TREASURE、京セラドームで29万人動員の初来日ツアー完結 大阪出身アサヒが凱旋「ただいまー」

TREASURE、京セラドームで29万人動員の初来日ツアー完結 大阪出身アサヒが凱旋「ただいまー」

 韓国・YGエンターテインメント所属で、日本出身メンバー3人を含む10人組グローバルボーイズグループ・TREASUREが29日、大阪・京セラドーム大阪で日本1stツアー『TREASURE JAPAN TOUR 2022-23 ~HELLO~ SPECIAL in KYOCERA DOME』のファイナルを迎えた。韓国アーティストの初来日ツアーとしては史上最多となる29万人を動員し、昨年11月からスタートした8都市26公演を完結させた。



【ライブ写真】ド派手演出も続々…京セラドームで迎えた日本ツアー最終日の模様



 4万人の観客で埋め尽くされた京セラドーム大阪のステージに、ライダースジャケットをまとったメンバー10人がリフトに乗って登場。チェ・ヒョンソクが「大阪、行きましょう!」と叫び、YouTube再生回数1.1億回を超す「JIKJIN -JP ver.-」で勢いよく幕開け。デビュー曲「BOY -JP ver.-」「I LOVE YOU -JP ver.-」でたたみかけた。



 ハルト(福岡出身)は「TREASUREがついに京セラドームのステージに立ちました!」と歓喜の声をあげ、地元・大阪出身で凱旋公演となったアサヒは「大阪ただいまー!」とあいさつ。ヒョンソクは「11月からスタートしたアリーナツアーのスペシャル公演をこんなにも大きい京セラドームでできることが本当にエモいですね」と感慨深げ。ヨシ(神戸出身)は「今日が日本ツアーの最終日ですけど、最終日をこうやってドームで迎えることができてトゥメ(ファンの総称TREASURE MAKERの略)に感謝しかないです。2階、3階、アリーナも全員見えているので、最後まで楽しんでいきましょう!」と呼びかけ、ソ・ジョンファンは「京セラドームを日本一熱い場所にしましょう!」とあおった。



 華麗なレーザーと特殊効果、映画のようなVCR映像、バンドセッションのダイナミックな演奏とYGならではの演出が繰り広げられるなか、昨年11月にリリースされた日本2ndミニアルバム『THE SECOND STEP : CHAPTER TWO』のリード曲「HELLO」、日本エクスクルーシブ楽曲「病」をはじめ、人気曲「MMM -Rock Ver.-」「MY TREASURE」を日本語バージョンで披露していく。



 さらにTikTokで「#dararichallenge」が12億再生を突破、世界的に話題を集めた「DARARI」、ヨシが「この会場を拍手でひとつにしましょう!」と呼びかけ、ファンと息の合った掛け合いを見せた「CLAP!」など、ダンスナンバーからバラードまで、TREASUREの魅力を発揮した。



 アサヒが作詞・作曲したバラード曲「オレンジ」は、昨年のアリーナ公演では韓国語バージョンだったが、今回は日本語バージョンで披露。リフトアップされた全長15メートルのセンターステージ上で、お互いが夕焼けのオレンジ色に染まっていく中で別れを惜しみ、時間が止まって欲しいと願う主人公の想いを叙情的なボーカルで表現する。オレンジ色で染め上げられた会場を見たアサヒは「感極まりますね」と感激した。



 ヨシいわく「YG新生ラッパー」こと、チェ・ヒョンソク、ヨシ、ハルトのユニット曲「VolKno」では、火山のように火柱が上がりまくる特効演出と、ビートと交差する気迫のこもったシャウトで爆発的な熱量を放出し観客を圧倒した。



 アンコールでは、最新の日本オリジナル楽曲「Here I Stand」(3月22日発売)をお披露目。ファンへの感謝の気持ちを込め、メンバーは全長6.5メートルのフロート2台に分乗して初披露し、TREASURE MAKERは歓喜に沸いた。



 パフォーマンスではカリスマ性あふれるオーラとスキルを放っていたメンバーたちは、MCでは無邪気で親近感あふれる存在に。ファンが手にしたボードのコメントに応え、TikTokで流行している「可愛くてごめん」ポーズを全員で披露するファンサービス。さらに、「俺とユニバ行かへん?」(ジュンギュ)、「たこ焼きあ~んして」(ソ・ジョンファン)といった関西ならではのメッセージを送ったり、パク・ジョンウとアサヒが“本家”ダイアン津田からお墨付きをもらった「ゴイゴイスー」を披露したりと、バラエティー力でもファンを喜ばせた。



 最後のMCでは一人ずつあいさつ。これまでを振り返り、大粒の涙をこぼす姿もあった。



チェ・ヒョンソク「こんなに大きいステージに僕たちを連れてきてくれてありがとうございます。今、このステージに立てていることは当たり前だと思わないし、思っちゃいけないです。僕たちはこれからも謙虚な気持ちで頑張ります。また必ず帰ってきます。大阪で会いましょう。愛してます」



ジフン「みなさん、韓国語で感想を言ってもいいですか? (涙で頭が回らず)日本語が出なくてごめんなさい……。幼い頃から練習してきて、大きな会場で歌える歌手になれるか悩むこともありましたが、こうやって夢を叶えてくださりありがとうございます」



ヨシ「僕が見ている光景が本当に夢のようで、コンサートしながらずっと終わってほしくないなと思っていました。小さいときに京セラでコンサートを見て、自分もいつかこうなりたいと思い続けてきました。見ていた側から今、ここに立つ側になって、改めて感謝することも増えました。何年経っても、僕がおじさんになっても、おじいちゃんになっても僕はTREASURE MAKERの自慢のアーティストでいたいです」



ジュンギュ「11月からアリーナツアーがはじまって、みなさんのおかげでたくさんのステージに立ってきました。今日の京セラドーム公演を迎えるまでの期間、トゥメのみなさんと過ごす時間が本当に幸せでした。本当にありがとうございます。愛してます」



ユン・ジェヒョク「みんないろいろなところから来てくれていると思いますが、こうやって京セラドームで会えて本当にうれしいです。ありがとうございます」



アサヒ「大阪で生まれて、大阪で(ツアーを)締めくくれるのはとてもうれしくて。こうやってメンバーたちと一緒にいて毎日楽しいですし、TREASURE MAKERのみなさんと一緒にいて楽しいですし…毎日毎日が幸せです。より一層いい姿で戻ってこられるように頑張ります。あと、一緒に頑張ってくれたメンバーにも、メンバーの家族の方々にもすごく感謝しています」



ドヨン「トゥメのみなさん、今日は来てくださってありがとうございました。とても遠いところから来てくださった方もいらっしゃいますよね。今日来てくれたすべてのみなさんに感謝しています。ずっと元気で一緒にいよう! トゥメ、今日もやばかったねぇ~!」



ハルト「すごく幸せな思い出を作ってくださって、TREASURE MAKERのみなさん、本当にありがとうございました。(ドームのステージに立つという)僕のひとつの目標がかなった気がしてすごくうれしいです」



パク・ジョンウ「京セラドームのみなさんのパワーをもらって本当に胸が熱くなりました。僕たちの歌やステージを見てみなさんも同じ気持ちだったらうれしいです。これからもめっちゃ頑張りますので、いつまでも応援よろしくお願いします」



ソ・ジョンファン「みなさんのおかげで本当に楽しい時間を過ごせました。こんなに大きい京セラドームのステージに立てるのはTREASURE MAKERのみなさんがいたからです。これからもすてきな景色を一緒に見られるように、僕たちずっと頑張ります」



 「ファイト!」と声と手を重ねた10人はWアンコールまで完遂。全29曲をエネルギッシュに披露し、初のドーム公演、初来日ツアーを締めくくった。
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