ABEMAのオリジナル恋愛番組『恋愛ドラマな恋がしたい in NEW YORK』（毎週日曜　後10：00）が29日に最終回を迎える。そこで、15日に放送された第10話で告白が成立した福山翔大＆吉本実憂の“恋の軌跡”を振り返っていく。



【場面写真】キスシーンの余韻に浸る吉本実憂＆福山翔大



　同番組では、若手俳優が毎話キスシーンのある恋愛ドラマの撮影をしながら、本当の恋をしていく様を追いかける。番組内の恋愛ドラマで主役を演じられるのは、オーディションで選ばれた男女1組だけ。役を勝ち取るために相手役と稽古（けいこ）を重ねながら、台本に用意されているさまざまなキスシーンを演じていく。今シーズンは、アメリカ・ニューヨークに舞台を移し、『ドラ恋』シリーズ史上初となる海外での全編ロケを敢行する。



　第10話では、最後のドラマ「夏夜のマジック」の主演を懸けたオーディションでペアを組みたいと思う相手に告白し、成立したカップルが主演に選ばれることになり、“最後”の本気の告白を行った。そして出演メンバーは、それぞれ意中の相手に想いを伝え、福山＆吉本と柾木玲弥＆小島梨里杏の2組のペアが成立した。



■福山翔大＆吉本実憂は“役者仲間”からスタート　互いに主演の座掴むも恋愛関係には発展せず



　福山は、放送中のテレビ東京系ドラマ『それでも結婚したいと、ヤツらが言った。』（毎週水曜　深1：00）など話題作への出演が続く。吉本も、映画『瞽女GOZE』で第30回日本映画批評家大賞・新人女優賞を受賞するなど、高い演技力で数々の作品で主演経験を持つ。そんな2人は、過去に共演歴がある役者仲間という関係から、スタートした。



　福山は、ドラマ第1話と第2話の2回連続でトミコ・クレアとペアを組んでオーディションを受け、第2話では主演をつかんだ。日本語での演技に慣れていないクレアを優しくフォローしながら、ブルックリンブリッジの上で熱いキスシーンを演じ、視聴者からも「男前！」「優しすぎる」と反響が相次いだ。順調に仲を深めていた2人だったが、クレアは小野翔平のことも気になっていて、恋愛関係に発展していくことなく、断ち消えた。



　吉本は、第1話と第2話の2回連続で高橋大翔（※高＝はしごだか）とペアを組みオーディションに挑むものの、主演になることはかなわなかった。第3話では、小野翔平とペアを組むことになった。アドリブを織り交ぜた演技で審査員を圧倒し、見事オーディションで主演をつかむと、ダイナーのカウンター越しで小野と大胆な濃厚キスシーンを演じた。



　これまで何度もキスシーンを演じてきた吉本は「キスシーンしてもカットかかった瞬間に制御をしてしまう」と言っていたが、小野とのキスシーンでもその制御が外れることはなく、恋愛モードになることはなかった。



■オーディションで急接近　多幸感に満ちた表情見せ「確実に“役者仲間”は超えた」



　福山＆吉本が急接近したのは、ドラマ第4話のオーディション。ペアを組むことになった2人は、過去に恋人役で共演歴があることから、互いを信頼し、自然体な演技を披露するとドラマの主演の座を掴んだ。



　ニューヨークの街中で、人目を気にしない熱いキスシーンを繰り広げ、吉本はキスシーンの撮影を終えても幸せそうに余韻に浸っている様子を見せる。制御が外れたような、そんな多幸感に満ちた恋する乙女の表情で、視聴者からも「今までと表情が違う！」「かわいすぎる」といった声が相次いだ。



　そして第9話で小島梨里杏に「（演技を）語り合えるのがすごくうれしい。私が一歩先を常に行っててほしいんだよ、好きな人には」と福山に気持ちが向いていることを打ち明け、「確実に“役者仲間”は超えたかな」と友達以上であると告白した。



　第10話で吉本は、高橋、小野、福山の3人から告白されるモテっぷりを発揮。「吉本実憂に惚れました」とストレートに想いを伝えた福山を選んだ。この告白には、スタジオのPerfume・あ～ちゃんも「本当にこの人はうれしいこと言ってくれる人だね」と感激。吉本も思わず、「九州男児だなぁ〜」と照れくさそうな笑顔を見せた。



　2人は、決意を持って挑んだ最後のドラマオーディションで主演をつかむことはできなかったが、最終回では“俳優同士の恋愛”について向き合うことになり「好きだから付き合う、ってことを簡単には選べない世界じゃない？」とリアルな話も飛び出す。果たして、2人が選んだ帰国後の行く末とは。