のエピソードも披露。「阿佐ヶ谷にあったスタジオに予告もなく現れて、宮崎駿に合わせろという。宮さんにどうする?と聞いたら、『面白そうだから会う』という。それで会って、急きょアニメーターに起用することが決まった。どこが良かったのかと聞いたら、『雰囲気がいい。テロリストみたいで黙々と仕事をやってくれるに違いない』と言っていました」と明かしていた。



 同展では、宮崎駿、高畑勲、富野由悠季、押井守、庵野秀明らクリエイターについてもたっぷり紹介。カンヤダ・プラテン氏も、「アニメを作っている人に焦点を当てた展示が印象的だった」と話していた。



 大人も乗ることができるネコバスがあるほか、『天空の城ラピュタ』『となりのトトロ』『魔女の宅急便』のアニメージュ表紙をモチーフにした写真スポットでは、表紙に入り込んだかのような写真撮影を楽しむことができる。新しいデザインやアイテムの展覧会オリジナルグッズなどの物販、松屋銀座8階レストランシティ内「MGカフェ」ではコラボメニューも販売している。



■イベント概要

会期:2023年1月3日~1月23日

会場:松屋銀座8階イベントスクエア

開場時間:前10:00~後8:00(日時指定制)

※1月9日、15日、22日は午後7時30分まで。最終日は午後5時閉場。

※入場は閉場の30分前まで。

入場料(前売):一般1300円、高校生800円、中学生600円、小学生400円

入場料(当日):一般1500円、高校生1000円、中学生800円、小学生600円
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