批評家たちが絶賛した映画『 LEGO®ムービー 』がオススメすぎる!

批評家たちが絶賛した映画『 LEGO®ムービー 』がオススメすぎる!

皆さんも1度は触れたことがあると思われるレゴを題材にした映画『LEGO®ムービー』。本作は国内外の批評家たちに絶賛されたCGアニメーションです。『LEGO®ムービー』は、以前ご紹介した『くもりときどきミートボール』のフィル・ロードとクリストファー・ミラー監督コンビの2014年の作品となっています。


■アニメ『 LEGO®ムービー 』あらすじ

レゴで出来たブロック・シティに暮らすレゴのエメット。エメットはマニュアルに従って暮らしていましたが、ある日ひょんな出来事から世界を救う「選ばれし者」と思われて、世界統一を目論んでいる「おしごと大王」を阻止するために立ち上がる羽目になります。





 


■ストップモーション風CGでレゴを忠実に再現

レゴワールドのレゴは、全て実際のレゴを動かしているストップモーションアニメかの様に見えますが、全てCGです。

それにもかかわらず、サイドステップなど踏めやしないレゴならではの制限された動きや、水や煙、銃弾すらも実際に販売されている(あるいは「販売されていた」)レゴを使用しているかの様にCGで再現しています。


あるキャラクターの服には指紋までついているので、本当に芸が細かいです。


冒頭のブロック・シティの街並みや、序盤のエメットとワイルドガールの逃亡シーンは圧巻の一言。中盤以降もレゴらしさにこだわった絵作りには、ただただ感服です。


■「選ばれし者」の先にあるもの

本作の物語構造は監督の1人であるフィル・ロードが言及している通り、ウォシャウスキー姉弟の『マトリックス』(1999)と同じです。


『マトリックス』の主人公・ネオは救世主です。

『LEGO®ムービー』では、「選ばれし者」というキーワードが何度も出てきます。

しかし、どう見てもエメットは何者でもない普通のレゴです。


近年のマンガや映画は、「選ばれし者」が主人公である事がとても多いです。「秘めた才能を持っている」「強大な人物の子孫だった」という設定はよく見かけます。何かとは言いませんが、某週刊少年の人気キャラにも、そういった主人公が多いです。


我々、読者は彼らをただ「カッコいい」「羨ましい」「萌え」「尊い」と仰ぎ見る事しかできません。


本作では「選ばれし者」に関して、エメットは1つの答えを出します。その答えに大人はもちろん感動するでしょうし、子供にだって響くものだと思います。


■都合が良すぎるのには理由がある

物語が展開していく中で、都合が良すぎる展開がたびたび起きます。有名キャラが多数登場しています。バットマンに至っては本作の主要キャラクターです。しかし、それにも理由があるのです。


けれどそれを言うと完全なネタバレになるので、何も言えません!



 


『 LEGO®ムービー 』はレゴがワーワー動いている子供向け映画だと思ってスルーしてしまうには惜しい映画です。

とりあえず観てください!ものすごく完成度の高い映画です!


あと、ついでに『くもりときどきミートボール』も観てください!


(あにぶ編集部/イトウレイ)
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