『プリキュア』ヒロアカ感が話題 仲間を傷つけたくない…1人で戦う主人公に「デクじゃん!」「シンクロ率が高すぎる」

『プリキュア』ヒロアカ感が話題 仲間を傷つけたくない…1人で戦う主人公に「デクじゃん!」「シンクロ率が高すぎる」

 人気アニメ『プリキュア』の新シリーズ第20作目『ひろがるスカイ!プリキュア』(ABCテレビ・テレビ朝日系 毎週日曜 前8:30)の第5話が5日、放送された。ネット上では「ヒロアカのデクじゃん!」「プリキュアも昨日のヒロアカみたいなことやってる」などと話題になっている。



【動画】ヒロアカそっくり!1人で戦うソラちゃん 公開された『ひろプリ』映像



 第5話「手と手をつないで!私たちの新しい技!」は、近頃、怖い夢を見るようになったソラ(声:関根明良)。それは、ランボーグとのたたかいでプリズム(声:加隈亜衣)が攻撃を受けてしまう夢だった。



 その後、エル(声:古賀葵)といっしょに街に出てもうつむきがちなソラの様子を見たましろは「なにかあった?」と聞くが、ソラは「もう変身しないでほしい」と返し、夢の内容を打ち明ける。



 「エルを守るならひとりよりもふたりのほうがいい」と言い聞かせるましろに「もっと自分が強くなってひとりで守る」と言うソラ。そこに電車型のランボーグとともにカバトンがあらわれる。ましろをおいてひとりで変身し、ランボーグに立ち向かうスカイだったが…。



 大切な人を傷つけたくないという思いから1人で戦う選択をするソラ。現在放送中のアニメ『僕のヒーローアカデミア』の主人公デクも今、巨悪オール・フォー・ワン(AFO)を倒すための力である“個性”ワン・フォー・オールの継承者としての使命感と、周囲の人間を傷つけたくないという想いから、仲間から離れ1人で雄英高校を出ていき戦っている。



 それもあり、ネット上では「プリキュア、ヒーローの自己矛盾についての葛藤とかいう現行でヒロアカがやってることとシンクロしすぎている。恒例の喧嘩回とはいえ」「今日のソラちゃん昨日のヒロアカのデク見てるみたいなんだよなぁ デクも今みんなを巻き込みたくなくて1人で戦ってるんだよね」「今週のヒロアカとプリキュアのシンクロ率が高すぎる」「本当にスカイはデクと被るなあ…ヒーローは孤独…違う1人じゃないんだよ」などと反応している。



 なお、ソラとましろはその後、手をつなぎ仲直りして敵を倒し、ソラが今回の出来事を手帳に「ふたりはプリキュア」と書くシーンがあった。初代シリーズ『ふたりはプリキュア』(2004年放送)を連想させたことにも「初代オマージュが入ってるね~」「初代オマージュとか 最後の手帳に書かれるタイトルとか エモエモ回でオタク歓喜」などと話題になっている。



 『ひろがるスカイ!プリキュア』のモチーフは果てしなく広がる『空』で、テーマは『ヒーロー』。天空の世界「スカイランド」と自然に囲まれた「ソラシド市」、二つの都市を舞台に新たなプリキュアが活躍するストーリーが展開される。



 なお、今作「ヒーロー」をテーマにした理由について、田中昂プロデューサー(ABCアニメーション)は「プリキュアシリーズは『変身ヒロイン』という言葉で表現されることもありますが、今回、私たちはあえて『ヒーロー』をテーマに選びました」と告白。



 「『ふたりはプリキュア』からスタートしたプリキュアシリーズも20作目。多様に進化しながら、ひろがっていくプリキュアの歴史の中で変わらずに描き続けてきたこと、それは困難な道を自らの手で切り開き、先頭に立ってみんなを勇気づけてきた彼女たちの姿です。その姿を『ヒロイン』から『ヒーロー』として改めて捉え直したい、そういう思いでこのテーマを選びました」。



 「主人公の“ソラ”はヒーローに憧れを抱く女の子です。『ヒーローになりたい!』と願い、どこまでもひろがる青い空の先へ突き進みます。生まれ育った世界を飛び出し、“ましろ”やたくさんの仲間と出会うことで自分らしい『ヒーロー』を見出しながら成長していきます。そんな彼女を通じて『プリキュア』らしいヒーロー像を丁寧に描いていきたいと思っています」とし、「夢を見ること、あきらめないこと、人を許すこと、仲間を信じ前向きに頑張ること、そしてその瞬間を分かち合うこと…プリキュアシリーズが紡いできたヒーローとしての姿を、節目の年の集大成としてお届けいたしますので是非ご覧下さい!」と作品テーマに込めた想いを明かした。

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