熱血アニメ列伝その14 ハイパーオーラ斬りだぁ!『聖戦士ダンバイン』
台風が3個も発生して、その後からは夜の風とかが少し涼しくなってきた、そんなまだ残暑厳しい日々、皆様熱血アニメ見ていますか?(このパターン何回いけるかな……)
さて、前回までのこの列伝では、比較的「現実世界に則したあまり非現実的装置の無いアニメ作品」が続きましたが、今回はこの列伝を楽しみにしている方にはある意味、超王道の作品かもしれません。
それは、ガンダムなどで有名な富野監督の作品『聖戦士ダンバイン』です!
1982年に放送が始まった本作は、富野監督作品の中でもかなりの異色な存在と言っても過言ではないでしょう。時代背景なども含めて、その辺は後で語る事にして、まずはいつもの通り、あらすじから!
■ファンタジー世界の中で活躍するロボットオーラバトラー!『 聖戦士ダンバイン 』のあらすじ
異世界バイストン・ウェル。我々の住む地上とは異なる生態系の生物がたくさん存在し、身長30センチほどの「ミ・フェラリオ」などという妖精もいるような、そんなまさに「ファンタジー」の世界。
その世界の「アの国」の地方領主、ドレイク・ルフトはおのれの野望の為に、地上から三人の人間を召喚します。
この世界は、地上世界ほど科学技術が進んではいませんが、物語が始まる前に召喚された地上の人間がもたらした、この世界の生体エネルギー「オーラ力(ちから)」を利用したマシンの開発が成功した事で、独自の科学進化を遂げています。
その「オーラマシン」の一つ「オーラバトラー」。この、全高7メートルほどの人型機動兵器はそのオーラマシンの中でも絶大な力を発揮するモノでしたが、その戦闘力を発揮する為には、強い「オーラ力」が必要とされていました。
しかし、本来おだやかなバイストン・ウェルの人々は、オーラ力が強くありません(感情の起伏によってオーラ力は左右される、とされている為)。そこで、ドレイクが考えたのは禁忌とされている「地上人の召喚」でした。
強いオーラ力を持つ地上人を召喚する事で、自国の力をあげ、バイストン・ウェルの支配に乗り出そうと、ドレイクは考えていたのです。
そんなドレイクの考えの下、召喚された三人の地上人の中に主人公「ショウ・ザマ」はいました。18歳の日本人の青年の彼は、ドレイクが考えていた以上のオーラ力の素養があり、絶大な戦闘力を搭乗機ダンバインによって発揮します。
最初は何も事態が分からず、ドレイクの言うままに戦闘を行うショウ。しかし、ドレイクに反する「ニー・ギブン」の勢力の人間に、ドレイクの野望を聞かされ、ショウはギブン達の「反ドレイク」軍に身を投じます。
そして、異世界バイストン・ウェルにおいて、ロボットオーラバトラーによる激しい戦闘が始まるのでした。
以上が、『聖戦士ダンバイン』のあらすじです。
■最小クラスのロボットながら戦闘力は絶大!オーラバトラーの強さがこの作品の最大の魅力!
画像引用元:youtube.com
ダンバインの特徴は、当時、まだ1982年の放送という、今から軽く三十数年前という時代にあって、「ファンタジー物」の要素がロボットアニメでありながら、強く出ていた事でしょう。
特にダンバインの物語の中盤までは、完全に異世界「バイストン・ウェル」だけで話が進行するため、その特徴が顕著だと言えます。
現実世界にいない、恐竜のような生物、羽をはばたかせて、人間の周りで楽しそうに飛んでいる妖精「ミ・フェラリオ」達。そんな世界設定の中で、オーラバトラーという二足歩行の人型機動兵器が戦闘を繰り広げる。
今でこそ、そんな作品は当たり前のようになりましたが、当時はまさに「何という斬新な設定だ!」とファンを魅了したものです。
そんな画期的な本作品の、熱血的魅力のポイントとしては、まさにこの「オーラーバトラー」の強さ、と言って良いでしょう。
オーラバトラーは、ロボットアニメの中でも、かなりの小型サイズです。全長7m前後というサイズは、ロボットアニメの中でもかなりの小型の部類と言えます。
しかし、そんな小型の兵器でありながら、オーラバトラーの戦闘能力は絶大です。
後半、この物語は舞台を我々の住む地上世界に移します。その経緯は実際に見てもらうとして、地上世界でのオーラバトラーの戦闘力は本当に凄いのです。
まず、現代の地上の戦闘機の機動性を軽く凌駕する飛行性能。オーラ力がフルに発揮されたら、一都市が壊滅的なダメージを受けるほどの被害が出る攻撃能力。
そして、核攻撃にすら、オーラバトラーはその機体が発生させる「オーラバリアー」によって、耐えてしまうのです。
「オーラマシンには、オーラマシンでしか対抗出来ない」
というのは、ある意味でこの手のロボットアニメの王道展開ではありますよね。
よくSNS等であがる議題として「ロボットアニメで乗るなら何に乗りたい?」ってありますが、あくまで個人的にはオーラバトラーは乗りたいロボットの一つです。
あの小型の機体で、空を自由に飛びまわたい!そんな夢を描けるぐらいの魅力がオーラバトラーにはあると信じています。オーラバトラー、本当熱い存在です!
ダンバインをゲーム『スーパーロボット大戦』で知った人も、最近は特に多いのではないでしょうか?そして、このゲームの中で「避ける!高火力!バリアで防御力も高い!」という高スペックの為に、オーラバトラーが大好きという人も多い筈です。
しかし、その戦闘能力は、実際にアニメでも描写されている事は、実際に見てみないと分かりませんよね?是非、ゲームでしかダンバインの戦闘能力を知らない方は、その目で確認して欲しいものです。
(まあ、ちょっとゲームではスペック的なものがアレンジされているのも、認識する可能性はありますが。原作アニメの世界ではビーム兵器ない、とか)
■その目でしかと見よ!ダンバインのHDリマスター版がアニマックスで放送開始!
さて、色々と『聖戦士ダンバイン』の魅力を語ってきましたが、これを読んで「ああ、ダンバイン見てみたい!」と思った方も多いかもしれません。
バンダイチャンネル等の配信サイトでも気軽に見られるので、見られる環境の方は、是非見て欲しいところですが。
そんな本作品に関する、嬉しい情報が入ってきました。CSのチャンネルの一つ、アニマックスさんで、2016年9月から、HDリマスター版の放送が決定したのです!
何と、その放送日9月5日(月)に先がけて、ダンバイン好きを公言する美女タレント「市川紗椰」さんと、ダンバインの総監督「富野由悠季」さんとの対談番組が9月2日(金)23時半より放送されるそうです。
HDリマスターのキレイな画質でのダンバイン、是非皆さんも見てみてくださいね!
アニメで血を滾らせる!熱血アニメ列伝 シリーズ【好評連載中】
(あにぶ編集部/あすかつぐよし)
さて、前回までのこの列伝では、比較的「現実世界に則したあまり非現実的装置の無いアニメ作品」が続きましたが、今回はこの列伝を楽しみにしている方にはある意味、超王道の作品かもしれません。
それは、ガンダムなどで有名な富野監督の作品『聖戦士ダンバイン』です!
1982年に放送が始まった本作は、富野監督作品の中でもかなりの異色な存在と言っても過言ではないでしょう。時代背景なども含めて、その辺は後で語る事にして、まずはいつもの通り、あらすじから!
■ファンタジー世界の中で活躍するロボットオーラバトラー!『 聖戦士ダンバイン 』のあらすじ
異世界バイストン・ウェル。我々の住む地上とは異なる生態系の生物がたくさん存在し、身長30センチほどの「ミ・フェラリオ」などという妖精もいるような、そんなまさに「ファンタジー」の世界。
その世界の「アの国」の地方領主、ドレイク・ルフトはおのれの野望の為に、地上から三人の人間を召喚します。
この世界は、地上世界ほど科学技術が進んではいませんが、物語が始まる前に召喚された地上の人間がもたらした、この世界の生体エネルギー「オーラ力(ちから)」を利用したマシンの開発が成功した事で、独自の科学進化を遂げています。
その「オーラマシン」の一つ「オーラバトラー」。この、全高7メートルほどの人型機動兵器はそのオーラマシンの中でも絶大な力を発揮するモノでしたが、その戦闘力を発揮する為には、強い「オーラ力」が必要とされていました。
しかし、本来おだやかなバイストン・ウェルの人々は、オーラ力が強くありません(感情の起伏によってオーラ力は左右される、とされている為)。そこで、ドレイクが考えたのは禁忌とされている「地上人の召喚」でした。
強いオーラ力を持つ地上人を召喚する事で、自国の力をあげ、バイストン・ウェルの支配に乗り出そうと、ドレイクは考えていたのです。
そんなドレイクの考えの下、召喚された三人の地上人の中に主人公「ショウ・ザマ」はいました。18歳の日本人の青年の彼は、ドレイクが考えていた以上のオーラ力の素養があり、絶大な戦闘力を搭乗機ダンバインによって発揮します。
最初は何も事態が分からず、ドレイクの言うままに戦闘を行うショウ。しかし、ドレイクに反する「ニー・ギブン」の勢力の人間に、ドレイクの野望を聞かされ、ショウはギブン達の「反ドレイク」軍に身を投じます。
そして、異世界バイストン・ウェルにおいて、ロボットオーラバトラーによる激しい戦闘が始まるのでした。
以上が、『聖戦士ダンバイン』のあらすじです。
■最小クラスのロボットながら戦闘力は絶大!オーラバトラーの強さがこの作品の最大の魅力!
画像引用元:youtube.com
ダンバインの特徴は、当時、まだ1982年の放送という、今から軽く三十数年前という時代にあって、「ファンタジー物」の要素がロボットアニメでありながら、強く出ていた事でしょう。
特にダンバインの物語の中盤までは、完全に異世界「バイストン・ウェル」だけで話が進行するため、その特徴が顕著だと言えます。
現実世界にいない、恐竜のような生物、羽をはばたかせて、人間の周りで楽しそうに飛んでいる妖精「ミ・フェラリオ」達。そんな世界設定の中で、オーラバトラーという二足歩行の人型機動兵器が戦闘を繰り広げる。
今でこそ、そんな作品は当たり前のようになりましたが、当時はまさに「何という斬新な設定だ!」とファンを魅了したものです。
そんな画期的な本作品の、熱血的魅力のポイントとしては、まさにこの「オーラーバトラー」の強さ、と言って良いでしょう。
オーラバトラーは、ロボットアニメの中でも、かなりの小型サイズです。全長7m前後というサイズは、ロボットアニメの中でもかなりの小型の部類と言えます。
しかし、そんな小型の兵器でありながら、オーラバトラーの戦闘能力は絶大です。
後半、この物語は舞台を我々の住む地上世界に移します。その経緯は実際に見てもらうとして、地上世界でのオーラバトラーの戦闘力は本当に凄いのです。
まず、現代の地上の戦闘機の機動性を軽く凌駕する飛行性能。オーラ力がフルに発揮されたら、一都市が壊滅的なダメージを受けるほどの被害が出る攻撃能力。
そして、核攻撃にすら、オーラバトラーはその機体が発生させる「オーラバリアー」によって、耐えてしまうのです。
「オーラマシンには、オーラマシンでしか対抗出来ない」
というのは、ある意味でこの手のロボットアニメの王道展開ではありますよね。
よくSNS等であがる議題として「ロボットアニメで乗るなら何に乗りたい?」ってありますが、あくまで個人的にはオーラバトラーは乗りたいロボットの一つです。
あの小型の機体で、空を自由に飛びまわたい!そんな夢を描けるぐらいの魅力がオーラバトラーにはあると信じています。オーラバトラー、本当熱い存在です!
ダンバインをゲーム『スーパーロボット大戦』で知った人も、最近は特に多いのではないでしょうか?そして、このゲームの中で「避ける!高火力!バリアで防御力も高い!」という高スペックの為に、オーラバトラーが大好きという人も多い筈です。
しかし、その戦闘能力は、実際にアニメでも描写されている事は、実際に見てみないと分かりませんよね?是非、ゲームでしかダンバインの戦闘能力を知らない方は、その目で確認して欲しいものです。
(まあ、ちょっとゲームではスペック的なものがアレンジされているのも、認識する可能性はありますが。原作アニメの世界ではビーム兵器ない、とか)
■その目でしかと見よ!ダンバインのHDリマスター版がアニマックスで放送開始!
さて、色々と『聖戦士ダンバイン』の魅力を語ってきましたが、これを読んで「ああ、ダンバイン見てみたい!」と思った方も多いかもしれません。
バンダイチャンネル等の配信サイトでも気軽に見られるので、見られる環境の方は、是非見て欲しいところですが。
そんな本作品に関する、嬉しい情報が入ってきました。CSのチャンネルの一つ、アニマックスさんで、2016年9月から、HDリマスター版の放送が決定したのです!
何と、その放送日9月5日(月)に先がけて、ダンバイン好きを公言する美女タレント「市川紗椰」さんと、ダンバインの総監督「富野由悠季」さんとの対談番組が9月2日(金)23時半より放送されるそうです。
HDリマスターのキレイな画質でのダンバイン、是非皆さんも見てみてくださいね!
アニメで血を滾らせる!熱血アニメ列伝 シリーズ【好評連載中】
(あにぶ編集部/あすかつぐよし)